日々の出来事

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遺体を焼いてきました

2010-01-04 22:27:09 | Weblog
14時から立ち会いで、愛猫みいやの遺体を焼いてきました。
元旦の夕方に亡くなってしまい、お別れをしてお花を備え焼き場に家族皆で行きました。
お経をあげてもらい、最後のお別れをして火の中に入って行きました。

触ってやるといつもの毛並みの感触がありましたが、冷たく固くなった遺体は、
家族の死を実感させるのに十分でありました。
きれいな死に顔で焼却機に入って行きました。

なぜかその機械の手前に白い猫が動かないで横たわっていました。
焼き場の方に聞いたところ、ノラ猫ちゃんで弱っており、
橋脚機の前が暖かいからそこにいて動かない・・・、
とのことでした。
頭を触れば動くのですが、一見亡くなって呼吸もしていないように見えたのです。

40分くらいで焼き上がりました。
家族で骨を拾い、持って行った陶器に納めて帰ってきました。
今は自宅の猫階段に安置しています。
昨晩の急患3件は、みいやのこともあって、真夜中にもかかわらず診察しました。
助かる命は助けてあげたいと思ったからです。
動物を家族として扱うことの難しさ、別れの辛さ、
そして何よりなぜ獣医師になろうと思ったのかの原点を思い出させてくれました。

みいや(ん)、今まで10年間、ありがとう。
安らかに眠っていいよ。
時が来たら、後から俺も行くからね。
しばしの別れだ!




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