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鈍足親父の独り言

50歳目前でジョギングを始めた鈍足な親父が

ランネタを中心に日常生活を思いつくままに綴った徒然日記

鋸山トレイルラン2019

2019-12-16 | 大会レポ(トレラン)
令和元年の最終レースは,昨年に続き「〜coast to coast〜房総半島横断レース(70km)」の予定でしたが,9月の台風15号によりコースはもとより人家・人身にも大きな被害を受け,特にレースのメインとも言うべき鋸山周辺は,倒木や土砂崩れで三つの登山道全てが通行不可能になるなど変わり果てた姿になり,とてもルートを確保できるような状況でなく大会はやむなく中止となりました。
しかし,日本遺産登録を目指す鋸山の惨状に心を痛めた多くの皆さんのご尽力により,少しずつ整備が進み,なんとか登山道のひとつ「関東ふれあいの道コース」の開通に目処がたち,復興の一環として「復活!鋸山トレイルランレース」の開催が実現することになった。とのアナウンスがありましたので参加させていただくことにしました。
参加費の一部と(復活支援)Tシャツの代金は,鋸山復興プロジェクトに寄付されるということです。




コースはこんな感じ(地図)で,浜金谷のフェリーターミナルをスタートして今回開通した関東ふれあいの道から鋸山山頂を目指し,東の肩を経由して竹岡林道,金谷元名林道と走りスタート地点に戻るシングル(約14km)と林道を降りたところから再びコースに戻って2周するダブル(約28km)の2種目があり,私が参加したのはダブルのほうでした。




ダブルの場合の高低図はこうなります。




小さなアップダウンのあとグーんと300mまで上っている部分だけが登山道のトレイルで,他はロードか林道なのでかなりのスピードレースになりそうな予感がしていました。


◯結 果(速報のとおりですが)

種目:ダブル(約15kmのコースを2周)
記録:3時間16分42秒
総合順位:第105位(男子第103位)
年代別順位:第2位 トップの方とは8分近い差がありました。(>_<)


◯スタート前

会場に到着すると早速チームおっTのだ〜まえさんに遭遇,その後もsadaさん,TKGのYMDさん,ジューシィさんとお会いしました。
準備を済ませてボーッとしているとおっTのみなさんが集まってこられました。
本日のメンバーは,だ〜まえさん,ミヨさん,ちょこさん,murasakiさん,親父,そしてサプライズ応援の40sおやじさん。
さらに衝撃の事実が・・・,はじめましてのミヨさんがなんとわが家から直線距離でわずか300mのところにお住まいということをお聞きしてほんとにびっくりでした。(今後ともよろしくお願いします。)




その後,まるさんやけーすけさん,ボラのKBTさんとも挨拶してスタート位置に並びます。

今回は周回コースでエイドも2回通るので,持ち物はバックパックにファーストエイドキット(エマージェンシーシートを含む)を入れ,ボトル(500ml)とスマホを挿して,ポケットにマイカップとハニーアクション1個,コムレケアを持ってスタートしました。




◯前 半(1周目)

真ん中あたりからスタートし,直後は狭い歩道を走るため全員徐行です。
そして徐行規制が解除されると先頭グループは一気に加速してその背中がどんどん小さくなります。
県道に出てトンネルに入ったあたりから周りのランナーさんもペースが上がっています。時計を見るとなんとキロ4分半,私には速すぎます^^;。400階段に入る前に好位置を確保しようということでしょうね。
金谷の街中に入ったあたりでふと前を見ると大会応援団長でアドベンチャーレーサーの鬼軍曹 田中正人さんがGo-Pro(?)を手にして走られているではないですか。




負けじと逆撮影(笑)




400階段手前の川沿いで40sおやじさんの応援を受けます。




いよいよトレイルの始まりです。まずは約400段続く階段を上ります。ありがたいことにハイカーさんもこころよく道を譲って応援してくださいます。




観月台を過ぎ,少し下ってあじさい広場を抜けると,今度は滑らかな石段を上ります。昔切り出した石を滑らせたことからこういう面白い石段になったそうです。




このあと,石切場跡とか地獄のぞきとか鋸山らしい光景が目に入ってきますが,1周目は休むことなく真面目に走っ(歩い)たので写真は撮っていません(笑)。

あちこちで台風被害の爪痕を目にしながら山頂を目指します。


(復興作業の様子:大会パンフより)


山頂を過ぎたあたりで点眼中のだ〜まえさんに追いつきそのまま先に行かせていただきます。
いつのまにか東の肩を過ぎて6.5km地点のエイドに到着しました。
コーラとバームクーヘンをいただき先を急ぎます。エイドからは竹岡林道を走ります。若干のアップはあるものの基本下り基調です。
約2kmほど走ると分岐に到着し,竹岡林道と分かれて金谷元名林道を下っていきます。
11.5km付近でしたか,まるで鹿のように軽やかに走るランナーさんが声を掛けて抜き去って行かれました。30分後にスタートされたシングルの部の先頭ランナーさんです。

砲台山ハイランド(旧陸軍金谷砲台)跡との分岐手前付近まで移動してこられた40sおやじさんに喝を入れていただきました。写真もありがとうございました。


(写真:40sスポーツ)


県道まで降りてくるとチェックポイントです。待ち受けていたKBTさんにナンバーカードにチェックを付けてもらい2周目に突入です。
1周目:1時間34分14秒


◯後 半(2周目)

トンネルを抜け金谷の街中に入っても1周目と違いバラけているのでマイペースで走ることができます。
が,
トレイルに入るとどうしても詰まってきますね。
400段階を終え,観月台に向かう岩だらけの凸凹上りです。




鋸山復興プロジェクトのこんな掲示があちこちに掲げられていました。




観月台から見た金谷の町と東京湾,多くに富士山の姿も見ることができます。




あじさい広場を過ぎ,滑らかな石段ゾーンに入ってきました。




石切場跡も近くなってきました。




地獄のぞきのせり出した岩上には人影も見えます。




岩の切通しです。




せっかくなので人がいなくなるのを待って・・・,いっぱい抜かされた〜^^;




ラピュタの壁付近でしょうか?




このあたりはまだまだ紅葉も楽しめます。




車力道と合流して絶壁階段に挑みます。




上り切ったご褒美です。昨年はここから綺麗な虹が見えました。




ここからは本格的なトレイルです。
ほどなく山頂に到着します。329.5mと言えども低山をなめると痛い目に遭いますから気をつけましょう!^ ^




テンション上がりますねー




東の肩の手前ではこんな景色も・・・
元名ダムです。千葉県唯一のロックフェルダムです。




勝山海岸や浮島も見えています。




そして2度目のエイドです。ありがとうございます。




コーラをいただき,ハニーアクションを投入して林道を走ります。

金谷元名林道に入ると左手に鋸山が見えるようになります。裏鋸山?




このあたりから両の太腿あたりが攣りようになってきました。気をつけてはいたのですが,鋸山の上りで大腿四頭筋を使いすぎたようです。
それでも下り基調のここでタイムを稼ぐしかないので,攣ったままでも走ります。
しかし,県道と合流したところでついに内転筋まで攣ってしまったので小休止・・・ 

なんとか回復して残り2km弱を走り切り無事にゴールできました。




2周目:1時間42分28秒
2周目は,写真撮っている間にかなり抜かされたようです。


◯ゴール後

穏やかな東京湾を眺めながら着替えて名物「カジメ汁」をいただきます。




ちなみにカジメは故郷壱岐の名産でもあります(笑)。




だ〜まえさんと先にゴールしているシングルのメンバーを探しますが,所用もありすでにここを後にされたようです。

しばらくミヨさんのゴールを待ちながら戻ってくるランナーさんの応援をしていましたが,時間も押してきたのでお昼をとって帰ることに・・・ミヨさんすいませんでした。

お昼は行列のさすけ食堂さんやはまべさんなどは避けて,だ〜まえさんの車に乗せていただき海岸沿いのかなやさんまで移動しました。

だ〜まえさんノンアルですいません。




美味しそうなかき揚げ丼と金谷といえばアジフライ




このあと君津駅まで送っていただき,たいへん助かりました。ありがとうございました。

各地のトレイルの大会が中止になる中,大会開催に向けてギリギリまでコース整備していただき,こうして大会開催を実現していただいた鋸山復興プロジェクトや大会関係者の方々,そして地元のみなさんには感謝しかありません。ありがとうございました。
まだまだ道半ばですが,鋸山や金谷を含め房総地域の一日も早い完全復興と房総半島横断レースの再開を願っています。






鋸山トレイルラン(速報)

2019-12-15 | 大会レポ(トレラン)
復活!鋸山トレイルランに参加してきました。

台風被害の爪痕をコース上でも目にしましたが,ギリギリまでコースを整備して大会開催にこぎつけていただいた関係者の方々そして地元のみなさんには感謝しかありません。

結果
種目:ダブル(約15kmのコースを2周)
記録:3時間16分42秒
総合順位:第105位
年代別順位:第2位





ORT2019(遅い速報)

2019-05-28 | 大会レポ(トレラン)
3回目の参加となる「ORT(OKUMUSASHI ROUND TRAIL)2019」無事にゴールしました。
最初はチームひとり,昨年はチーム4,そして今回はチーム5としての完走です。




西武線電車の遅延で深夜1時間半のスタートとなるアクシデントはありましたが,今年も楽しく走らせていただきました。






ご褒美の完走ステーキ,旨かった〜




でも距離 50km,累積標高 D+4200mのコースは半端なくエグい!^^;






スタッフ・ボランティアのみなさんのあたたかいおもてなしに,そして最初から最後まで一緒だったチーム5のメンバーに感謝です。詳細はあらためて・・・

おんじゅくでトレイル

2019-02-04 | 大会レポ(トレラン)
節分の日の昨日は絶好のコンディションのなか,2019年の初レース「第7回 おんじゅくオーシャントレイル(10マイル)」に参加してきました。


(大会HPより)

おんじゅくのトレイルコースは毎年のように走っていますが,大会に参加するのは第1回大会以来2回目になります。
コースと高低差はこんな感じです。高い山があるわけではありませんが,砂浜を走ったり,珍しいサンドスキー場跡を走ったり,素掘りのトンネルをくぐったり,激坂の笹の廻廊を走ったりと変化に富んだコースで楽しめるコース設計になっています。






結果は・・・
1時間44分30秒
570名中74位 でしたが,
なんと
年代別第1位と書かれた賞状がおまけに付いていました。




早めの電車に乗ったので,受付もスムーズに済ますことができました。その足で荷物預けの「NPO法人 おんじゅくDE元気」に行くと事務局のKTMさんがいらっしゃったのでご無沙汰のご挨拶。と,そこにお馴染みのKBTさんを見つけ,久しぶりのツーショット!事前のコース整備から当日の誘導とお世話になってばかりです。




御宿といえばなんといっても「月の沙漠」です。




今年からスタート地点となった「月の沙漠記念館」の前をうろうろしていると,知り合いのみなさんが続々と集まってこられました。
そしてそこにこの大会にずっと関わってこられたゲストランナーの鏑木毅さん登場!
(鏑木さんを囲んで,mizoreさん,えりまきさん,ももさん・ゆみさん夫妻&ジュニア,おーさん・deburaさん夫妻,おばやんさん,親父)




もちろんツーショットも(笑)




地元漁師さんたちの計らいで,今回からスタート地点には大漁旗が掲げられています。






そしてもう一人のゲストランナーは福島舞さんです。その舞さんが「一緒に走ってくれるランナーをもうひとり連れてきました。」と紹介されたのが,なんとお姉さんの和可菜さんでした。まさかここで元陸上自衛官で美人アスリートの福島姉妹に会えるとは・・・




他にスタート前にお会いしたのは,
masaruさん,ZAKIさん,トヨチンちゃん,TKGのYMDさんご夫妻,わたなべさん・・・,久しぶりにお会いできるのを楽しみにしていたおっとさんと息子さんは,息子さんに別の駅伝レースが入ったため残念ながらDNSする。と連絡が入りました。

C to C以来のまるさん,なんとシューズを忘れてきたらしく,このサンダル?で走るとおっしゃっていました。




午前10時,例によってゆる〜くスタートします。
バックパックを背負っている人が多かったのですが,10マイル,16kmなので水分は持たず,ジェルをふたつほどポケットに入れていましたが,最後まで口にすることはなかったです。




ロードを300mほど走り,アミーゴおんじゅくのサボテンに見送られて砂浜に入っていきます。




ここで足を使いすぎるとあとがたいへんです。




まるさん,サンダルを手に持ち裸足で走っています。それでもめちゃ速い!




