じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

BISON

2011-09-24 | イタリアン・フレンチ
最近、札幌の大通近辺ではピッツェリアが増えたような気がします。

それも、ちゃんと窯に薪をくべて焼く本格派の店ばかり。

オーブンで焼くのとは違って、薪の香りが香ばしく、美味しいんですよね。

で、そんな新規オープンの店の中でも、どうやら一番注目されている店「BISON」へ。

ここは恵庭市にある、あの「CERVO」の姉妹店らしいのです。

「CERVO」と言えば、「真のナポリピッツァ協会認定店」として有名。

あの大泉洋さんも絶賛していて、連日大混雑という店です。

その店の姉妹店なら…行かないわけにはいかず。
(^_^;)

お店は大通エリアですが、ちょっと目立たない路地にあります。創成川にも程近い位置。

中に入ると天井も高く開放的。

カウンターに座ると、スチール製のメニューを渡されました。これが中々重い。店の看板や内装も、何気に武骨なイメージとお洒落な雰囲気が同居してる感じです。

ピッツェリアとは言え、ピッツァ以外の料理も充実。

一枚目の写真は前菜の盛り合わせ。

生ハム、カポナータ、イカとアスパラのマリネ、カルピオーネ等、六種ぐらい。

これが普通に街中のイタリアンで出るようなクオリティの料理ばかりで、ここは決してピッツァだけの店ではないと思い知りました。

で、お店の中央にはコレが。スタッフの方に許可を頂いてから撮らせていただきました。

窯。でかい。

普通はタイル張りとかにするんでしょうけど、ここは真っ白。パチパチと薪の燃える音が店内に響きます。

職人さんが木箱から御供え餅のようなツヤツヤした生地を取り出し、見事な手さばきで薄く伸ばし、具材を載せたら、柄の長い巨大なしゃもじのようなもので窯へ。

そのまま、しゃもじ(?)でピッツァを回しながら焼き加減を調整。あっという間に焼けます。

この一連の仕事の仕草がカッコいい。

華麗でスタイリッシュ。見とれてしまいました。

で、お待ちかねの…

ピッツァD.O.C。

甘いミニトマトに、水牛の乳で作ったモッツァレラチーズ、バジリコとシンプルなピッツァ。

ピッツァはシンプルな方が旨い。と言うか、日本の宅配ピザなんかは、恐らくはアメリカンスタイルのピザなので、それとは別物。

薪の香りもして、その香ばしさが食欲をそそります。

一気に焼くせいか、生地も外側はパリッとしていて、噛むともっちり。ミミが旨いですね。

モッツァレラも、本来は水牛の乳で作るものとのことで、そのチーズを使ってますので、かなり本場の味に近いらしいです。

僕はナポリには行ったことないですけど、カウンターの横に居た男性が何度かナポリでピッツァを食べたらしく、その男性が「これは本場の味」と言っていたんで、たぶんそうなんでしょう(笑)

とは言え、まさに目の前の釜から出てきた焼きたてのピッツァが、そのままテーブルに運ばれるんですからたまらないですよね。醍醐味あります。

一気にピッツァを食べたところで、スタッフの方が、実はパスタも自慢だと。

色々見せてくれました。見慣れない形のパスタばかりでした。

で、一通り説明をしてくださいまして、その熱意と、自分の食欲に負けて…

パスタも頼んじゃいました(笑)

アサリのフレーグラ。

新鮮で大きめのアサリが入ってます。粒状のパスタで、見た目はリゾットなんですが食感は確かにパスタ。

アサリの旨味を存分にまとっていました。

ピッツァは基本的なものを含めて10種以上、魚を丸ごと一匹使うアクアパッツアもおすすめだとか。数人で来たときにはいいですね。アクアパッツア自体、他のイタリアンでもあまり見かけませんしね。

スタッフさんも気さくで明るい。元フレアバーテンダーだったという方が、カウンターでボトルを回しながらカクテルを作ってくれたりします。

スタッフの方に聞きましたが、何か「CERVO」とは若干、生地等が違うようです。

となると、「CERVO」のピッツァも当然気になるわけで…

こちらのお店のみならず、恵庭の店にもいつか行ってみたくなりました。
コメント
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