ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

「Xの焦点」

2018-08-09 17:58:01 | ブログより

本日解くのは、この作家唯一の対角線ナンプレで、名付けて「X(ペケ)の焦点」です。松本清張の作品みたいでしょう。ただし、この呼び名は私が勝手に浸けたもので、決して公に通用するものではありません。このブログ内の呼び名です。以降の記事でも同じです。

        

点対象で、かざぐるまみたいで、焦点に入る数字は何でしょうか。 とりあえず解き易くします。

        

進めて、

        

右側ユニットで、2はで4と8と各々一回同居で、4と8は同種です。また、で2は8と同居しないので、2と8は異種です。しかしこれはどちらかは「誤りです。どちらが誤りとしても、2と4は異種になります。

        

2と4は一回同居です。が入るとが入り、が入るとが入ります。従って、は削除されます。

        

左上からの対角線で、5はまたはに入ります。そして、右上からの対角線ではまたはに入ります。従って、は削除されます。

        

に5が入りますと、右上からの対角線から5が消えてしまいますので、に5は入れません。

        

またはに必ず5が入りますので、は削除されます。

        

進めて、

        

「Xの焦点」は5でした。左側ユニットで、4はで8と一回同居なので、4と8は異種です。また、で4は6と一回同居なので、4と6は異種です。(で4は2と一回同居するので、6は入れません)しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても、6と8は異種になります。異種は一回同居ですので、が入ります

        

中央ブロックの9について、に9が入るとに9が入り、に9が入るとに9が入ります。また、に9が入るとに9が入ります。従って、のどちらかには必ず9が入りますので、は削除されます。

        

二国同盟で、

        

左側ユニットで、7はで4と同居しないので、7と4は同種です。また、で7は8と一回同居するので、7と8は異種です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても4と8は同種になります。同種は同居しませんので、は削除されます。

        

進めて、

        

右上からの対角線ではに2が決まっているので、が削除され、左上からの対角線だはに2が決まっているので、が削除されます。

        

下段ユニットで、9がに入ると6はに入り、9と6は一回同居で9と6は異種です。また、に9が入ると2と一回同居で、9と2は異種です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても6と2は異種になります。

        

2と6は一回同居ですので、またはに6が入ります。ルートに入ります。従って、は削除されます。

        

6がに入ると5と一回同居で、6と5は異種です。--これをAとします。

        

6がに入ると9と一回同居なので、6と9は異種です。--これをBとします。しかしAとBはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても5と9は異種になります。異種は一回同居するので、が入ります。

        

進めて、

        

さらに進めて、

        

左上からの対角線でが確定します。。

        

進めて、

        

右上からの対角線でが確定します。

        

進めて、

        

上段ユニットで、2はで8と同居しないので、2と8は同種です。(には6と9が決まっているので、2と8は同時に入れません。)また、で2は5と一回同居なので、2と5は異種です。しかしこれはどちらかは誤りです。どちらが誤りとしても8と5は異種になります。異種は一回同居するので、が入ります。

        

進めて、

        

三国同盟で、

        

進めて、

        

さらに進めて、

        

左上からの対角線でに3が決まりましたので、は削除されます。

        

進めて、

        

右上からの対角線でに8が決まったので、は削除されます。

        

進めて、

        

右上からの対角線でに7が決まり、左上からの対角線でに7が決まったので、は削除されます。

        

進めて、

        

        さらに進めて、

        

残るは上段ユニットのみです。

        

正解です。 

 なんとか解けました。対角線という条件は、攻め方にとっては都合の良い武器なのでしょう。でも疲れます。

 

次回でこの作家の作品は終わりにします。恐らく現時点で一番の難問でしょう。わたしはこの作品に「解けたら奇跡」という作品名を付けました。次の図がそれです。

        

二日間で二つの数字を確定させることが出来た方は、超上級の実力が有ると思って良いでしょう。一つでもよろしいので、挑戦してみてください。

 

ご覧いただきまして有り難うございました。