日々の出来事

当院の出来事を紹介します

時間外診療について

2006-01-12 23:18:22 | Weblog
私共の病院では、時間外の連絡先として携帯電話を利用していただいています。学会のため県外へ出張していたり、県内での様々な勉強会に参加していて獣医師が病院に不在の場合でも、全く連絡がつかないという事態はほとんど避けられていると考えています。すぐに電話に出られない場合は折り返しかけなおさせていただいています。これは院長がまだ駆け出しの勤務医だったころ、日曜の夜だったこともあり、勤務先の他の獣医師たちともうまく連絡がつかないという事態の中、患者さんである動物がどこの動物病院にも連絡がつかないで亡くなってしまった、という苦い経験をもっているからです。その事を知ったのは、翌月曜日に出勤して飼い主さんから連絡をもらった時です。勤め先の院長も出掛けており、携帯電話が普及し始めたころでした。それ以来、全く連絡がつかない事態は避けようと思い、開業してからは診察券に携帯電話の番号を載せました。たまに24時間対応だと勘違いする方もいて困るのですが、本当に困った時は利用していただいてもいいと思います。ただし
「1週間前からかゆいんですが・・・」なんていうのはだめですよ。

ボランティア活動

2006-01-12 22:45:29 | Weblog
私たちは通常の診療業務の他に、いくつかのボランティア活動にも関わっています。老人ホームへ伺って行なう『ふれあい訪問活動』、小学校へ伺って行なう『ふれあい訪問教室』、小学生への飼育指導・講演や新しい飼い主を捜す動物愛護協会の活動などがあります。どれも診療の合間をぬっての活動であり仲間たちとの役割分担がありますから、けっこうたいへんではあります。知識を高めたり技術を磨くことは当たり前に大切だと思いますが、それだけではいけないとも感じています。やはり他人様に喜ばれたいし、プロとして協力したいこと言いたいこともある。こういうことは、やはりお金の問題ではないのですね。HAB(ヒューマン・アニマル・ボンド:人と動物の絆) がそこに存在しているか・・・、これが大切なんだと痛感する機会でもあるのです。