砂浜を終え,岩和田の集落を抜けてサンドスキー場跡の砂丘に入ります。誘導のKBTさんはカウベルを鳴らして応援してくださいます。






サンドスキー場跡をすぎるとシングルトラックのトレイルに入ります。



再び岩和田の集落まで下りてきて,メキシコ記念塔に向かう丸太階段を上り返します。
5kmの部のランナーさんとも一緒になりますが,元気な小中学生はポンポンと上っていきます。

メキシコ記念塔を過ぎ,1kmほどロードを走って林道に入ると海岸に向かう素掘りのトンネルをくぐります。



小浦海岸の砂浜を走ったあとは,笹の廻廊を抜けて,気持ちのいいシングルトラックのトレイルです。







尾根の古道を走り抜け,ひょうたん池からロードにでてしばらく走るとエイドステーションです。



写真を撮って,少し話しをしただけでリスタートしたため,ここでは何も口にしませんでした。
御宿といえば(今度は)メキシコ,メキシコといえば「トルティーヤ・チップス」なんだそうで,エイドにはそのトルティーヤ・チップスが用意されていたらしいです。

エイドを過ぎると(昨年までは丸太だった)小橋を渡り湿地帯から岩和田林道を走ります。




林道をすぎるとサンドスキー場跡に戻ってきます。
が,
前半のコースとは違い,今度は激坂を上らされます。ここは鏑木さんでも走れないんじゃないかな(笑)。





喘ぎ喘ぎ上って笹の廻廊を少し走るとご褒美の景色が迎えてくれます。




ここから一気に下り,もうひと山越えたあと海岸にでて砂浜を500mほど走るとゴールはすぐです。




ここを過ぎたあたりでおっT仲間のももさんとゆみさんに追いついたのですが,なんとそのまま一緒にコースロストしてしまい,しばらくの間藪漕ぎしていました(笑)。

なんとかコースに復帰し,サンドスキー場跡から一気に下って三度岩和田の集落に戻り,メキシコ記念塔を目指しますが,今度は丸太階段ではなく,復活した激坂のシングルトラックです。

メキシコ記念塔の駐車場からは,下りのロードを走り海岸に降りて最後の砂浜です。途中浜にできた川を渡りますが,今年は川幅が狭くなっており,濡れることなくなんとか跳び越えることができました。
水の中を走ることを予想して,靴下はインナーファクト,カーフスリーブも"インナーファクト&低山なめるな" にしていたのでちょっと残念な気も・・・(笑)




最後はロードに戻って月の沙漠記念館前のゴールゲートをくぐってフィニッシュです。




ゴールしたら御宿町の郷土料理「イワシのするもん汁(つみれ汁)」が振舞われます。
この日の「節分」にはぴったりの料理ですね。




ゴール後には,ふじたさんやtomoさんにもお会いすることができました。

女子総合第5位入賞のトヨチンちゃんと,前の日に足柄峠で27kmも走ったというのにこの日も普通に走られていたmizoreさん




するもん汁で乾杯!(笑)




この後おかわりしたのは内緒です。




食事中の福島姉妹と




もちろんスリーショットも(笑)




舞さんに6年前の第一回大会での写真をお見せしたら,えらい懐かしがられていました。そのときはまだ,一般参加のランナーとして職場のお仲間と一緒に走られていました。


(2013/02/03)


鏑木さんとも



女子の部の表彰式
第3位にゆみさん(おっT),第5位にトヨチンちゃん
優勝の副賞はなんと「伊勢海老」です。(2位・3位は干物詰め合わせ)




そのあとは,いろいろな賞品を賭けて「大じゃんけん大会」でしたが,知り合いは全滅!
大会で優勝して伊勢海老をゲットすることは無理でも,じゃんけんが強くで運が良ければ,その伊勢海老を持って帰ることができます。




なんの収穫もないままじゃんけん大会も終わり(汗),そろそろお腹も空いてきたのでdeburaさんの案内で部原の「みおや」さんで食事。
サーファーさんからの人気も高いらしくガッツリ系の定食屋さんですが,たいへん美味しくて写真を撮るのも忘れてしまいました。
なので,他の方の写真をお借りしました。^_^




さらには上総一ノ宮まで送っていただき,何から何までありがとうございました。

ほかではあまり聞かない珍しいオーシャントレイル,大会に向けてのコース整備にもご苦労のあとが見えますし,スタッフ,ボランティアの方々の気持ちがこもった運営におもてなし,とてもありがたく,次回も都合がつけばまた参加したい大会です。

清水川河畔では河津桜が咲き始めていました。





(追記)
今朝,鏑木さんのインスタにわれわれが登場しているとの情報がdeburaさんから届きました。


房総半島横断トレイル 2018

2018-12-20 | 大会レポ(トレラン)
16日日曜日は,昨年に続いての参加となる「〜Coast to Coast〜房総半島横断2018(70K)」に参加しました。昨年はmizoreさんとBuddyを組んで引っ張っていただきましたが,今回は単独での参戦です。
距離:67.3km 累積標高:D+2,760m ITRAポイント:4P 制限時間:13時間




昨年は私が足を引っ張ったこともあり,10時間を切ることができなかったので,今年はあわよくばサブ10を・・・などと,昨年の結果を踏まえて次のような目標タイムを想定していました。(普段目標とか計画とかやらない人がどうしたんですか?(笑))

A1:1時間29分(通過時刻: 7時29分)
A2:3時間27分(通過時刻: 9時27分)
A3:4時間47分(通過時刻:10時47分)
A4:6時間36分(通過時刻:12時36分)
A5:8時間15分(通過時刻:14時15分)
Finish:9時間55分(Finish時刻:15時55分)

この日の日の入時刻16時30分の30分ほど前にゴールする計画です(汗)。

結果:9時間43分26秒
総合:191位(年代別第4位(60歳以上)・・・9分ほど前にゴールされた所長さん(後述)までが年代別の入賞だったようです。)
相変わらず不安を抱えたままのテーピングだらけの足でしたが,不思議なことに目標を上回る結果となりました。

公表されたリザルトを見て気づいたのですが,私が途中リタイアした2015年ハセツネを10時間を切って走り,女子5位に入賞されたMTIさんも出場されていました(女子総合第4位)。
何が凄いって,同じ歳なのに私よりも1時間20分も早くゴールされています。年代別の男子トップと比べて1時間も速いとは・・・さすがです!


◯前日〜スタート前

スタートが朝の6時ということで前日夕方に鴨川市入りしました。駅に到着後は受付会場となっている小湊小学校に行き,今回はボラで参加のmizoreさんに挨拶をして受付を済ませます。また,同じころにお見えになっていたsadaさんやTKGのYMDさん,ボラのKBTさんともお会いすることができました。




昨年長袖のTシャツになった参加賞も今年はいつものBUFFに戻っていました。




今年も宿は県民の森「森の宿せせらぎ」で,5人相部屋でした。めっちゃ速そうな神奈川のWTRさんと練馬のKBOさん,千葉の稲毛から参加のウルトラランナーさとさん,そして青森から参加のクリスさんと一緒です。クリスさんはご夫婦で4回目の参加だそうで,昨年レース途中でお会いして話しもさせていただいていました。

当日朝は,5時に宿のバスで受付会場の小湊小学校まで送っていただきましたが,受付はすでに済ませていたのでそのままスタート会場に向かいます。手荷物預けでmizoreさんに挨拶して,スタート地点そばのセブンイレブンでmurasakiさんとdeburaさん,sadaさんにお会いしてしばらく話しをさせていただきました。




(写真:mizoreスポーツ)


(写真:deburaスポーツ)


スタート前の気温が0℃とかなり冷え込んでいるので,ここセブンイレブンは買い物をする人,イートインで食事をする人,トイレに並ぶ人,そして寒さを避ける人など,さながら大会控え室のような状態になっていました(笑)。そしてここのセブンイレブンさんでMag-onやスポーツ羊羹などが売られているのにはびっくりでした。


(写真:Jimmyスポーツ)


徐々に明るくなってきました。




sadaさん,怪しい人みたいですよ!




そろそろ行きますか!




コースはこんな感じです。スタートからA1までと,A2からA3までの間が昨年と少し変更になっています。






◯スタート〜A1(12.5km):7時25分到着(目標:7時32分)

東の空が明るくなり始めたのでmurasakiさん,deburaさんと一緒に真ん中くらいに位置どりしてスタートを待ちますが,時間になっても号砲は鳴らず,結局3分遅れの午前6時03分に内浦海岸をゆるゆるとスタートしました。(この後の関門等もすべて+3分になります。)
murasakiさんdeburaさんもやる気スイッチON,ankocatさん(以下ankoさん)やYMDさんにはスタート前に会えませんでした。




清澄寺のお坊さん(宮崎執事長 かな?)の鐘に送られて東京湾を目指します。




少々冷えてはいましたが,今回は防寒着(レインウェア兼用)を羽織ることもなく半袖の勝本ドラゴンTだけにしました。一応ヘッデンは付けていましたが,これもレース中点灯することはありませんでした。




スタートからA1までは基本上り基調なのですが,みなさんガシガシと力強く走っていらっしゃいます。2kmほど走ったころにankoさんに追いつきました(ガーミンもアプリも使っていないので距離はかなり適当です(汗))。目標は12時間くらいで完走とおっしゃっていますが,彼女の力なら大丈夫でしょう。




さらに1kmほど上ったころにまるさんが追い上げてこられました。連戦連戦のようで最後方からスタートしたということですが,私がついて行けるようなペースではありません。

その後クリス夫妻に追いつき少し話しをしながら走ります。昨年9時間半を切ってゴールされた奥様も今年は足を故障中ということで「ゆっくり行きます。」とおっしゃっていました。




昨夜お世話になった「せせらぎの森」を過ぎ,県民の森の駐車場付近まで来たところでヘッデンを外して仕舞ったりしているあいだにかなり抜かされましたがまだまだ序盤,ぼちぼちと行きます。
朝日も昇ってきました。




ORTで知り合ったくまさんから,「所長さんというスーパー65歳のトライアスリートでアイアンマンも参加されるのでよろしくお伝えください。色が黒いのですぐ分かりますよ。」と連絡を受けていましたが,900人近く走るのにそんなに簡単に会えるわけはないと思っていました。
で,1時間ほど走った頃ふと左を見ると,ほぼ同年代で色黒の精悍なランナーさんが走られています。アイアンマンのイメージにもピッタリで,もしかしてと思い
「失礼ですが,所長さんですか?」
と聞くと
「えっ,親父さん?」
と返ってきました。やはりくまさんから聞いていたそうで「色が黒いことが役に立つこともありますねー」とおっしゃったいました。このとき一度は前に出たものの,途中かわされて最後まで追いつくことはできませんでした。




上りがきつくなると歩きが入るようになります。




やっと清澄寺の山門前まできました。


(写真:deburaスポーツ)


エイドの300m手前で誘導中のKBTさんに遭遇しました。




A1のエイドに到着!




◯〜A2(25.0km・11時半関門閉鎖):9時23分到着(目標:9時30分)

A1を過ぎるとロードに別れを告げ,元清澄山に向けてトレイルへと入っていきます。
しばらくは気持ちのいいシングルトラックを走ります。




時おり見える房総の山々もなかなかのものです。




元清澄山山頂を通過




定員1名(笑)の鎖場が2ヶ所ありますが,こういうところはどうしても渋滞してしまいます。






元清澄山を過ぎる丸太階段地獄です。繰り返し襲ってくるアップダウンに足も悲鳴をあげそうです。それでもどうにか心霊スポットとして有名な金山ダムの「船代橋」まで降りてきました。
この橋を渡ったところがA2エイドです。




ここでは千葉県らしく落花生タルトがいただけます。






◯〜A3(35.0km・13時半関門閉鎖):10時46分到着(目標:10時50分)

夜一人で走ると背筋がゾクっとしそうなふたつの金山トンネルを抜けてのどかな田園風景の中を走ります。




房総は水仙も花盛りです。




しばらくはフラットなロードで気持ちよく走れます。
と,
28km付近の前方道端にランナースタイルの黒い人影が目に入ってきました。えっ,ぱっきーさん・・・?もしかしたらA5あたりにいらっしゃるかも とは聞いていましたが,まさかこんなひと気のないところでも応援されていたとは・・・ありがたいことです。コーラごちそう様でした。




(写真:ぱっきースポーツ)


煙たなびく田園風景,ついつい田舎を思い出します。




昨年はこのあと林道に入って行きましたが,途中崩落箇所があるということでコースが変わりA3まではロードを走ることになりました。
が,
A3に向かってはかなりきつい激坂で,その坂の終盤でたまたま一緒になったJNKさんに引っ張られてなんとかエイドにたどり着きました。




◯〜A4(49.0km・15時半関門閉鎖):12時39分到着(目標:12時39分)

JNKさんと一緒にエイドを出て下り基調の林道を走ります。しばらくはJNKさんも置き去りにして調子よく走っていましたが,案の定調子に乗りすぎて失速・・・,逆に調子が戻りました というJNKさんに追いつかれてしまいました(笑)。




前の青い方,昨年同じくらいにゴールしたのですが,彼も今年は10時間切りを目標にされていたようです。
目標達成おめでとうございます。^_^




林道を抜け里に出ると綺麗な紅葉が目に飛び込んできます。しかも足元には水仙の花が咲いています。関東でも一番遅くまで紅葉が楽しめるという房総の山ならではの景色ですね。






里の山を越えてダブルトラックのトレイルを走っているとやがて志駒川沿いの県道182号線に出ます。この道路は通称「もみじロード」と呼ばれていて県内屈指の紅葉の名勝地です。






JNKさんに遅れること数分,目標のタイムぴったりにA4に到着しました。ということは貯金もゼロ・・・




エイドでコーラやお味噌汁をいただき一息つきます。こちらでは見波亭さんの「のこぎり山バームクーヘン」が提供されています。

昨年もここで一緒になったクリスさんと遭遇。
「あれっ,奥様は?」と聞くと
「まだ後ろなんです。」とのこと
昨年は「先に行きました。もう1時間以上前を走っているんじゃないかな・・・」とおっしゃっていたことを思うとやはり足の調子がよくないようです。
※ あとでリザルトを見たら結局奥様のほうが先着されていましたが・・・(笑)

同じく同室のさとさんもここで休憩中でした。初トレイル参戦でシューズもロード用とおっしゃっていましたが,サブスリーを狙うランナーさんらしくロードの走り,特に上りは相当なものでした。




◯〜A5(59.5km・17時半関門閉鎖):14時08分到着(目標:14時18分)

路傍のお地蔵さんに送られて激坂を上ります。
えっ,さとさん走ってるし・・・!(◎_◎;)




50kmを過ぎ,梨沢から釜の台へと林道を走ります。このあたりでなんとかさとさんに追いつき,JNKさんも追いついてこられたので3人で下り基調となった白狐地区の林道を走ります。
ところが途中から急にスイッチが入ったJNKさんがぐんぐんとかっ飛んで行きます。結局最後まで背中も見ることはありませんでした。恐るべし,坐骨神経痛のかっ飛び娘!!(笑)




林道,県道と走りトレイルに入ってからはさとさんと前後しながら進み,なんとか採石場跡までやってきました。特撮映画でも見るようなこの景色は何度見てもテンションが上がります。












