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勤務獣医師を育ててください

2013-03-15 07:47:53 | Weblog
おはようございます。
普段、朝にブログを書くことはないんですが、
早朝からMacBook Pro の設定を直していたので、記入します。
朝から玄米茶を飲んで、脳内覚醒状態であります。

四月からは、勤務の獣医師が二名増員されます。
一人は既卒の女性獣医師、もう一名は新卒の男性獣医師(免許取得予定)です。
今日の10時に、獣医師国家試験の合格発表が農林水産省であります。
真面目な方なので、国家試験は大丈夫だと思います。
合格して四月から勤務してくれるでしょう。

勤務の獣医師を置くことで、四月からは休みなく診療を続けていけると考えています。
一人で年中無休の診療は、実際にはできません。
家の予定や体調やセミナーの有無で、かなりの影響を受けます。
親類の結婚式はまだ計画がたちますが、葬式関連は突発しますから、
臨時休診を余儀なくされる場合がありました。

それでも昨年は、限りなく年中無休に近い状態で診療を継続してきました。
お盆や年末年始も例年通りにやり続けました。
これは私の獣医師としての信念です。

「(私でなくても)獣医師に必ず診てもらえる体制を作る・維持する」

これは獣医師を志した時からの私の理想です。

時間外の夜間救急動物病院を作ろうという動きがあり、
私も可能な範囲でご協力したいと考えています。
でも、「自分の患者さんは自分で診る」
そういう気持ちも相変わらず強く保っています。

四月からは、時間外診療の体制が強化されます。
「院長でなくちゃダメ・・・」という方も多いのですが、
不在の院長より、真面目な新人と割り切っていただけたらと思います。
基本からキッチリと教え、育てていきます。
まともな獣医師が育つのは、私が教える場合に自分の

   「思考や技術論を語れるから・・・」

からだと思っています。

過去に勤務し、独立して行かれた獣医師の方々を見れば、
きちんとトレーニングすればきちんと育つのは明らかです
(それで育たない方は臨床獣医師としてのセンスが無いのでしょう)。
飼い主の皆様には、長い目で新人の獣医師を「育ててあげて」いただけたらと考えます。

次世代の獣医師が育つことで、地域社会の動物医療がより良くなっていく、
熱いハートが引き継がれていく、と信じています。