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ベイエリア独身日本式サラリーマン生活

駐在で米国ベイエリアへやってきた独身日本式サラリーマンによる独身日本式サラリーマンのための日々の記録

Marinated beef Tapa

2016-08-13 12:02:34 | 食材
Marinated beef Tapaはフィリピン料理の食材だ。和訳するとおそらく“Tapa 味にマリネされた牛肉”となるだろう。Marinated beef Tapaはフィリピン系のスーパーマーケットであるSeafood Cityに売られている。このSeafood Cityというスーパーはサウスサンフランシスコ市にあって、魚介類の新鮮さもさることながらフィリピン系の食材も豊富で、フードコートにも面白そうな惣菜が並ぶ。このSeafood Cityの規模と賑わいを目にすると、普段の生活ではなかなか出会うことのないフィリピン系の人々が、実はかなりの勢力でベイエリアに暮らしていることがわかるだろう。

この食材の特長は以下の通りだ。参考にしてもらいたい。

①売ってある場所
お店の一番奥が鮮魚コーナーと精肉コーナーになっている。精肉コーナーは奥の右手で、鶏豚牛の様々な部位や成分が堂々と並べられているので、逆に食欲が失せてしまう神経質な独身日本式サラリーマンもいるかも知れない。Marinated beef Tapaはその区画の島式の冷蔵棚の端に、ビニルのパックに梱包された状態で売られている。Tapa味の他にいくつかの味でマリネイティッドされてある豚や牛と一緒に並べられているのだ。

②見た目
褐色のタレ(おそらくこれがTapa)に漬込まれた牛肉はすでに調理されたかのような色をしているが、そのままでは食べられない。もしかしたら、売れ残って廃棄になりそうな牛肉を急いで漬込んで売っているのかも知れない。1パウンド5ドル程度の格安であることもそうした疑いを掻き立てられる。しかし、肉は傷みかけが最も旨いとされていることを知っているグルメ通の独身日本式上流サラリーマンにとっては、それこそが食欲を掻き立てられる要素になるだろう。

③正しい調理方法
既に味付けされているため、少量の油と共にフライパンで炒めるだけだから、独身日本式サラリーマンにも簡単に調理できる。ただしここで正しい調理方法を記しておく。
1.切る 
すでに薄く切られているので日本人に合う形状になっている。しかし1枚が大きいので細かく切ることだ。
2.両面十分に焦げるまでしっかりと炒める
これがとても大事だ。
このとき大量の水分が出てくるので、そのまま放置してしまうと“炒める”というより“煮る”という状態になってしまい、いつまでたっても焦げ目が付かず、水っぽく仕上がってしまって、味が悪い。よってキッチンペーパーで水分を小まめに取ることが非常に重要である。

④味
ベースは塩味。十分に炒めることで油も落ちており、肉はしっかりとした歯ごたえ、そして味はサッパリとしている。カイワレやキャベツなどの生野菜と一緒にポン酢をかけても美味しいだろう。ビールにも焼酎にもぴったりだ。

1パックに500g程度入っているから、一気に炒めて半分はタッパーに入れ、翌日に食べよう。また、アメリカのアパートメントの火災報知器は感度が非常に良いので、このMarinated beef Tapaを十分に焦がす間に反応してしまうかも知れない。その止め方を予め調べておかないと、隣人を不安にさせる。

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