(写真:さとスポーツ)






(写真:Jimmyスポーツ)


採石場跡のがれ場を過ぎて,残り8km弱地点のA5に到着しました。J immyさんの出迎えを受け,9時間ぶりにmizoreさんと再会,コーラとコンソメスープでホッと一息







◯〜Finish(67.3km・19時閉鎖):15時46分到着(目標:15時58分)

最終エイドを出発して鋸山に向かう荒れたロードに挑みます。さとさんはロードの強みを活かしてぐんぐんと走って上られますが,私はエイドでいただいた「エネもち」を口にしながらゆるゆると歩いて上ります。
この付近ではこの日同時に開催されている「南房総アウトドアクエスト」(アドベンチャーレース講習の一環?)でMTBに挑戦されているみなさんとすれ違うのでお互いにエールを送り,元気をいただいて進みます。

ロードが終わりいよいよラスボスの鋸山登山道に入ります。ところが,シングルトラックでロードのサボりを挽回しようとスピードを上げたとたんに木の根っこにでも引っかかったのか,本日初の大転倒!・・・そうとう派手に転けたようで胸のボトルも大きく飛び,後続のランナーさんたちが慌てて駆けつけてくださいました。
が,
特に痛みもないので3人さんには「大丈夫です。」と応えて先に行ってもらい,ボトルを拾い泥を払ってリスタート。派手な転け方でしたがおかげさまで無傷でした。頭は毛が無いし,足もツルツルにしていたのがよかったのかな?(笑)
(ただ,ボトルが飛んでいなかったら胸をやられていたかも・・・)

少し降り出した雨を気にしながら東の肩に向かう丸太階段を喘ぎながら上っていると,途中何度か見かけていた生足のHRNさんが追いついてこられました。「今回で4回目の参加なのにコースを覚えていません。」とかおっしゃっていましたがなかなか力強い走りです。
「この位置なら女子総合か悪くても年代別で入賞できるかもしれませんよ。」などと話しながら走っていました。
ご本人は「無理,無理,無理です。」とおっしゃっていましたが・・・

やっと東京湾が見えてきました。




楽しい楽しい尾根の道・・・




東の肩からのアップダウンをなんとか通り抜け,鋸山山頂に着いたが14時50分,脱水に苦しんでmizoreさんに迷惑をかけた昨年より30分ほど早くに到着していました。




山頂を過ぎ浜金谷の町を見下ろす絶壁階段まで来ると大きな虹が迎えてくれました。これほど鮮やかにしかも根元(生え際?)まで見えるような虹は初めてでした。先ほどの雨で今年は夕陽も無理だろうと思っていましたが,その雨がこんな素敵なサービスをしてくれるとは・・・自然って不思議ですね。




ここからは鋸山名物「石切場跡」や「地獄のぞき」の写真を撮りながら一気に浜金谷まで下って行きます。








のぞきの岩の上からも何人かの人が手を振ってくださいました。




観月台からの金谷港




最後まで意地悪なコースです。浜金谷の街中に降りてもすぐにゴールではなく,ここからひと山ぐるりと回らされます(笑)。山を降りるあいだに西の空が少しずつ晴れてきたようで,トンネルを抜け海岸沿いのロードにでると夕陽に輝く東京湾が広がりました。
ゴールまで残り500mあたりではボラのKBTさんがカウベルを鳴らしながら最後の激を飛ばしてくださいます。今年もありがとうございました。




昨年のつもりで最後の直線を走ればゴールと思っていたら・・・,今年はそこからさらに200mほど先のフェリーターミナルにF inish地点が変更されていたようです(汗)。

ゴールゲート付近では多くの方々に迎えられ,15時46分今年も房総の長旅を無事に終えることができました。




◯そしてゴール後

途中でかっ飛んで行ったJNKさんは,あのまま走り抜き9時間半を切って女子第7位(年代別第2位)でゴールされていました。
また,鋸山で一緒だったHRNさんも9時間50分を切り年代別で第2位という好成績だったようです。
ゴール後に提供される豚汁を2回もお代わりして一休みしていると東京湾の向こうに富士山のシルエットが見えていました。




知り合いの状況を確認すると,ankoさんとmurasakiさんはA5を通過して鋸山に挑んでいるとのこと,またdeburaさんは制限時間に余裕を残してA5に到着したものの,夜間のトレイルに不安があるということでここでリタイアを選択。ここまで頑張ってきたので英断するにも相当な勇気がいったことと思います。
預けた荷物を受取り,着替えを済ませて17時半くらいからフェリー埠頭の入口付近(ゴール手前150mくらい)などで後続選手の応援をさせていただきました。

18時20分頃:ankoさんが満面の笑みで帰ってきました。「お疲れ様〜!」






18時35分頃:murasakiさんが余裕の表情で帰ってきました。「お帰りなさ〜い!」






A5のボラから戻ってこられたmizoreさん,残念ながらDNFのdeburaさんと優しいご主人のお〜さんも合流されました。


(写真:お〜さんスポーツ)


制限時間の13秒前にゴールされたランナーさんも,わずか4秒遅れてTOVとなったランナーさんも最後までほんとによく走られました。そのあともゴールに向かうランナーさんのライトが点々と光っていました・・・。




千葉では唯一のロングトレイルの大会,トレイル3:林道4:ロード3 といった感じでウルトラマラソンに近いかなり走らされるコースですが,スタッフさんやボランティアのみなさんの熱心な取組みのおかげで,また次も走りたいと思える大会でした。
また,いろいろとお骨折りいただいた関係者なみなさん,会場でお会いしたランナーのみなさん,応援いただいたみなさん,たいへんお世話になりありがとうございました。
来年もまた走っているんやろうな〜・・・



〜備 忘〜
◯装 備
・キャップ:ORT
・Buff(擬):ORT
・グローブ:フィンガーレスのもの
・上:ファイントラック+勝本ドラゴンT+アームスリーブ(肘パット付)
・下:ショートタイツ+ランパン+カーフスリーブ
・靴下:インナーファクト
・シューズ:モントレイル マウンテンマゾヒスト
・時計:ガーミン235J(普通に時計として)

◯携行品
・バックパック:UD ウルトラベスト(7L)
・ファーストエイドキット
・携帯トイレ
・ヘッデン:レッドレンサー MH10
・レインウェア(上):モンベル トレントフライヤー
・マイカップ:ダイソー折りたたみカップ
・補給食:Mag-on,ハニーアクションエナジー 他
・水分:水500cc+スポドリ500cc
・スマホ+モバイルバッテリー
・保険証
・貴重品

◯補 給
・携行した水分:水300cc,スポドリ150cc ほど消費
・A1:バナナ2切れ
・20kmあたり:塩サプリ1個
・A2:タルトケーキ1個+粉飴1袋
・ぱっきーエイド:コーラ1杯
・30kmあたり:Mag-on1袋
・A3:ロールパン1切れ+みかん1/2個+スポドリ1杯
・40kmあたり:ハニーアクションエナジー1袋
・42kmあたり:あんぱん1個
・A4:バームクーヘン1切れ+コーラ 1杯+味噌汁1杯
・A5:コーラ1杯+コンソメスープ1杯+エネもち1個
・ゴール:豚汁3杯

ULTRA POSE ORT 2018

2018-05-29 | 大会レポ(トレラン)
26日土曜日は,奥武蔵で開催された「第2回 Okumusashi Round Trail 50K」(主催:ULTRA POSE 距離48.3km,累積標高D+4,200m)に参加させていただきました。この大会は,一昨年6月にオーストラリアケアンズで開催されたアイアンマンレースで不幸にして亡くなられた当会メンバーの「BOSE」氏の追悼も兼ねて開催されています。
昨年の参加者は25名程度でしたが,今回はその倍以上のトレイルランナーさんが集まられていました。メジャーなトレイルの大会とは違って手作り感満載の草レースですが,スタッフの方をはじめ参加されるランナーさんや関係者全員の熱い気持ちがこもった温かくめっちゃ楽しい大会です。コースはいやらしいほどエグかったですが・・・(笑)。

コースは西武線の高麗駅をスタートして,飯能アルプスから伊豆ヶ岳,正丸峠,刈場坂峠,関八州見晴台,八徳(やっとこ),顔振峠(こうぶりとうげ),ユガテ,日和田山と走り,秋の彼岸花で有名な巾着田がゴールのぐるっと奥武蔵50kmという感じです。




高低図 (´⊙ω⊙`)





〇結果・・・昨年より2時間半ほど遅くゴールしました。^^;

時 間:15時間48分00秒
順 位:第29位(順位を競う大会ではないので参考程度に)

(やたら長いだけの中身が薄いレポなので,最後まで読むと疲れます。適当にスルーしてください。^^;)



〇スタート前

スタートが深夜の0時ということで,金曜日仕事が終わってから遠路高麗駅に向かいました。
22時半頃到着すると駅前広場にそれらしき人の姿がポツポツと・・・みちるんさんや代表のよーすけさん,マーシャルまーちゃんたちに挨拶し,他の参加者の方と話しをしながらぼちぼちと準備を始めます。

よーすけさん,今年もお世話になります。




みちるんさん,倫さん,暗い中受付ご苦労様です。




今年の参加賞はBUFF(のようなもの (^^)),これは早速使わせていただきます。昨年のキャップとセットで。




数日前に公表された参加者リストに凄い方のお名前を確認していましたが,準備をしているとなんとすぐ隣りにいらっしゃるではないですか・・・,
世界一過酷なレースとも言われる「バッドウォーター135マイル(217km)」で,昨年日本人男子として初めて優勝された「飯野 航」さんです。たしか三洲さんもサポーターとして一緒だったのではなかったかな?
先日のNHKテレビ「グッと!スポーツ 超人レース特集」にも出演されていたのでご存知の方も多いと思います。今回は特にゲストというわけでもなく,参加予定のお友達に誘われて同僚のピエールくんと一緒に走ることにしたんだそうです。笑顔も素敵な気さくで凄〜くいい方でした。(^^)




まだ準備中の人もいたりと,ゆる〜いスタート3分前です。(笑)。




スタート前,ULTR POSE で集合写真!


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


〇スタート~第一エイド(A1)

スタートして3km弱は住宅地を走る上りのロード区間です。今年は後ろからと思っていたのですが,周りから押し出される形でなぜか私とS10さんで先頭を走ることに・・・^^;,しかし昨年の失敗も踏まえ,永田からトレイルに入ったところで速い方たちに先に行っていただきました。この段階で4番手。

01:08 第一チェックポイントな東峠に到着




この後天覚山手前付近までは4人で走っていましたが,ほかの三人さんも明らかに走力は上のはずなのでやっぱり先に行っていただきました。




前後に人が居なくなると気ままなひとり旅です。まっ暗いなか,自分の足音と息遣いしか聞こえない不思議な世界です。

01:29 天覚山(446m)到着




関東平野の夜景も少しガスがかかっているようです。天気がいいとスカイツリーも見えるそうです。




このころになると,故障中のアキレス腱が痛み始め,下肢の痺れもあって早くも苦行の様相を呈してきました。このあと大岩の手前あたりでHS川さんに抜かされ,大高山に上る途中では飯野さんとピエールくんが軽快に抜いて行かれました。

02:12 大高山(493m)到着




前坂を過ぎてひと山越え,02:39に第二チェックポイントに到着しました。






お地蔵さんも夜に見るとまた雰囲気が違いますね。




深夜の崖上り ^^;




スルギまで来ると(03:30)後方から数名のランナーさんが追ってこられているようです。




そして03:56 子の権現(640m)に到着,昨年に比べると30分も遅い時間です。ここでは思い思いに自販機給水する人,トイレ休憩の人など5〜6人の方と一緒になりました。




そこからはほぼ集団で前後しながら走り,天目指峠のエイド(A1)到着したのが4:20でした。。
エイドにはロールパンサンドや各種果物などが並んでいます。そしてみちるんさんが丹精込めて作られたミネストローネも美味しくいただきます。








受付でいただいたリストバンドには,6つのミッションの場所と,エイドの距離が記されています。




〇第一エイド(A1)~第二エイド(A2)

ほかの方より少し先にエイドを出発しましたが,下りでもまともに走られなくなり,急坂を上り切り下りに入ったあたりで「チームAKB ?」のみなさんに難なく交わされてついて行くこともできません。




昨年日の出を拝んだ中丿沢ノ頭(?)も今年は少し曇っていて爽やかな朝陽を浴びることはできませんでした。




エイドをスタートしてなんとか200m強の高度を稼いで高畑山(695m)に05:05に到着




ここから古御岳への激上りは辛かったです。




05:35 なんとか古御岳(820m)に到着




ヘロヘロなのは私だけではなさそう(笑)




飯能アルプスも大詰め,いよいよ前半の大ボス「伊豆ヶ岳」に向かいます。

5:55 伊豆ヶ岳山頂(851m)に到着し,本日最初のミッションをクリア。昨年より36分ほど遅れての到着です。




ちなみに与えられたミッションというのは,指定された6ヶ所で標識等をバックに「ウルトラポーズ」での写真を撮ること です。(無理な場合は,標識の写真だけでもOK)

ここからは第二エイドまでは約5Kmほどですが,いくつものピークが連続して,とにかくいやらしいアップダウンが続きます。特に苦手な丸太階段も・・・

時おり目に入る緑の山塊が気持ちを落ち着かせます。




06:13 小高山(720m)到着




06:26 正丸峠(636m)到着




06:55 川越山(ガンぜ山 780m)到着




07:04 旧正丸峠(670m)到着




腕までも痺れるようになり,ほとんど歩いてばかりですが,時おり目にする白い花(空木かな?もしかしたら白雲木かエゴノキかも ^^;)が癒してくれます。




07:46 (昨年に遅れること67分)に虚空蔵峠(730m)の第二エイドに到着。
まずはベンチに座り込み,暖かい雑炊をいただきます。これは美味しかったです。さらにプリンも・・・




