詰将棋をご存じでしょうか。王手の連続で玉を詰めるゲームです。その最短手数が三手詰めです。でも、攻め方は一手目と三手目の2回しか攻めません。今回採り上げる問題も2回のロジックで解けるので、紛らわしいけれど「三手詰め」としました。(勝手ながら連チャンは手数に含めて居りません)下の図がその問題です。
質問箱で次の一手を教えて下さいとありました。解き易くします。
二人の方が回答されていました。お二方とも次の一手としては正しい回答でした。でも、私の解き順は違ったので以下に記します。しかし、ご覧の方も下図を見る前に10分位考えてみてください。予告のヒントを思い出して。
次の一手は奇数個連鎖です。5から左へ強・強・強・強・強・強・弱で☐の5が確定します。不思議に思う方は、5を確定させて進めてみてください。強リンク(二択)ですから一つ置きに確定します。そうすると5が入り矛盾が生じます。
5で進めて、
6で進めて、
1で進めて、
4で進めて、
8で進めて、
7で進めて、
1で進めて、
二回目のロジックの二国同盟です。この二国同盟が実に惜しいのです。これ無しで9が確定していたら、「一手詰め60連チャン」でしたのに!
9で進めて、
2で進めて、
3で進めて、
8で進めて、
2で進めて、
1で進めて、
4で進めて、
6で進めて、
9で進めて、
4で進めて、
2で進めて、
1で進めて、終わりまで。
正解です。
如何でしたでしょうか。恐らくこの問題は「世界一単純な難問」でしょう。
次回も質問箱からです。仮置きしないと答が出ないと回答された問題二問です。
第一問
第二問
どちらも解けますので、挑戦してみてください。
ご覧いただきまして有り難うございました。