2008年に初演された傑作ブロードウェイミュージカルの映画化。
NYの片隅に取り残された街ワシントンハイツで、
夢に踏み出そうとする若者たちと人々の絆の物語。
従来スピーカーでは再現できなかった正確な音域での
上映であるodessa theatreのシアターで鑑賞。
ラテン音楽をベースにラップを取り入れたメロディに
1シーン540人のダンサーで贈る圧巻の群舞、
映画館に足を運ぶべき作品の一つです。
舞台は、中南米系移民が多く住むワシントン・ハイツ。
移民に対する根深い差別が残っていることなど、
厳しい現実に直面しながらも夢を追う。
自らの祖国、自分に流れる血を誇りに思い、
今生きるこの場こそが私の祖国。
アンソニー・ラモスの人を惹きつける柔らかな笑顔が
外国客船に乗船するとクルーは中南米の人が多いですが、
乗客を楽しませようと笑顔で接してくれたクルーたち、
彼らも同じ想いで仕事をしていたのかと思います。
カリブ海クルーズに、また行きたくなってしまいました。
監督:ジョン・M・チュウ
出演:アンソニー・ラモス/メリッサ・バレラ/
コーリー・ホーキンズ/レスリー・グレイス
2020年/143分/アメリカ
ヒューマントラストシネマ渋谷
2021.9.29
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