(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)





そしてこれも(笑),少し復活したかも・・・気のせいでした。^^;




エイドを出るころに,後ほどチームを組むことになるくまさんとたかちゃんが到着




この後のリタイアも覚悟していたので,スイーパーののび太さんに,この調子だと途中で捕まるかもしれませんのよろしく。と伝えると,スイーパーのスタートはまだまだ先ですから大丈夫ですよ。頑張って!と送り出していただきました。


〇第二エイド(A2)~第三エイド(A3)

虚空蔵峠のエイドを通過し,刈場坂峠(820m)を越えて,08:27に今回のコースの最高峰つつじ山(879m)に到着し,二つ目のミッションもクリア。




グリーンラインで何度も目にしたサトイモ科の植物,たかちゃんには「蝮草」と言ったけど,姿からするとやはり耳型南天星ですね。



この後は基本下り基調ですが,相変わらず上ったり下ったりの繰り返しでフラットなところがほとんでありません。
グリーンラインとちょこっとトレイルを交互に走りながら,ブナ峠(770m),飯盛山(816m),飯盛峠(780m)と通過して関八州見晴台を目指します。








この間で少しN中さんと一緒させていただきました。昨年は大ロストもあって最後にゴールしたので,今年はもう少し早くにゴールしたいとおっしゃっていました。それにしてはA2で仮眠されていましたが・・・(笑) あっ,もちろん私なんかよりずっと早くにゴールされていました。


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


昨年以上に小紫陽花の花がたくさん咲いていました。




09:42 関八州見晴台(771m)にたどり着き三つ目のミッションをクリア




この付近はカルミアの花が多く咲いていました。




ここで追いついてこられた,くまさん,テツさん,たかちゃんと初めて言葉を交わしましたが,ひとり先にエイドに向けてリスタートしました。

見晴台から一気に下ってきましたが,エイドの場所が分からない?昨年もここでロストして藪漕ぎまでしたことを思い出していました。
少し上り返していると,後からやってきたクニちゃんたちが
「あれっ,また上んの?エイドは下だよ〜!」
っと
ラッキーなことにこのグループについて行って,昨年から90分遅れですが,10:02 無事第三エイドに到着しました。


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


おにぎり,味噌汁,おでんにスイカ美味しゅうございました。






エイドスタッフのみなさん,ありがとうございました。




〇第三エイド(A3)~第四エイド(A4)

ここから八徳(やっとこ)に一度下って顔振峠まで上り返してくるのですが,事前の試走時のコースと昨年のコースに少し違いがあるようなので,ここはおとなしくついて行きます。
くにちゃんたちは先に行って,残った4人(くまさん,テツさん,たかちゃん,親父)で自然発生的に「チーム4」ができ上りました。といっても,すでに出来上がっていた「チーム3」に手負いの親父が無理やり入り込んだというのが本当のところです(笑)。

くまさん:野辺山,ORT ,オクムウルトラ と3週連続でウルトラを走る根っからのヘンタイさん。UTMFを二度も完走されたという脚力の持ち主。




テツさん:ロードも30kmまでしか走ったことがなく,トレイルの経験も短いものを少しだけといいながら,この大会に参加している近い将来のヘンタイ候補!というのも,今回の会場からわずか2kmのところにお住まいとか・・・,毎晩でもナイトトレイルが楽しめる素晴らしい環境です(笑)。
今日は足を痛めていて私以上に辛そうです。




たかちゃん:これからロングも経験していきたいといいながら4人のなかでは一番の元気者です。下りが大好きと,下りになるとやたら速くなる「かっ飛び娘」。そしてランもさることながら小さな体でその食べっぷりは横綱級!
また,痛みを堪えて走るテツさんを気遣う心優しい美ジョガーさんです。




鈍足親父:今年還暦のはげ親父


(写真:たかちゃんスポーツ)


グリーンラインに沿って走れば顔振峠まですぐなのに,九十九折のシングルトラックを一気に下って雰囲気のいいトレイルを上り返します。








八徳で4つ目のミッションもクリア




11:24 なんとか顔振峠(497m)まで上ってきて茶屋の自販機で水分補給をと思ったときに,茶屋の二階から「親父〜!」と呼ぶ声が聞こえます。
なんと,来週のウルトラの試走を兼ねたメテオデさんプレゼンツ「ブログ村 奥武蔵峠走」のみなさんがちょうど休憩されているところに通りがかったようです。みなさんにパワーをいただきなんとか頑張れそうです。




メンバーは,メテオデさん,R2さん,いわさん,たまさん,ひこさん,官九郎さん,アンジーさん,ponko姉さん, 玲衣さん,sugiさん ということでした。(順不同)
R2さん,十万石饅頭ありがとうございました。

みなさんを待たせてしまいましたが,水分を補給して第四エイドを目指します。

12:51 昨年から約2時間遅れでエビガ坂(401m)を通過




このあたりになると下りも上りも歩きです。これは明らかに親父が足を引っ張っています(涙)。みなさんにいろいろ気遣いしていただき,なんとか前に進んでいる状況です。
もう景色を楽しむ余裕もありません。^^;




それでもヘロヘロになりながら
13:07 ユガテ(290m)に到着し,第五のミッションもクリア




謎の隠れ里ユガテは,「2軒の農家と若干農家畑がある外界と遮断された桃源郷のようなところ」と言われているそうです。ユガテは「湯ヶ手」と書くらしいのですが,その名の由来は大宮岳陵会さんのHPによると

1 昔々この地と草津の地では,毎年ジャンケンをして勝った方の地に湯が出ていたが,ある年からこの地はジャンケンに負け続けて湯の確保ができなくなった。そこでジャンケンに勝って湯が出るようにと願って「湯勝手=湯ヶ手=ユガテ」になったという説

2 ここには昔湯がたくさん出ていたが,ある年に湯が天に昇ってしまい出なくなってしまったことから「湯が天=ユガテ」になったという説。

3 昔この地には湯が天に届くくらいに湯が出ていたことから「湯が天=ユガテ」になったという説。
などがあるらしいです。


ユガテを後に新緑の綺麗なシングルトラックを上り,13:51 に北向地蔵(375m)に到着。昨年はここが流しそうめんエイドだったな〜 と思い出しつつ先を目指します。




14:15 物見山(375m)到着




そして第四エイドに到着! カメラの前は走ります(笑)。


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


でも


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)





ここまでリタイアもせずに,このために必死で走ってきた流しそうめんです。おいなりさんを入れても美味しいとか・・・






さらに今年はカキ氷も・・・あずき抹茶ミルク,身体が生き返ります。




みんなの食べっぷりも凄い!




今年はマイカップのほかにカトラリーも必携品になっていたので,フォーク・スプーンなどがセットになったものは用意していたのですが,
「流しそうめんエイドはやはりお箸かな〜?」
とFBで呟いていたら,長崎からたまたま上京してきた古い知人がそれを見ていたらしく,飯能に向かう途中の東京駅で会って
「流しそうめんエイドで使いなさい。」
と手渡してくれたのがこれでした。有難いことです。




食後は恒例のお楽しみ抽選会,これでフィニィシャーズステーキのグレードが決まります。
親父は「12等」さてさて・・・,どんなステーキが待っていることやら


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


ごちそう様でした。


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


お礼のULTR POSE


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


15:11 日和田山(305m)でミッションコンプリート!




日和田山からの下りには「男坂」と「女坂」があります。昨年は「男坂」を選択して大失敗だったので今回はおとなしく「女坂」を下ります。まぁ,この段階で「男坂」を下る足も残っていませんでしたし。
途中何度も足を休ませてながらゴールへと向かい,労苦を共にしたチームメイトてともに15時48分 巾着田の高麗川河原に設けられたフィニッシュゲートをくぐり長い長いORTの旅が終わりを告げました。


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


ダチョウ倶楽部の「ヤーッ」ではありません(笑)。


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


三人,早すぎ!(^^)


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


フィニィシャーズステーキが焼き上がるまでまったりとして待ちます。
よーすけさん,すいません。


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしました)


1等から3等までは黒毛和牛A5の高級肉,4等以下は普通の肉(笑)




昨年完食できなかったので,今年こそはとありがたくいただきましたが,結局鉄の胃を持つたかちゃんにお手伝いいただきました。昔はウルトラ向きの胃腸と言われていたのですが,年とともに衰えてきたのでしょうかね(涙)。

ワンツーフィニッシュの飯野さんとピエールくんも楽しまれたようですね。みんな気さくな飯野さんのファンになられたのではないでしょうか?(^^)


(写真は,アルバム「2018ORT」からお借りしたものを組合わせています)



◯レースを終えて

足に不安を抱えたままのスタートで途中何度もDNFを考えましたが,最後まで気遣ってくれたチーム4のみなさんの心遣いと,スタッフ・ボラのみなさんの後押しのおかげでゴールまでたどり着くことができました。これまでほとんど単独で走っていましたが,今回ほど仲間のありがたさを知らされたレースはありません。


(写真:たかちゃんスポーツ)


くまさんのリード,たかちゃんの明るさ,そしてなにより痛みに耐えてゴールを目指すテツさんの忍耐力,このすべてが力になりました。ありがとうございました。

賑やかなことが好きだったという「BOSE」さんにお会いしたことはありませんが,今年も素晴らしい追悼大会を空の上からご覧になり,きっと喜んでくださったのではないでしょうか。

私にはかなり厳しいコースでしたが,少ないスタッフながら心のこもった大会運営には感動さえ覚える素晴らしい大会で,関係者の皆さんのご尽力に頭が下がる思いです。
来年の開催は今のところ微妙なところのようですが,なんとか開催されることを期待して拙いレポを終わりたいと思います。


昨年のゴールタイムからコースロストの時間を差し引いて作った行程表(目標タイム)は,最後までなんの役にも立ちませんでした(笑)。


房総半島横断トレイル

2017-12-21 | 大会レポ(トレラン)

17日日曜日は,6月のORT50K以来のトレランレースとなる「〜Coast to Coast〜房総半島横断70K」に,mizoreさんとBuddyを組んで参加しました。
距離:67.3km 累積標高:D+2,420m ITRAポイント:4P 制限時間:13時間




目標は「朝日とともにスタートし,房総半島を海から海へ 70kmにわたる旅をして,夕日とともにゴールする。」(大会HPより(^^;))と考えていましたので,この日の日没時刻16時32分までには浜金谷付近に到着する必要がありました。

結果:10時間17分37秒
総合209位(年代別34位・・・ちなみにこのタイムを60歳代で見ると第4位に相当しています。来年は私もいよいよその60代か・・・(^^;;))
なんとかゴール地点で夕日を観ることができました。




◯前日〜スタート前

スタートが朝の6時ということで前日に鴨川入りしました。
せっかくなので日蓮上人の生誕地(実際の生誕地は,現在海のなかになっています)「小湊 誕生寺」さんにお参りして完走祈願(日蓮宗徒ではありませんが ^^;)。

それにしても風がすごいです。海岸線はまっすぐには歩けないほどです。明日もこんな様子だと山の稜線など危険箇所が増えそうです。




境内では河津桜が咲き始めています。




鯛の浦はかなりの時化,小弁天島,大弁天島も荒波に洗われています。




御首題と「蘇生延寿」の御朱印もいただきました。





宿は県民の森の「森の宿せせらぎ」,4人相部屋で,東京からの人,神奈川からの人,北海道からの人,そして私が地元千葉ということでみんなバラバラです(笑)。

当日朝は,4時半発の宿のバスで受付会場の小湊小学校まで送っていただきました。会場では今年もボランティアで参加されているJimmyさんにお会いしました。
心配された風も昨日の強風に比べればそよ風のようなものです。




私は前日に受付も済んでいるので,スタートの内浦海岸付近をウロウロしながら時間を潰していました。

荷物預けでは,ボランティア参加のKBTさんがランナーのみなさんのお世話をされています。




そうこうしているうちにBuddyのmizoreさんも到着されました。さらに10年ぶりのトレイルレースというぱっきーさんにもお会いできました。
ロングタイツにレッグウォーマーのぱっきーさん、なかなか見ることができないお姿です(笑)。今日の目標は,8時間カットなんだとか・・・!(◎_◎;)
結果:7時間29分 年代別5位 やっぱり山でも速い!




ぱっきーさんの同僚(?),江戸くノ一組のお二人も上位を狙われているようです。




徐々に明るくなってきました。




コースはこんな感じです。




◯スタート〜A1(10.0km):7時14分到着

真ん中くらいに位置どりして,東の空が明け始めた午前6時,内浦海岸ゆるゆるとスタートします。



直前にコースが変更になり海岸線を安房天津に向かいます。半袖おっTの上に防寒のためレインウエアを着ていたのですが,暑がりの親父は早くも脱ぎたくなり2km付近で小休止をお願いします。レインウエアを仕舞ったり写真を撮ったりしているといつの間にかほぼ最後方まで下がっていました。


(大会フォトレポートより)


身軽になって(笑)ここから少しずつ前を追います。安房東中学校の校内を抜けたところの外房線踏切でまさかの足止め(笑)。

ここからいよいよ上りが始まります。徐々に勾配もきつくなり親父は早くも歩きたい症候群,ところが横を走るmizoreやさんはスイスイと上っていきます。そこで強硬手段,強制的に歩いてもらいます(笑)。
この時点で走りだすのはmizoreさんが,歩きに入るのは親父がという役割分担が暗黙のうちに決まりました(笑)。それでも少しずつ順位を上げていたようです。




朝日を浴びながら清澄寺の下まで上り,そこから少し下ったところが10km地点のA1エイドです。










◯〜A2(22.0km・12時関門閉鎖):9時11分到着

A1を過ぎるとロードに別れを告げ,元清澄山に向けてトレイルへと入っていきます。




気持ちのいいシングルトラックもありますが,小刻みな丸太階段の上り下りが徐々に足に堪えてきます。すぐ後をついてくる関西から参戦の二人組と「ダイトレの葛城山よりは楽かな?」などと話しながら進んでいると,急な下りの手前でストップ!どうも先行ランナーさんがコースアウトされて,そのあとをみんなでついて行ってしまったようです。

上りの丸太階段になるとどうしても渋滞してしまいます。




かなり下まで降りてしまったランナーさんには申し訳なかったのですが,私たちの位置は正規ルートから数十メートルといったところで大したロスにはなりませんでした。




元清澄山付近で「この山の北側谷には昔,森林鉄道が通っていたんだそうですよ。」とどうでもいいことを話しながら走っていると突然目の前に赤い橋が現れました。これが心霊スポットとして有名な金山ダムの「船代橋」です。




この橋を渡ったところがA2エイドです。制限時間の約3時間前に到着してある程度の貯金をすることができました。

ここでは千葉県らしく落花生タルトかビワタルトがいただけます。私はビワをセレクト^_^




Jimmyさんは,ランナーさんのお世話が終わるとスイーパーとしてA4まで走られます。ご苦労さまです。




◯〜A3(35.0km・13時半関門閉鎖):10時58分到着

夜一人で走ると京都の清滝トンネル並みに背筋がゾクゾクっとしそうな金山トンネルを抜けて田園風景の中を走ります。




どうも我々のようです。^_^


(大会フォトレポートより)


しばらくはフラットなロードで天気も良く気持ちよく走れます。と,目の前にパンダさんが・・・もしかしてトヨチンさん?




