日々の出来事

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またまた子宮蓄膿症・・・

2012-01-03 23:42:33 | Weblog
昨晩お電話いただき、今朝来ていただいた初診のワンちゃん。
想定通り、「子宮蓄膿症」でした。
またか・・・、というのが正直な感想です。

すでに時間がたっているようで、腎機能の低下が確認されています。
肝臓などにも悪影響が起きていました。
柳田先生が全体をきちんと検査して確認してくれました。
状態がはっきりしましたので、明日手術となる予定です。

何故、不妊手術をしていなかったのでしょうか?
飼い主さんのお考えか、単なる知識不足か、獣医師の説明不足か・・・。
なってしまったものは責めることはできません。
獣医師からの十分な説明があり、ご家族の納得が得られれば不妊手術が行なわれていたでしょう。
それが何らかの理由で達成されなかったため、よくある子宮蓄膿症がまたまたおきて、
危険な状態でのリスクのある方法を取らなければならないのです。

動物病院や獣医師側から、十分な説明はされていたのでしょうか?
発生率が高く、予防することが可能な代表的な疾患なのですね。
この病気が来るたびに、獣医師としての心が痛みます。