日々の出来事

当院の出来事を紹介します

点滴ポンプが足りないな・・・

2011-11-18 11:25:23 | Weblog
退院と入院が繰り返された結果、昨晩は入院が20頭いました。
全員が点滴の適応ではないものの、点滴の必要な子がけっこういます。
絶対外せない・・・心臓病の犬や猫、腎不全の猫もいます。

人間なら、循環器の異常がなければ、数時間で500mlのバッグ一本・・・、
などという点滴の仕方も可能でしょう。
「無くなりました」とナースコールで声かけしてもくれます。
しかし小動物ではそれは無理です。
大半は小型の犬や猫であり、正確に安全に点滴するにはポンプの使用が必須です。
速すぎる点滴は、肺水腫を起こして命にかかわる可能性があります。
必ず、正確に一時間あたり○○ml と点滴しなくてはならないのです。

動物の医療の方が、人間の医療より手間がかかるケースはたくさんあります。
レントゲン撮影でも、自ら機械にはまって耐えてはくれないわけです。
必ず保定(押さえる)者が必要となります。
「吸ってえ~・息を止めて・カシャ」・・・ということは動物病院ではあり得ないですね。

点滴ポンプがないと実際困るので、追加発注してしまいました。