おじさんパンダさんでした(笑)。


(大会フォトレポートより)


ベーグル通り(?)を走っていると「BAGEL83」という名のベーグル屋さんが私設のエイドを開設されていました。並べられた美味しそうなみかんの誘惑には勝てず,吸い寄せられるように立ち寄りありがたくいただきました。いただいたみかん,甘くてみずみずしくめっちゃ美味しかったです。ありがとうございました。
第1回大会からずっとランナーのために開設されているのだそうです。
写真の方は,自転車で(走られているご主人の)追っかけ応援をされている方のようです。




(大会フォトレポートより)


ロードから林道に入ります。カメラの前では笑顔^_^


(大会フォトレポートより)


少々ガレた山道の34km付近を走っていると,前方に珍しくハイカーさんの姿が見えました。そのとき mizoreさんが「あ〜〜っ,うーぱぱさん!」と・・・,まさかのサプライズ登場でした。木更津からバスに乗り,さらに山道を歩いてわざわざ応援に駆けつけてくださいました。美味しい手作りのお弁当までいただき感謝感激でした。なんて優しいく方なんでしょう(涙)。





(写真:うーぱぱスポーツ)


うーぱぱさんにパワーをいただきペースアップしてA3エイドに到着しました。親父はここでトイレ休憩




◯〜A4(49.5km・16時関門閉鎖):12時55分到着

エイドを出て1時間ほど林道を走り,里に出るときれいな紅葉が目に飛び込んできます。しかも足元には水仙の花が咲いています。関東でも一番遅くまで紅葉が楽しめるという房総の山ならではの景色です。






里の山を越えてダブルトラックのトレイルを走っているとやがて志駒川沿いの県道182号線に出ます。この道路は通称「もみじロード」と呼ばれていて県内屈指の紅葉の名勝地です。






これまでの間も前に後ろに姿を目にしていた女性ランナーさんに「いいペースで走られてますね〜。」と声をかけるて「このあと埼玉で忘年会なので,少しでも早くゴールしたくて・・・でも上りがぜんぜんダメなんです。」と・・・
そのあともこの方と前後しながらA4エイドに到着。ここではコーラや味噌汁をいただき一息つきます。
そして見波亭さんの「のこぎり山バームクーヘン」も提供されています。

ぱっきーさんの同僚(?)のくノ一のおひとりとも一緒になりました。

また,送迎バスで一緒だった外国のイケメンさんもいらっしゃったので「あれっ?奥様は?」と聞くと流暢な日本語で「先に行きました。もう1時間ほど前を走っているじゃないかな・・・」と,リザルトを見ると奥様(日本人)は,サブ9.5で年代別4位でゴールされていました。




◯〜A5(59.5km・18時関門閉鎖):14時33分到着

50kmを過ぎ梨沢から釜の台へと林道を走ります。このあたりからは「鋸山トレイルラン」でも走ったコースなのである程度タイムも読めるはずなのですが・・・,白狐地区を過ぎて採石場跡に向かうあたりからなんとなく身体に異変を感じるようになりました。






それでもなんとか採石場跡までやってきました。特撮映画でも見るようなこの景色は何度見てもテンションが上がります。








採石場跡のガレ場を過ぎて,残り8km地点のA5に到着しました。9時間ぶりにKBTさんと再会,今年もボランティアありがとうございます。

コンソメスープとコーラ,美味しくいただきました。^_^






◯〜ゴール(67.3km・19時閉鎖):16時17分

最終エイドを過ぎて鋸山に挑みますが,いよいよあきません。
手が痺れ走るのも歩くのさえもしんどくなってきました。ガレた林道を上りきってトレイルに入れば大丈夫だろうと考えていましたが,トレイルに入っても嫌いじゃない下りでさえもスピードが出せません。
ここからしばらくはBuddyさんに何度も止まって待っていただきました。手も浮腫みはじめ明らかな脱水状態です。




山頂を過ぎても調子が戻らないので,危険箇所の狭い急な下り階段の手前で小休止を取らせていただきました。下には浜金谷の街が見えています。




ただ,夕日を見るというミッションのためにはそんなにゆっくりもできないので,水分,味噌(笑),塩サプリ(mizoreさんからの頂き物)を口にしてなんとかリスタート。いただいた塩サプリのおかげか急に身体が動くようになり,石切場の奇景を横目に一気に浜金谷まで駈け下りました。途中,足が上がらず転倒したことは内緒です(汗)。
「そんなにすぐに効くわけないですよ。」と mizoreさんはおっしゃいますが,不思議なものですね〜








はるか上空に「のぞき」の岩がせり出しています。








浜金谷まで降りるとゴールが目の前に見えてきます。 が, ここからひと山ぐるりと回らせられます。それでもトンネルを抜けると目の前に,夕日に輝く東京湾が広がりました。




あとゴールまでは数百メートル,キャンドルの点灯が始まったラスト100mをふたりして駆け抜け,房総の長い旅が終わりました。








◯ゴール後

ゴール後,まさに沈もうとしている太陽を雲の切れ間から見ることができました。




温かい豚汁が身体中に沁み渡ります。





浜金谷名物のアジフライを肴に乾杯






千葉では唯一のロングトレイルの大会,トレイル3:林道4:ロード3といった感じでかなり走らされるコースですが,スタッフさんやボランティアさんの努力もあって,また次も走りたいと思えるいいコースでした。
Buddyを組んで参加したにもかかわらず,mizoreさんにはたいへん迷惑をかけてしまいました。私がもう少ししっかりしていれば,楽々サブ10だったと思います。
10時間あまりの長時間にわたりお付き合いいただきありがとうございました。おかげで時間を忘れてしまうほど楽苦しませていただきました。^_^

また,いろいろとお骨折りいただいた関係者のみなさん,会場でお会いしたランナーのみなさん,たいへんお世話になりありがとうございました。
来年は最後まで楽しく走りたいものです。


(大会フォトレポートより)

〜 coast to coast 〜 (速報)

2017-12-18 | 大会レポ(トレラン)
「房総半島横断トレイル70K(CTC)」Buddyの部(実際にはそんなカテゴリーはありませんが・・・^^;),役目を果たすどころか終盤には足を引っ張ってしまいましたが,なんとか(予定通り)落陽の時間までに無事ゴールすることができました。
34km付近の山中に突然登場されたうーぱぱさんのサプライズ応援には二人して感謝感激でした。








応援いただいたみなさん,スタッフ・ボランティアのみなさん等々,そして一緒に走っていただいたmizoreさんありがとうございました。

魅惑のORT2017

2017-06-20 | 大会レポ(トレラン)
〇大会について

17日土曜日は,奥武蔵で開催された「第1回 Okumusashi Round Trail 50K」(主催:ULTRA POSE 距離48km,累積標高D+3,600m)に参加させていただきました。この大会は,昨年6月にオーストラリアケアンズで開催されたアイアンマンレースで不幸にして亡くなられた当会メンバーの「BOSE」氏の追悼も兼ねて行われたものです。
参加者も25名程度で,手作り感満載の草レースですが,スタッフの方,走られたランナーさん,ほか関係者全員の熱い気持ちがこもった温かくめっちゃ楽しい大会でした。コースはいやらしいほどエグかったですが・・・(笑)。
今回開催にあたって声をかけてくださった「みちるん」さんには感謝感謝です。

参加に当たってはいくつかの条件がありました。

1 ULTRA POSEのメンバーかメンバーの紹介であること
2 FBのグループに参加できること(LINEグループも追加)
3 コースを十分把握していること
4 25km以上のトレイルレースを完走していること
5 同意書に同意できること
6 必携品を携行できること
7 各ミッション(5つ)を遂行できること
8 文句を言わないこと

コースは西武線の高麗駅をスタートして,飯能アルプスから伊豆ヶ岳,正丸峠,刈場坂峠,関八州見晴台,顔振峠,ユガテ,日和田山と走り,秋の彼岸花で有名な巾着田がゴールのぐるっと奥武蔵50kmという感じです。




〇結果

時 間:13時間20分04秒
順 位:第6位(順位を競う大会ではないので参考程度に)




〇スタート前

スタートが深夜の0時ということで,金曜日仕事が終わってから遠路高麗駅に向かいました。
22時半頃到着すると駅前広場にそれらしき人の姿がポツポツと・・・みちるんさんや大会会長のよーすけさんに挨拶し,他の参加者の方と話しをしながら準備を始めます。ほとんどが身内の方のようですが,みなさん気さくでいい方たちばかりでした。
受付で参加賞のキャップをいただいたので,早速これを被って走ることにします。




スタート数分前になってもまだ準備中の人もいたりとトレイルランレースらしいスタート前の光景です(笑)。




浪速友あれ,スタート前の集合写真です。


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


〇スタート~第一エイド(A1)

スタートして3km弱は住宅地を走るロード区間です。まず,まぁちゃんとS倉さんが飛び出してグイグイと引っ張って行かれます。私は第2グループで走っていましたが,1.5kmほど過ぎたあたりで先頭のお二人がロストされてしまい(呼んでも聞こえなかった模様 ^^;),なぜか私が先頭を走ることに・・・^^;,結局8km地点の天覚山手前で自分がロストするまでの間を東京から参加のKu田さんと前後しながら引っ張る形になってしまいました(蜘蛛の巣掃除係(笑))。

すぐ後ろを追ってこられるKu田さん,安定感のある走るで総合2位でゴールされていました。




1:07 第1チェックポイントの東峠を通過して天覚山への上りに向かいます。




あとわずかで天覚山山頂(446m)いうところで,左に上るところをついつい楽なほうに直進し最初のロスト,ここでは後ろのKu田さんがすぐに気づかれて呼び戻していただきました。
天覚山から南の方角には関東平野の綺麗な夜景が広がっています。




このロストの間に4番手まで落ち,プレッシャーからも解放されて先行組についていきます(笑)。
が,
今度は天覚山を過ぎてすぐのところで先行組につられて二度目のロスト,引き返すところで一旦先頭になりますが,正規ルートに戻ったら走力の差で4番手に落ち着きます。前を行く三人さんは上りもすいすいと駆け上っていかれます。特に女性のKTMさんの軽やかな走りにはただ感心するばかりでした。

そうこうしていると大高山(493m)を過ぎたあたりで,最初のロードでロストされたS倉さんが早くも追いついてこられました。「いゃ~,2Kmも余計に走りすぎましたよ~(^^)」と言いながらすごいスピードで前を追っていかれました。そして結局最後はぶっちぎりの総合1位でゴールされました。

お地蔵さんもランナーの安全を見守っています。




2:32 前坂先の第二チェックポイントを5番手で通過しましたが,そのあと子の権現(640m)のベンチで休まれている方を抜き返してまたまた4番手に・・・。






3:08 スルギ通過,前も後も誰もいません,深夜の一人旅です。




暗闇の子の権現では,鬼が迎えてくれます(笑)。




その後,天目指峠(A1)手前の下りでF井さんに交わされ5番目でエイドに到着したのが3:55でした。。
エイドにはサンドイッチやシュークリーム,パインなどが並んでいます。ここではみちるんさんがボラとしてお世話をしてくださいます。








〇第一エイド(A1)~第二エイド(A2)

先にインされたF井さんより先にエイドを出発したのでまたまた4番手に戻りますが,中畑山(?)の手前あたりで追いついてこられたF井さんとともに本日三度目のロスト(泣)。ここはすぐに気づいたので先に行かれたF井さんを呼び戻します。
この間にやはりスタート直後のロードでロストされたまぁちゃんにスイスイと交わされ,さらにF井さんも先に行かれたのでここで6番手に後退。
ここから先,ゴールするまでに他のランナーさんと遭遇することもなく延々と一人旅でした。

中畑山(?)のピークに着いたところで綺麗な朝陽が昇ってきました。今日はいい天気になりそうです。






ここからは飯能アルプスも大詰め,高畑山,古御岳とアップダウンを繰り返しながら前半の大ボス「伊豆ヶ岳」に向かいます。

5:18 伊豆ヶ岳山頂(851m)に到着し,本日最初のミッションをクリア




ちなみに与えられたミッションというのは,指定された5ヶ所で看板(標識)をバックに「ウルトラポーズ」での写真を撮ること です。(無理な場合は,看板の写真だけでもOK)




ここからは約5Kmで第二エイドですが,いくつものピークが連続して,とにかくいやらしいアップダウンが続きます。
五輪山からの下りも相当荒れていました。






5:45 正丸峠到着




激下りや岩場を超えて・・・






6:39に虚空蔵峠の第二エイドに到着,ここでのお楽しみはミネストローネ,めっちゃ旨いです。朝方少し冷えたので温かいスープでほっこりとして次に進めます。
スープに夢中になりすぎて,手作りクッキーやチョコバナナをいただくのを忘れていました。






なんと「ULTRA ORT POSE」の文字が・・・




〇第二エイド(A2)~第三エイド(A3)

虚空蔵峠のエイドを通過し,刈場坂峠を越えて今回のコースの最高峰,つつじ山(879m)に到着し,二つ目のミッションもクリア。








耳型天南星かな?何度か目にしました。




この後は基本下り基調のはずなんですが,相変わらず上ったり下ったりの繰り返しでフラットなところがほとんでありません。
グリーンラインとちょこっとトレイルを交互に走りながら,ブナ峠,飯盛山(816m),飯盛峠と距離を伸ばして関八州見晴台を目指します。






小紫陽花の花もたくさん咲いていました。








8:18 関八州見晴台(771m)にたどり着き三つ目のミッションをクリア,車でやってきたというお二人連れとしばらく話しをしていましたが,昨夜の12時に高麗をスタートして飯能アルプスからここまで来たというと,さすがにびっくりされていました。




右奥は秩父の名峰「武甲山」でしょうか?




