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ノミ・蚤・のみ

2009-06-08 22:58:52 | Weblog
新潟も暑い日が増えてきました。ノミのシーズン到来です。
ノミは散歩に出かける犬や、外に出る猫には普通に寄生してきます。
また厳密には冬でもノミは生きているため、年間を通じて寄生してくる可能性があります。

さすがに新潟の冬はきついですから、冬場にノミが寄生してくることは稀です。
それでも室内が暖かいせいか、冬でも怪しいな、と思わせる症例はあります。
外で待ちかまえていて、動物が近寄ると体温や息に反応して飛び、犬猫の皮膚にくっつきます。
血を吸うことでノミの唾液が皮膚に付いたり侵入したりします。
これが繰り返されると体側がアレルギーのなってしまい、少量の寄生でもひどい症状になることもあります。

ノミは食いつくだけでなく。条虫という寄生虫も媒介します。
またペストという恐ろしい伝染病や、猫ひっかき病と言われる人の病気の病原体を運びます。
人もノミにくわれますから、こういう病気にかかりえます。

もはやノミの予防は今や常識であり、共同生活のマナーといってもよいでしょう。
動物病院に来る意識の高い方々の多くは、「うつさない・うつされない」の常識をご存知なので、
ノミの予防剤を使用している方が多いですね。
今からでも遅くありませんので、予防を早々に始めて欲しい、というのが獣医師の願いです。
ちなみに民間療法(?)のハーブは効きません。
忌避作用はあるようですが、効果は疑問大です。
きちんと医学的根拠がある製品を利用しましょう。










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