俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

幸せはどこにある

2012-01-29 00:31:49 | 今日この頃
今週のR25の巻末コラム「空は、今日も、青いか?」を読んだ人はいますか?
今回はEUの財政問題と日本の増税の話を書いていたのですが、
実に砕けた感じでよかったと思います。

今後大きく成長することなんて万に一つもない社会にたしかに希望はないのだけども、
高度成長時代が幸せだったかといえばそうでもないんじゃないかという話をしていて、
なぜなら僕らにはこんなに進んだデジタル機器に囲まれ
すぐにでも文化的なものを手にすることができる…
っていう話を石田衣良はしていたのだけど、僕も確かにそうだなぁと思う。

僕からするとですよ。R25ど真ん中世代としては、
今後給料なんか増える見込みのない社会にあって、
きっと今が一番経済的に豊かかもしれないなぁと思っています。
年をとればとるほど僕らみたいな社会に依存して生きてる人間はもろに影響を食らって、
これまでしっかりお勤めしてきたんだからどうにかしてください!といっても時すでに遅し、
僕らの甘い期待なり、希望を受け止められるだけの力を社会は残しているはずがない。

でも我々の世代はそういう社会に不満はあれど、
だからといって今の生活に不満があるかといえば
そんなに不満がなくて、わりかし満足している変態種族なんでしょ?

うむ。かくいう僕もいまの生活には満足しきっている。
社会情勢は面白くないけど、今の生活がそれなりに続くのは悪いと思ってはいない。
そう。かなり文化的な生活をしているわけである。パソコンやテレビを通して、
ニュース、新聞記事、小説、漫画、アニメ、芸能、なんでも手に入る。
そんな状況で結婚して家庭を築くことが魅力的かっていうと、やっぱそうじゃないよなぁと思う。
社会がどんなに終わっていてもそれなりの給料がもらえていて、
パソコンとネットがあれば生きていける(何。
一人で生きていくには十分すぎる環境が整いすぎているといっても過言ではない。

いやはや。なんて絶望的で享楽的な国なんだ!

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