そこから15分ほど下ると第三エイドに到着しました。
そろそろお腹もすいてきたので,おにぎりがありがたかったです。この段階でトップのS倉さんとは2時間以上開いているようです。




(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


〇第三エイド(A3)~第四エイド(A4)

実はここからはグリーンラインに沿うように顔振峠に向かうものだと勝手に思っていたのですが・・・,なんとガれたシングルトラックを八徳まで一気に250m下って,そこからまた200m上り返すという「どうや,参ったか!」というようなコースでした(笑)。






トレイルを上り詰めてなんとかロードにたどり着いたところで数人のランナーさんに遭遇,さらに9:39に到着した顔振峠(497m)では黄色いウェアのランナーさんたちがレースことを聞いてこられました。後で聞いたところによるとウルトラプロジェクトのみなさんのトレーニング(峠走)だったようです。
顔振峠に着いたら自販機があるので,冷た〜い水が飲めると楽しみにしていたのですが・・・,なんと水が売切れ〜〜(泣)






顔振峠から先のコースは試走する時間もなくて,まったく初めてのルートです。参加条件の「コースを十分把握していること」に抵触しています(汗)。
このころになると足もほとんど終わっていますので,地図で確認しながらロストに気をつけながら第四エイドを目指します。
ここは,諏訪神社だったかな?





時間的にも10時,11時となるとハイカーさんにもよく会うようになり,立ち止まって話しをすることも多くなります。






一本杉峠とエビガ坂の中間付近のピーク,地図にはなかったけど「茶嶽山(450m)」という名の山らしい。




一本杉峠,エビガ坂を過ぎ,11:01にユガテ(290m)に到着して4つ目のミッションをクリア。ユガテの看板付近は少しわかりにくいということでスタッフの方が誘導してくださいました。コース誘導があるのはエイドを除くとここだけだったように思います。






謎の隠れ里ユガテは,「2軒の農家と若干農家畑がある外界と遮断された桃源郷のようなところ」と言われているそうです。ユガテは「湯ヶ手」と書くらしいのですが,その名の由来は大宮岳陵会さんのHPによると
1 昔々この地と草津の地では,毎年ジャンケンをして勝った方の地に湯が出ていたが,ある年からこの地はジャンケンに負け続けて湯の確保ができなくなった。そこでジャンケンに勝って湯が出るようにと願って「湯勝手=湯ヶ手=ユガテ」になったという説
2 ここには昔湯がたくさん出ていたが,ある年に湯が天に昇ってしまい出なくなってしまったことから「湯が天=ユガテ」になったという説。
3 昔この地には湯が天に届くくらいに湯が出ていたことから「湯が天=ユガテ」になったという説。
などがあるらしいです。








スタッフの方に「次は北向地蔵のエイドです。そうめん,それも他のレースではお目にかかれないようなそうめんが待っていますよ。」という言葉に送られてフラフラと走りはじめますが,上りになると一気に失速・・・,ヘロヘロになりながら11:35第四エイドの北向地蔵に到着




そこに用意されていたものは,なんと流しそうめん!倫さんが私一人のためにそうめんを流し,おまんじゅうや今や貴重品となったカールを惜しげもなく用意してくださいます。




こんなおもてなしを受けると,もう立ち上がるのも億劫になります(笑)。




さらにここで「くじ」を引くように促されて一枚引くとそこには「3等」の文字が・・・,聞くとこれを持った写真をゴール地点の本部に送るそうです。何がなんだか分からないまま,楽しみはフィニッシュ後にと言いつつ送りだしていただきました。




チンタラ走っているし,そろそろ後方から追い上げられてもいいのにな〜?などと思いながら走っていましたが,私の後ろでは自然発生的に「チーム9」なるものが出来ていたらしく,和気あいあいと楽しまれていたようです。(^^)
ちょっと羨ましい〜ぞ!^^;


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


そうめんエイドの倫さんもたいへんそう・・・


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


ここからは基本下り基調だし,1時間もあればゴールできるだろ〜とか思いながら走って(歩いて)いましたが,やはり単純に下りだけではありませんでした。
物見山を過ぎて富士見屋さんの自販機で水を買っていると,お店のおばちゃんが話しかけてこられたのでしばし話し相手になります(笑)。
おばちゃんに「あとちょっと,頑張れ〜!」と見送っていただき,日和田山(305m)の岩場を上り詰めて最後のミッションをクリア。さあ,後は一気に巾着田まで降りてフィニッシュ!のはずが・・・






日和田山からの下りには「男坂」と「女坂」があります。ここで「男坂」を選択したばかりに最後の最後に本日4度目のロストです。この男坂,大きな岩だらけの崖下りのようなもので間違っても走ることはできません。さらに男坂が終わり巾着田に向かうという段になって,まっすぐ下ればいいやろうと小さな水の流れに沿った踏み跡を進むと・・・,徐々に藪漕ぎ状態になり踏み跡さえも消えてしまって引き返さざるを得なくなってしまいました。男坂下部の水場まで戻り,地図を確認してなんとか正規ルートに戻ることができましたが何をやっているんでしょうね〜
そこから気を取り直してあらためてゴールに向かい,13時20分 巾着田の高麗川河原に設けられたフィニッシュゲートをくぐり長い長いORTの旅が完結しました。




そうそう,第四エイドでの「くじ」の賞品ですが「フィニッシャーズステーキ」でした。私をはじめその他大勢の3等賞は「オージービーフ」で,よーすけ会長みずからが焼いてくださいます。ビールにステーキ,なんとも素敵でありがたいおもてなしです。


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


肉が焼き上がるまでまったりとして待ちます。すいません,会長・・・(^^)


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


ありがたくいただきま〜す(すいません,完食できずお手伝いしていただきました。胃も年なんかな〜?)。


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


ちなみに2等賞の「国産牛」は,ワラーチで完走の麻ちゃんさんと最後まで楽しまれたN中さんがゲット!


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


そして1等賞の「高級牛肉」は,前日誕生日を迎えられたI島さんのお腹に納まったようです(笑)。


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


チーム9も全員揃ってフィニッシュ!


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


◯レースを終えて
レースとしてはかなり厳しいコース(私には)でしたが,少ないスタッフながら心のこもった大会運営には感動さえ覚える素晴らしい大会で,関係者の皆さんの奮闘に頭が下がる思いです。ありがとうございました。


(写真は,アルバム「2017ORT」からお借りしました)


たまたま私のTシャツを見て「あっ,キャノンボール走ったんですか〜?」と麻ちゃんさんが言ってくれましたが,このORTもわずか10数人から始まった「六甲縦走キャノンボールラン」のようにこの先徐々に大きくなる可能性を秘めているように感じました。まぁそうなると流しそうめんとかフィニッシャーズステーキまでは期待できなくなりますね(笑)。

楽しく賑やかなことが好きだったという「BOSE」さんにお会いしたことはありませんが,こんな素晴らしい追悼大会を空の上からご覧になり,きっと喜んでくださったのではないでしょうか。


大会参加に際して作っていた行程表に結果を入れてみました。


高水山トレラン2017

2017-04-03 | 大会レポ(トレラン)
日曜日(4/2),東京あきるののお山ではハセツネCUP出場優先権を賭けた「ハセツネ30K」がコース変更のうえ「ハセツネ17K」として開催され,男子は上田瑠偉さんが,女子はかおりんこと吉田香織さんが優勝されたようです。また,女子準優勝には,地元長崎を拠点にしてウルトラマラソンを中心に活躍中のもっちーこと望月千幸ちゃんが入ったようですね。
(私は地道に 6月1日のクリック合戦で本戦を目指しましょう。^o^)

そこから少し北側の青梅のお山では「第19回 青梅高水山トレイルラン大会(30kmの部)」が開催され,3年連続で参加してきました。前日の雨や雪でコースコンディションが心配されましたが,雪も走路への影響はほとんどなく,適当なお湿り状態で逆に走りやすく感じました。

結果:3時間34分43秒(総合 271位・年代別 32位)
KFCさん仕事が早いです。当日のうちにリザルトも発表されています。

昨年から時間は 6分53秒短縮できましたが,順位では年代別で4番上げたものの総合では6番の後退でした。ただ,3時間半がかなり近づいてきたのでできれば来年くらいに実現したいものですがどうなることやら・・・

今年は,毎年恒例となっている(らしい)ブログ村の山宴会の陣地に荷物を置かせていただきました。




コースと高低差はこんな感じです(ガーミンデータ)。






前日くらいから腰に嫌な感じがあったので,バックパックではなく,コルセットを兼ねて(笑)エンデュランスベルトを巻いて走ることにしました。




またランシャツは,朝方は少し冷えましたが天気は良さそうなのでチーム200K(関西)のノースリです。
背中側はこんな感じです。




全体の前よりに村のみなさんと一緒に並んでいると,すぐ前にけーすけさんがいらっしゃいました。不思議とよくお会いします(笑)。








上空からはドローンによるスタート風景の撮影も行われていました。
スタート直後の階段は今年もお約束の大渋滞・・・^^;




階段を上って上から見ても,まだまだ続いています。




この矢倉台の上りが意外としんどいです。(私だけ?)




過去8年間高水山トレイルランの動画とスライドを1km付近で撮影されていたYAKU(5151)さんが昨年,「今年で最後にしようと思っている。」とおっしゃっていたのですが,もしかしたらと期待して1km地点に向かったものの,はやり宣言どおり今年はいらっしゃいませんでした。ちょっと寂しい気もします。
ところが3km付近までやってくるとビデオカメラを回している方がいらっしゃるではないですか。そこにいらっしゃったのは,なんとプロシードさんでした。




アップダウンを繰り返しながら雷電山(494m)に向かって高度を稼いでいきます。
5km付近でいつも順位をカウントしてくださっているこのスタッフさん(?),昨年は「ちょうど240位だよ。」と教えてくださったのですが,今年は「100番台の後半ぐらい。」いうことでした(笑)。




15kmコースとの分岐,栗平の三叉路を過ぎるとカウベルの音が聞こえてきました。いろいろな大会でボランティアをされているKBTさんです。今日も選手誘導のボラです。寒い中長時間ありがとうございました。
今年は往路復路とも挨拶ができました。




雷電山を過ぎると,関門が設けられている「榎峠(10km地点)」に向かって若干のアップダウンはあるものの下り基調になります。
榎峠を1時間09分59秒で通過,制限時間20分前で昨年より23秒早い通過です。1時間半を超えてしまうとここでUターンしないといけません。




榎峠からは高水山(759m)に向かって上ります。
峠から300mほど上ったところで毎年地域の方がエイドを設けてくださっています。(青木私設エイド)




ここからはとにかく上ることになるので,水を一杯だけいただいてリスタートです。




激坂も終盤になるころまで上ってくると,昨日の雪が少し残っていました。






残雪を見ながらなんとか激坂を上りきり,林道をしばらく走ると「高水山常福院」の山門に続く石段が見えてきます。ここでお参りを終えて折り返すメテオデさんと遭遇しました。
常福院到着:1時間43分23秒,昨年より24秒だけ早く着きました。




本堂に着くと順番に並んで鈴を鳴らしてお参りし,御守りの「鈴」を授かります。これがチェックポイント通過の証明になります。
参加した3回すべてでいただくことができました。




この写真を撮ったところでスマホ充電切れ・・・あとはゴールまで写真なしです。^^;




お参りした後はかなりの高度差を一気に下り,その後の激坂林道へと続きます。この林道をなんとか上りきると再度トレイルに入り少しずつ高度を下げ,急に視界が開けたところが白岩の集落です。ここ白岩自治会館にはコースで唯一のエイドが設けられています。
地元の皆さんと話しながらオレンジなどをいただき,またまた激上りに挑みます。
白岩エイド到着:2時間13分29秒,昨年より54秒早い到着です。

ひと山越えて「榎峠」に戻ってきた時点で,2時間20分26秒,ここまで昨年とほぼ同じペースで走っていたようです。

昨年も苦しんだ雷電山に続く険しい上りを前のランナーを目標にただひたすら上って行きます。
残り5km付近で前方にメテオデさんの背中が見えるようになりました。その背中を必死で追っていると昨年両腿内転筋が攣った残り4km地点もふくらはぎは張ったままですが無事通過しました。
逆に足が攣ってつらそうなメテオデさんをこの付近でかわし,青梅丘陵ハイキングコースで前のランナーを少しずつ抜いて順位を上げていきます。

そして過去2回とも内転筋の攣りで失速したら鬼門の最後の階段です。やはり駆け下りている途中で攣りそうな気配がありましたが,なんとかそのままゴールまで走り続けることができました。




今回の記録更新は,榎峠からの終盤の粘りで達成できましたが,あと5分を絞り出すことができるのか・・・相当頑張らないと3時間半切りは難しそうです。

ゴール後にいただいた今年の参加賞は,ランニング用バックパックでした。容量は9リットルくらいでしょうか?




