まるみのあっちこっち巡り

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国宝の石水院から眺める紅葉は格別 高山寺

2023-02-14 00:42:55 | お出かけ 近畿



鎌倉初期の優美な建築で知られる
国宝の石水院をとりまくように色づく
高山寺の紅葉に皆、うっとりと
時を止めてしまいたくなるでしょう。







明恵上人の唯一の遺構である石水院。
上人が後鳥羽上皇より学問所として賜った建物。
鎌倉初期の寝殿造の面影を残す建造物、
国宝に指定されています。







明恵上人が敬愛した善財童子像が置かれています。
ご覧になったかたも多いのでは?







境内が国の史跡に指定、「古都京都の文化財」として
世界遺産に登録されている古刹である
高山寺の創建は奈良時代の774年と伝えられます。







京都市街北西の山中に位置する栂尾は、
高雄・槇尾とともに三尾と呼ばれ、
ともに紅葉の名所として知られますが、
三尾のうち一番上流に位置するのが高山寺です。







高山寺中興開祖である明恵上人は、
華厳宗興隆を実践し、その徳行は
皇族・公卿・武士の要人及び民衆など
多くの人々の信仰を集めたのです。

動物を擬人化した有名な
「鳥獣人物戯画絵巻」の模写を展示しています。







開山堂

明恵上人は禅堂院で晩年を過ごし、入寂。
明恵上人坐像が安置され、御影堂信仰が成立。
建物は室町時代末に焼失しましたが、
江戸時代にこの開山堂が再建されました。







日本最古の茶園としても知られる高山寺。
明恵上人は、栄西禅師から中国より持ち帰った
茶種を贈られ、栂尾の山内で栽培。
この茶が宇治へと移植されたのが宇治茶の起こり。







金堂

室町時代に焼失した金堂を1634年に
仁和寺古御堂を移築したものと伝わります。
釈迦如来像を本尊としています。







閑静な佇まいの山寺がにわかに華やぐ
紅葉の季節に訪れることができ、
貴重な時間を過ごすことができました。

京都府京都市右京区梅ケ畑町2

2022.11.18


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