俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

コラム

2007-12-21 11:37:14 | 社会問題
今週のR25『空は、今日も、青いか?』は良い文章だった。一見ぐだぐだした文章に思えなくもないが、読んでいくにつれ嫌みではない警鐘が伝わってくる。今年最後というところでこういった文章がでてくるところが作家・プロなんではないかと思った。残念ながら現在はネットで読めないので、R25を探して読んでみてほしい。正直、それ以外読むところはない。

嫌みでないところが大切。大切というか、書くとなれば非常に難しい。一般誌でも一般紙でもそうだけれども、嫌みというか上から目線というか状況に対する筆者の距離感が異常にある文章には出会う。たいてい私たちが書く文章も嫌みったらしいか、押しつけがましい感じのものが多い。なんだかねー、結局他人ごとだと考えてるからだろうな…というのも私たちにはいわゆる正義感や倫理観がそれなりに備わっているから、物事の善悪は感じ取るわけですね、個人個人で差はあれど。そこで思考が停止して終わると文章が押しつけがましいわけですよ。なにをかしこまるか、一般的な正義感・倫理観においての提言でしかないわけ。

そこで私は思ったんです。こういった文章、つまりはコラムっていうのは、願いや期待を込めないといけないのだろうと。慈しみや慰め、励ましといった気持ち。批判するんではなく、提言するんではなく。状況は批判するんではなく、状況は受け止めるべきものであって認めてあげるところなんだと。そんなことをR25を読んで思いました。

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