ゴール後は厚かましくも村の山宴会にお邪魔させていただきました。
ご馳走まで頂戴しありがとうございました。




永山公園の下にはハナニラがたくさん咲いていました。




常福院付近は地元の方が雪かきまでしていただいたそうで,今年も綺麗に整備されたコースを気持ち良く走ることができました。スタッフ,ボランティアのみなさん,随所で応援いただいた皆さん,ご迷惑をお掛けしているにもかかわらず気持ちよく譲っていただいたハイカーのみなさん,そして一緒に走ったランナーの皆さんありがとうございました。

鋸山トレイルラン2016

2016-12-19 | 大会レポ(トレラン)


先週の土曜日(12/17)は,「房総半島横断トレイル&アウトドアクエスト」鋸山ラウンド(30Km)に参加してきました。



まずは結果から(参加人数はエントリーベース)
4時間28分24秒 50位/314人中 (年代別 4位/42人中)

今年は,昨年から始まった「房総半島横断トレイル(70km)」と同日開催となったこともあり,第7回目の開催となる鋸山ラウンド(旧鋸山トレイルラン)の参加者は,前回参加時の970人ほどから大幅に減って314人でした。おかげで順位のほうは良くなりましたが,そういうことなので素直には喜べません(笑)。ちなみに70kmの参加者は550人ほどだったようです。
前回より18分も遅かったのは,コース変更で距離が延びたこともありますが,一番の原因は練習不足です。

今回はご近所ランナーのriorioさんの車に,starmanさんと一緒に同乗させていただいて,富津市金谷港の会場に7時半頃到着しました。
心配された風もほとんどなく,天気も最高で富士山が綺麗に見えていました。




駐車場で着替えながらふと横を見ると,deburaさん,お〜さんご夫妻が,さらにその向こうにはケースケさんが,とさっそく知り合いさんにお会いしました。そうこうしていると,ankoさんやえりまきさん,白キノコさんと昭和の森ご近所ランナーズのみなさんも勢揃い。
前:えりまきさん
後:左からankoさん,親父,starmanさん,白キノコさん,riorioさん




そして「どこにいますか?」と聞きながら突然現れたのは,えっちゃん!なんとボランティアで参加とのこと,誰にも知らせずサプライズ成功だって。




2015年の館山若潮マラソン以来,約2年ぶりにケースケさんと・・・




そのあと「チームおっT(おっさんランナーズ)」のみなさんとの顔合わせです。走るイラストレーターおっさんランナーさんが描く,漫画ブログの読者さんたちですが,集まるたびにメンバーが増えているようです。おっさんランナーご夫妻に初めてお会いしたのが2013年のこの大会でした。今回はその時に漫画に描いていただいた「鋸山黄レンジャー」を意識したのですが,残念ながら今回お二人は不参加です。


(写真提供:だぶスポーツ)


チームおっTのメンバーは,さりーさん,さりーぱぱさん,ねこあしさん,班長さん,deburaさん,お〜さん,こうめさん,おばやんさん,ハービーさん,じぇっとさん,だぶさん,湾岸スキーヤーさん,ろっしさん,さる隊長さん,鈍足親父 (順不同)


(写真提供:だぶスポーツ)



10時ちょうどに30kmの部がスタートします(15kmの部は10:55スタート)。1kmほど海岸線を走り,県道237号(浜金谷停車場線)に入って700mほど進んで金谷元名林道に入りひたすら上っていきます。上りが苦手な親父はすぐにstarmanさんに交わされてしまいます。
5kmを過ぎたあたりで竹岡林道と合流したところでシングルトラックのトレイルに入ります。








楽しいトレイルも長くは続かず,上白狐の集落に向かう農道に出てさらに舗装道路が続きます。このあたりでなんとかstarmanさんに追いつきました。(後半は離される一方でしたが ^^;)しばらく走っているとボランティアでコース誘導をしているえっちゃんと出会いました。お疲れ様です。






上白狐からはまたトレイルに入りますが,この上りが意外としんどい。そしてピーク228を過ぎると下りになりますがかなりの悪路です。
前にランナーさんが見えなくなったあたりで最初のコースロスト,しかしここはすぐに気づき戻ったので大きなロスにはなりませんでした。
ここからの下りはスリッピーでとにかく滑りますが,私の場合こういうところで時間を稼ぐしかないのでここは攻めます。
いったん舗装された林道に出て少し上り,橋を渡って再びトレイルに入り,例の採石場に向かいます。






ふたつの小川を越えて,喘ぎながらピークを抜けると特撮映画に出てくるような採石場の景色が広がります。




ここでstarmanさんや湾岸スキーヤーさんと一緒になったので,お互いに写真撮りながら景色を楽しんでいました。










採石場をあとに荒れたダンプ道を下る途中では,MTBの練習(?)をしている子供たちが声援を送ってくれます。この間にstarmanさんには置き去りにされ,湾岸スキーヤーさんと二人で第一エイド(第二も同じ場所ですが)がある鋸山登山口に向かってひたすら上ります。
エイドに到着すると15kmの部に参加のお〜さんと出会いました。途中でふくらはぎが攣りたいへんだったようです。




スポドリを一杯いだだき鋸山山塊に突入します。エイドがある登山口から東の肩までは15kmの部のランナーさんとのすれ違いがあるので楽しみです。トレイルに入ってすぐにdeburaさんとこうめに出会い,そのあともねこあしさん,じぇっとさんとエール交換,知らないランナーさんとも声を掛け合ってすれ違います。


(写真提供:こうめスポーツ)


東の肩を過ぎ,鋸山山頂(329m)までやってきました。




山頂を過ぎると絶壁階段が待っています。今日は天気も良くて東京湾から対岸まで綺麗に見えています。






階段を吹抜洞窟まで降りてくると,誘導の女性が「関東ふれあいの道コース」に導いてくれます。前回まではここから「車力道コース」を下っていたのですが,今年はコースが変わっていました。
石切場跡や地獄のぞきを見上げながら浜金谷に向かってひたすら降りていきます。このあたりで2度目のコースロスト。ここも大きな影響もなく復帰できました。






途中のあじさい広場の観月台からは綺麗な富士山も見ることができました。




観月台からの長い長い階段を降りて「車力道コース」と合流し,「安兵衛井戸と沢コース」との分岐のCPでナンバーカードにチェックを受けて東の肩に向かって上り返します。毎回そうですが,この「安兵衛井戸と沢コース」は陽が当たらないためか,川沿いの道がぐちゃぐちゃでとにかく走りにくいです。




今回のコースでは唯一の素掘りのトンネルです。今年は足元への灯りの設置がなく,ライトがないランナーさんは苦労されたかもしれませんね。




その先からの激坂(ほとんど崖上り)でついに左内転筋が攣り悶絶,近くの木を摑み滑落を防ぎます。




後ろからのランナーさんも心配してくださいますが,とりあえず先に行ってもらい,攣ったままですがなんとか東の肩に到着しました。
少し落ち着いたので,前を少しずつ交わしながら第二エイドに向かいます。

第二エイドまでくれば,あとは下り基調の林道と県道を 8.5kmです。エイドでバナナをいただきゴールに向かって下って行きます。
が,
残り4km付近で今度は両の内転筋が攣ってしまいます。とりあえずストレッチで伸ばし,Mag-onを投入してあとは走りながら収まるのを待つしかありません(笑)。しかし,攣りが治れば次は足裏です。毎度のことですが,中足骨のいたずらで痛みがひどくなり本日3錠目の鎮痛剤を投入。

なんだかんだで県道を終え海岸線に戻りテレテレと走っていると,前方で大きく手を振る二人の男性,だぶさんと40sおやじさんがカメラを構えて待ってくださっていました。お二人とハイタッチを交わした瞬間に本日3度目の足攣り(笑)


(写真提供:40sおやじスポーツ)


(写真提供:40sおやじスポーツ)


それでもお二人から,「残りはあと500m頑張れ!」と最後の激をいただき公園を抜けてなんとかゴールにたどり着きました。


(写真提供:starmanスポーツ)


ゴール後の昭和の森ご近所ランナーさん,ankoさんごめんなさい。
えりまきさんは,年代別第一位でした。




こちらも年代別第一位のさりーさん,スイーパーのJimmyさんと


(写真提供:さりースポーツ)


第一回からこの大会をプロデュースされているトレイルランナー(第一回ハセツネ優勝)でアドベンチャーレースの第一人者,田中正人さんに鋸山をバックに写真をお願いしました。




夕方からは,浜金谷駅前の「ひまつぶし」というお店を借り切って「チームおっT」の打ち上げ兼忘年会です。
15kmの部のスイーパーを務められたJimmyさんも合流されと総勢16名の賑やかな宴になりました。
さりーさん,さりーぱぱさん,段取り等ありがとうございました。

年代別第一位のさりーさんと第三位のおばやんさん


(写真提供:こうめスポーツ)


ブルーぱぱさんからイエローに変身?(笑)


(写真提供:こうめスポーツ)


みなさん,いい笑顔です。どうぞ良いお年を!


(写真提供:だぶスポーツ)


(写真提供:だぶスポーツ)


(写真提供:だぶスポーツ)



千葉では数少ないトレランレース,スタッフさんやボランティアさんの努力もあって,また走りたいと思えるいいコースです。来年はなんとか「サブ4」を達成したいものです。
お世話いただいた関係者のみなさん,会場でお会いしたランナーのみなさんたいへんお世話になりありがとうございました。またどこかの大会でお会いしましょう。

高水山トレラン2016

2016-04-04 | 大会レポ(トレラン)
日曜日(4/3),東京あきるののお山ではハセツネCUP出場優先権を賭けた「ハセツネ30K」が開催されましたが,私はその少し北側の青梅のお山で開催された「第18回 青梅高水山トレイルラン大会(30kmの部)」に昨年に続いて参加してきました。
ハセツネ30Kではレギュレーション違反で男女第1位の選手が二人とも失格になるという出来事があったようです。やはり決められたルールは守らないと・・・

結果:3時間41分36秒(総合 266位・年代別 36位)
昨年から年はひとつ増えましたが,時間で15分52秒短縮し,順位では162番上げることができたのでとりあえずは良しとします(笑)。来年は3時間半切りと行きたいところですが,私にとってはかなり厳しい目標です。


青梅の駅からひと山越えて会場の「風の子太陽の子広場」に向かいます。






その山を越える途中でYAKU(5151)さんにお会いしました。YAKUさんは,過去7年間「高水山トレイルラン」の動画とスライドを撮影されています。「今年は機材も新しくしたので画像も良くなると思うよ。」とおっしゃっていました。






スタート前に恒例のエアロビクスで準備運動です。




スタート時間が近くなったので昨年と同じくらいの位置に並んでいると,メテオデさん,numaさん,sadaさんとお会いしました。




コースと高低図です。






スタート直後から走路も狭く上りが続くので早速渋滞発生です。
sadaさんの背中はこの後すぐに見えなくなりました。




メテオデさんも階段を上り,青梅丘陵ハイキングコースに出ると一気に加速して去って行かれました。




numaさんも練習不足といいながらいいペースで走られています。






だいぶ走りやすくなりました。


(YAKU5151さんのyoutubeより)


こちらはお茶目なR2さん(笑)


(YAKU5151さんのyoutubeより)


ankoさんも楽しそうに走られていますね。^o^


(YAKU5151さんのyoutubeより)


2km過ぎたあたりの上りで6月の「HOT HOT 100」でお世話になるkikeさんに追いつきました。が,今年も最後は逆転されてしまいました。この方,UTMFを始め国内の名だたるトレランレースを完走され,昨年はUTMBも完走されたスーパーウーマンです。




アップダウンを繰り返しながら雷電山(494m)に向かって高度を稼いでいきます。
5km付近で順位をカウントしてくださっているスタッフさん(?)によると,この時点で240位ということでした。






雷電山を過ぎると,関門が設けられている「榎峠(10km地点)」に向かって若干のアップダウンはあるものの下り基調になります。
榎峠を1時間10分22秒で通過,制限時間20分前で昨年より4分早く通過できました。1時間半を超えてしまうとここでUターンしないといけません。




榎峠からは高水山(759m)に向かって上ります。取り付いてすぐのところに私設のエイドがあり,水を1杯いただきました。
ここですぐ前を走る「赤いおっT」を発見!ルールに従い(笑)「ナイス おっさん!」と声をかけます。先日行われた「成木の家ファンラン」のイベントにも参加されたというす~さんでした。かなり速い方ですぐに姿が見えなくなりました。






ここからはとにかく上らされます。




なんとか激坂を上りきり,しばらく走ると「高水山常福院」の山門に続く石段が見えてきます。ここでお参りを終えて折り返すメテオデさんと遭遇,昨年は影も形も見えなかったのに・・・足の具合でも悪かったのでしょうか? それでもサブ3.5はさすがです。
それにしても「江戸くノ一Tシャツ」が羨ましい!えっ,女性だけのトレランチームですか~,さらに羨ましい!(笑)
常福院到着:1時間43分47秒






本堂に着くと順番に並んで鈴を鳴らしてお参りし,御守りの「鈴」を授かります。これがチェックポイント通過の証明になります。






お参りした後はかなりの距離を一気に下り,その後の激坂林道へと続きます。この林道をなんとか上りきると再度トレイルに入り少しずつ高度を下げ,急に視界が開けたところが白岩の集落です。ここ白岩自治会館にはコースで唯一のエイドが設けられています。
地元の皆さんと話しながらオレンジなどをいただき,またまた激上りに挑みます。
白岩エイド到着:2時間14分23秒(このころトップはゴールしています。^^;)






