まるみのあっちこっち巡り

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ミキモト真珠島 御木本幸吉記念館

2016-08-27 18:54:09 | お出かけ 近畿


ミキモト真珠島は、鳥羽湾に浮かぶ島全体が
真珠のパピリオンで、海沿いの遊歩道や和風庭園、
見晴台から行き交う船を眺めたり、
野鳥の森などもあってゆっくり楽しめます。







しかし、2月の旅ですから建物の中が快適です。

御木本幸吉氏の生家はうどん屋「阿波幸」
それを復元したそうです。







早くから1杯8厘のうどんでは身代を築くのは無理と
うどんを茹でながらも考えていたのでしょうか。

14歳で家業の傍ら青物の行商を始め、
イギリスの軍艦・シルバー号へ青果や卵を
売り込むのに成功したりと類まれな商才と向上心と
社交性をも持った人だったようです。







世界の装飾品市場では、天然の真珠が高値で取引されて
海女が一粒の真珠を採ってくると高額の収入を得られ、
志摩ばかりでなく全国のアコヤ貝は乱獲により
絶滅の危機に瀕していたいたそうです。






そこで真珠と真珠貝の養殖に着手するも容易ではなく、
これがダメなら諦めようと考えていたところ
実験中のアコヤ貝の中に半円真珠が付着している貝を発見!
発見したのは苦労を共にした奥様ですが、
その後32歳の若さで亡くなってしまいます。

しかし、発見からがさらに大変だったようです。







成功にとどまらず、真珠を宝石市場の中心に位置させる為の
あらゆる努力を惜しまず実業家として大成功。
養殖真珠を日本の重要輸出品にまで高め、
〈ミキモト・パール〉を世界に知らしめたのです。







人間は運と知恵だけでは成功しない。健康が大切だ

大きな夢を育み、結実させた人物の言葉は重いです。
御木本幸吉氏の人物像がよくわかる記念館でした。







ゴージャスな真珠のパピリオンと思っていましたが、
真珠に人生のすべてを賭け、郷土を愛した人物を
知ることができたことが、次の鳥羽の旅で
さらに感動的なシーンになったと思えたのです。

入場料金:大人1500円 小・中学生750円
アクセス:JR・近鉄鳥羽駅下車 徒歩約5分

三重県鳥羽市鳥羽1-7-1

2016.2.6

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