このあたりの桜はまだ六分咲き程度でしたが,シデコブシの花が綺麗でした。




ひと山越えて「榎峠」に戻ってきた時点で,2時間20分50秒,雷電山に続く険しい上りを見上げるとサブ3.5を狙おうという気持ちも萎えてきます。
このあとはスマホも仕舞ってひたすらゴールを目指しますが,残り5km付近でkikeさんに抜き去られ,さらに4km手前あたりで両腿内転筋が攣り万事休す!(≧∇≦)
それでも誤魔化しながら青梅丘陵ハイキングコースまで帰って来ると,なんとか走れるようになったので,少しずつですが順位を上げていきます。

しかし,最後の階段を下れば間もなくゴールというところで,またまたピクピクッときて右の内転筋が見事に攣ってしまいました。
ただ,ゴールはすぐなので,攣りの痛みを堪えながら下っているといつの間にか治ってしまったので(笑),ゴール前では比較的元気に走っているように見えたようで,先にゴールされたkikeさんが「しっかり走れるじゃない!」と声をかけてくださいました。




スタート前にはお会いできなかったankocatさんともゴール後にお会いすることができました。ankoさんは15kmの部でしたが,余裕で完走されたようで来年は間違いなく30kmの部にエントリーされることでしょう(笑)。


(写真提供:ankoスポーツ)


ゴール後にいただいた今年の参加賞は,三徳ナイフ。畳んだときの長さが5.5cm,お山でも重宝しそうです。




メテオデさんたちに,今年もブログ村の皆さんが「お山でお花見の宴」を開かれているとお聞きしていたので,厚かましくもお邪魔させていただきました。
ひとつ先輩のnumaさん,今年は少し先にゴールできましたが,来年は勝てないでしょう。


(写真提供:ローラスポーツ)


村の皆さん,突然おじゃましたにもかかわらず,暖かく迎えていただき,それにご馳走までありがとうございました。




(写真提供:ローラスポーツ)


mizoreさん,すーぴーさん,アレキさんのゴールは見届けることができたのですが,制限時間ギリギリのゴールを狙う(笑)R2さんが帰還される前に,所用もあり会場を後にさせていただきました。

今年も綺麗に整備されたコースで,とても気持ち良く走ることができました。スタッフ,ボランティアのみなさん,随所で応援いただいた皆さん,そして一緒に走ったランナーの皆さん,そしてなにより村の皆さんありがとうございました。

ハセツネCUP2015

2015-11-03 | 大会レポ(トレラン)

「無理すれば行けたんやないか,いや行けたはず!」と,時間が過ぎるとともに悔しさと情けなさが増幅されていきます。
出走者2,357人中2,046人の方が完走(86.8%)されているので,なおさら自分の弱さが許せなくなります。

それはそれとして途中まで時間走っていませんが「第23回 日本山岳耐久レース(長谷川恒男CUP)71.5km」の敗退記録を記しておきます。

結果:第二CPの月夜見で根性なしのリタイア
走行距離:42.09km
走行時間:11時間40分11秒

大会前に作っていた行程表(takacchさんのパクリ(笑))と高低表,コース図に結果を入れたのがこれです(レース中は手持ちして時刻を記入します)。

     


<レース前>
この大会にエイドはありません。途中で提供されるものは42.09km地点の水分(水orスポドリ)1.5ℓのみなので,自分が必要とする補給食や給水地点までの水分,さらにほとんどがナイトトレイルになることからライト類,そしてレインウエア,防寒具,ファーストエイドなどを背負って走ることになります。私の場合,水分2.0ℓを含めて5.5kgの重量になりました。


<スタート前>
最寄りの駅を始発で出発し,武蔵五日市駅に8時15分頃到着(レースは13時スタートですが体育館の休憩場所争奪戦も厳しいようです),会場に向かって歩いているとすぐ前にJimmyさんを発見。経験者のJimmyさんからいろいろ情報をいただきつつ五日市小学校の体育館に場所を確保してあたりを見回すとすぐ後ろにこれまた心強い経験者のメテオデさんがいらっしゃいます。
受付を済ませてスポーツメーカーのブースを見たり,中学校の体育館を覗いたりしていると,まるさんや青春スポーツのラーさんにお会いできました。その後,FBトレイルラン同好会のみなさんに挨拶していったん陣地に戻ります。

     

     

     
     (写真提供:AMANO SPORTS)


12時を過ぎたのでスタート地点に行き,鴨川走友会(関東)のメンバーmitsunoさんとエール交換をした後,16時間のブロックに移動するとブログ村のhideさん,メテオデさん,アレキさん,R2さん,そして応援のホシヲさんとローラさんもいらっしゃいました(残念ながらsadaさんにはお会いできませんでした)。挨拶のあとはみなさんそれぞれのスタートブロック(10時間,12時間,16時間,20時間)に分かれて並びますが,私はJimmyさんと一緒に12時間の後方に位置取りました。ただ,この位置だとトレイルに入ったとたんに大渋滞となり,かなりのストレスになります。

     

     

     

     


<~入山峠(いりやまとうげ)>
スタート直後はトレイルで好位置を確保するためにみなさんかなりのスピードでダッシュされますが,私の位置だとすでに前には2,000人近い人が走っているので焦ってもしょうがないのでのんびり行きます。ロードから林道に入る手前の広徳寺山門前で応援されていたローラさんを発見,厳しい旅が始まる前に大きなパワーをいただきました。
林道からトレイルに入ったところで噂に聞く大渋滞。完全に立ち止まりますので周囲のランナーさんといろいろ話しをしながら動きだすのを待ちます。この部分は二通りのルートがあるのですが,左ルートのほうが進みが早いようです(失敗した~!)。

     


このあとは今熊神社からの急登を越え,さらにいくつかのピークを越えて入山峠に到着します。前を行く美ジョガーさんによると昨年以上の渋滞で15分~20分は余計にかかっているそうです。

     

     
     (写真提供:ハセツネ疾風館)

     

     
     (写真提供:TrailRunner.jp)


<~醍醐丸(だいごまる)>
渋滞も入山峠からの再トレイルはそうでもなく比較的すんなり進めました。ここで応援の方から「京都からのお人,頑張って~!」と声が掛かります。手を振って応えながら,「すいませ~ん,今日は千葉からなんですよ~。」

ここからもアップダウンを繰り返しながら距離と高度を稼いで行くのですが,引き続き渋滞個所も多く市道分岐までがひどく長く感じられました。
それでも走って(歩いて)いれば前に進むもので16時36分になんとか醍醐丸15.3km地点に到着,ここでは寒いなかレイさんが応援に来てくださっていました。こんな山のなかまで登ってくるだけでもたいへんだったと思います。ほんとうにありがとうございました。

     

     
     (写真提供:Ray SPORTS)


<~三国峠(さんごくとうげ)>
この日の日没は16時48分ということで,醍醐丸を過ぎるとあたりも少しずつ暗くなってきます。そこで広いスペースを見つけてライトの準備をしようと立ち止まったところになぜかJimmyさん登場!今熊神社のトイレ渋滞に掴まっていたらしいです。

     


連行峰あたりまでくるとかなり暗くなってきたのでヘッドライトを点灯します。前日まではヘッドライトと腰ライトで行く予定にしていましたが,ポール(ストック)を使わないことにしたのでヘッドライトと必要に応じてハンドライトを使うことにしました(ポールは第一CP(浅間峠)以降でないと使用できません)。
ここから三国峠までは比較的走れる区間だったと思います。


<~浅間峠(せんげんとうげ)>
三国峠から浅間峠までは短い距離ですが,軍刀利山を始めいくつかのピークを越えて行くのでそれなりにしんどかったと思います。周りも真っ暗になりこのあたりからのコース状況はよく覚えていません(汗)。
緩い下りを降りてくると急に賑やかになり,18時15分第一CPの浅間峠に到着です。こんな場所にもたくさんの応援の方がいらっしゃってありがたいことです。

     


<~笛吹峠(うずしきとうげ)>
浅間峠を過ぎるとしばらく走れるトレイルが続きますが,すぐに土俵岳に続く登りがやってきます。このあと小棡峠(こゆずりとうげ)あたりまでは足も大丈夫だったのですが,丸山あたりで両方の下肢の張りがひどくなり,なんとなく力が抜けていくような感覚になってきました。それでもなんとか予定の時間に笛吹峠に到着しました。
それにしてもこのあたりの地名はなかなか読めませんね(笑)。ほかにも人里(へんぼり)や神の戸(かのと)などがあります。

     


<~西原峠(さいばらとうげ)>
笛吹峠から西原峠にかけては,コースの記憶があまりありませんが,笛吹峠を過ぎてしばらくしてから小雨が降り出してきました。
このあたりになると,足を重く感じるようになり,登りなどは足休めを入れないと登れないような状態になるのですが,休み過ぎると身体に冷えるので後ろから来る方にコースを譲りながら少しずつ進んでいたように記憶しています。

霧雨のように細かい雨のために,LEDライトの白い光は反射して見にくくなります。こういうときは車と同じようにフォグランプが便利です。ヘッドライトやハンドも黄色いセロファン紙で簡単にフォグランプに変身します。
最初は,バンドライトにはセロファン紙を輪ゴムで止めようと考えていたのですが,前夜にこんな方法を教えていただきました。

     

私のバンドライトは,GENTOS-閃325なんですが,これがペットボトルのキャップの下のリングとぴったりなんですよね。
適当な大きさに切ったセロファン紙をライトにあてがい,ボトルから外したリング(写真の白い輪っか)をはめると綺麗にとまります。
ヘッドライトの場合は,原始的にテープで止めます,それもレース中なのでテーピング用テープ(笑)。


<~三頭山(みとうさん)>
西原峠を過ぎると前半最大の難所,大沢山から三頭山への登りを迎えます。槇寄山から一気に下ったあとの大沢山への岩が多い登りでは何度もくじけそうになりましたが,休みやすみでなんとか登りきって,避難小屋までいったん下ります。この避難小屋のベンチは満員でかなりの方が休憩をとられていました。
ここでボラの方に「山頂まではあとどれくらいでしょうか?」と聞くと
「ここから100m・・・」
「えっ,あと100mですか ^o^」
「水平距離で700mで,100mを登ります。」
「・・・・」
ここからは石段です。一段一段登って行くと選手を励ますスタッフの方の声に導かれてハセツネコースの最高地点三頭山山頂1,527mに到着しました。

     


<~月夜見(つみよみ)>
三頭山山頂からは,鞘口峠に向かって一気に高度を下げていきます。しかし,時として足がコントロールできなくなり,せっかくの下りだというのになかなか思うように走れません。雨でスリッピーになったコースのせいだけではないようです。
さらに激下りの影響なのか,それまでなりを潜めていた左膝の痛みが少しずつ頭をもたげてきたようです。
こんな状況だったので,鞘口峠でリタイアも考えましたが,ここは我慢して第二CPでもある月夜見に向けてリスタートします。
しかし,最初の登りがなかなか登れません。自分でもよくわからないのですが,足が動かないという感じでした。このあとは平地も下りもなかなか走れず,休みを入れながらほとんど歩きで通していました。
最後の車道に出て,明るく輝く月夜見CPに着くまでの数百メートルの間は後半に進むかここで止めるか悩みながら進んでいました。

そして

24時40分,月夜見に到着し,リタイアテントのスタッフの方と話しをして,始めての大会リタイアを決断しました。
判断の決め手は,鞘口峠からここまでの間に足の麻痺で何度かふらつきがあったこと,座り込んでの休憩がないと前に進めなくなったこと,区間タイムが緩く作ったはずの予想タイムを30分以上もオーバーしていたことなどから,このまま進むと危険個所もあるなか,最悪(転落)事故を起こしかねないと思ったことでした。
と,いろいろ書いても結局は自分の気持ちが弱かったということに尽きます。

そのあとはテントに入り,熱い味噌汁をいただいてしばらく休憩します。テントの中には先客が5名ほどいらっしゃいました。寒さにやられた人,膝をやられた人・・・理由はいろいろですがやはりみなさん悔しそうです。

     


その後,中継基地までワンボックスカーで送っていただき,他地点からのリタイア選手と合流してマイクロバスでスタート地点に戻ってきたのが午前3時半頃だったと思います。
体育館の確保していた場所に戻り荷物の整理などをしますが,その時に残っていた水分は1.6ℓ,スタートしてから唯一の給水地点までわずか400mlしか飲んでいませんでした。もともと水分摂取が少ないほうではありますが,これは少なすぎだったかもしれません。
あとでmitsunoさんも「知らず知らずに電解質が足りなくなっての脱力だったのかもしれませんね。」とおっしゃっていました。ただ,それにしては足攣りもなかったし,飲んだ400mlも身体が欲してではなく,飲まないといけないという思いで口にしたというものでした。(「足ツーRUN」によるグリセリンローディングの効果だったのかも)
ある程度荷物を片付けたあとは,持参したい寝袋に包まって惰眠を貪っていました。

日本有数のトレイルレースにふさわしく,スタッフやボランティアの方に支えられた素晴らしい大会でした。関係者のみなさん,選手のみなさんありがとうございました。
しかし,このままでは終われないので,ちゃんと練習もしてまた参加させていただきたいと思います。
そして,ちゃんとここに帰ってきたいです。

     


ハセツネCUP(速報)

2015-11-01 | 大会レポ(トレラン)

     

寒い中の現地やコース上での応援,またメールやメッセージ,FBなどを通しての励ましや慰めをいただきありがとうございました。

私の初ハセツネは,早朝の0時40分11秒,第2CP月夜見駐車場(42.09km)で終了しました。ランニングを始めて大会でのDNFは初めてのことで悔しい気持ちはたしかにありますが,あの状況ではしょうがない と自分で自分を納得させています。
原因はいろいろ考えられるのでしょうが,雨や寒さが影響した訳でもなく,やはり最大の原因は自らの練習不足ですね。
厳しいコンディションのなか見事に完走されたみなさん,ほんとうにおめでとうございます。