日曜日は小雨がそぼ降るなか,約3時間かけて青梅市まで出かけ,「第17回 青梅高水山トレイルラン大会(30kmの部)」に参加してきました。青梅市には2年前の青梅マラソンで訪れたことがありますが,奥多摩のお山は初めてです。
奥多摩や奥武蔵のトレラン大会への日帰り参加は無理と思い込んでいたので,大会で走る機会もなかったのですが,昨年の大会に参加された「おっさんランナー」さんの4コマレポを拝読していて,10時スタートのためわが家からも日帰り参加できるということが分かりホイホイとエントリーしていました。
結果:3時間57分28秒(総合 428位)
足の故障もありどれくらいで走れるか分からず,4時間切れればいいかなと思っていたので,まあなんとか合格ということで・・・(笑)。
青梅の駅から会場の「風の子太陽の子広場」に着くまでもかなり上らされます(笑)。
会場に着くとラッキーなことに雨もあがって,少し肌寒いくらいのいいコンディションになってきました。あとはレース中に降らないことと,佐倉フルから1週間の足が最後まで持ってくれることを祈るばかりです。
コースのアップダウンはこんな感じでした(ゴール後のガーミンデータより)。
バックパックには,念のための雨具とファーストエイドキットを入れます。水分はエイドが1ヶ所だけということだったので,ボトルに「カルピスウォーター(500ml)」(山を走るときはよく使います。),ソフトフラスクに「青春の足ツーRUN(500ml)」を持ちましたが,今日の天気なら半分でも十分でした。
補給食としては,「メダリスト(グレープフルーツ)」,「ハニースティンガー(ゴールド)」,「トップスピード」を各1袋と個人的に定番の「ブラックサンダー(ゴールド)」を1個,念のための「MAGMA」1袋を持ちましたが,結局口にしたのは,メダリストとハニースティンガーだけでした。
準備運動代わりのエアロビクスが女性インストラクターの指導のもと行われます。少しだけやってみましたが意外としんどいので適当に終了!(笑)
近くにメテオデさんがいらっしゃったので挨拶をして一緒にスタート位置に並びます。メテオデさんによるとあまり後ろに並ぶと渋滞がひどく榎峠の関門通過に無理をしないといけないということだったので真ん中よりは少し前目に位置取りします。
そこに私が着ている「チーム75T」を見て声をかけてこられた美ジョガーさんが・・・,私は「えっ?誰?,どなた?」という感じで変な受け応えをしてしまいましたが,メテオデさんが気づいてくださり,15kmの部に参加の「すーぴー」さんということが分かりました。
そのあと,mizoreさん,K12R2さん,そうけいようパパさんも合流されたので集合写真をパチリ,するとそこへ走らないDEGさん登場!走る人も走らない人も「お山でお花見の宴」だそうです。
(写真提供:メテオデスポーツ)
(写真提供:メテオデスポーツ)
スタート間近になった時に土手の上から「あ~っ!いた~~~!」という大きな黄色い声が私に向かってくるではないですか。会場内を探していたという15kmの部に参加の「こぎっち」さんでした。いゃ~,びっくりしました(笑)。今日は「あい」さんと一緒に自然を楽しみたいということでした。
それでは30km(?)の旅に行ってきます。
スタート直後から走路も狭く上りが続くので早速渋滞発生です。
ただ前の人に続いて歩くだけです。このあたりでメテオデさんは上手いことすすすっと前に出ていかれました。
「青梅丘陵ハイキングコース」に出て少しずつ走れるようになると,「先月の小江戸大江戸203kmのダメージが・・・」と,おっしゃっといた「R2」さんも快調に前を走られています。
しかし,上りになるとどうしても前がつかえてしまいます。
稜線にでると走られるようになるのですが,長くは続きません。
前を行くうさぎさんは速かったです。
稜線上には,前も後もランナーの列が続いています。
雷電山(494m)に向かってぐんぐんと上ります。
雷電山を過ぎると,関門が設けられている「榎峠(10km地点)」に向かって若干のアップダウンはあるものの下り基調の快適なトレイルです。
榎峠を1時間14分03秒で通過,制限時間16分前でした。1時間半を超えてしまうとここでUターンしないといけません。
榎峠からは高水山(759m)に向かって上ります。取り付いてすぐのところに私設のエイドがあり,水を1杯いただきました。わざわざ水道ホースまで引いていただきありがたいことです。
ほっとするのもつかの間,とにかく上らされます。佐倉で酷使した右足が先に悲鳴を上げそうになってきましたが,後ろにもランナーさんが続いているので両手も使って上に進みます(笑)。雨は降りませんが,少しガスが出てきました。
激坂を這う這うの体で上りきり,しばらく走っていると「高水山常福院」の山門に続く石段が見えてきました。
ここでは順番に並んで本堂の鐘を鳴らしてお参りし,御守りの「鈴」を授かります。これがチェックポイント通過の証明になります。
お参りした後はかなりの距離を一気に下ります。下りになると元気になる親父は,調子に乗ってガンガンと・・・,そしてその後の激坂林道では地獄を見ることに・・・トボトボと歩きます(笑)。
林道をなんとか上りきるとまたトレイルに入って少しずつ高度を下げていきます。
急に視界が開けると白岩の集落に到着です。ここ白岩自治会館にはコースで唯一のエイドが設けられています。
地元の皆さんと話しながらバナナとオレンジをいただき,またまた激上りに挑みます。
この付近では綺麗なツツジをよく見かけました。ミツバツツジかな?と思っていましたが,どうもムラサキヤシオのようです。
ひと山越えて「榎峠」に戻ってきました。ここからはまた雷電山に向かってひたすら上ります。
4時間切りが微妙になってきたので,ここからは写真を撮る余裕もありません。とにかく下りは転倒・スリップ覚悟でガンガン行き,上りもできるだけ頑張って距離を稼いでいきます。
足が思っているほど上らなくなっていて,石や木の根に何度も躓きますが不思議と最後まで転けることはなかったです。
何度もアップダウンを繰り返し,残り6km付近まできたときには,数分間ほどロスする出来事に遭遇するようなこともありました。
そうこうしながらも「青梅丘陵ハイキングコース」まで戻ってくれば残りは少しです。周りのランナーさんと話をしながらゴールに向かいます。
ここにくるまで張りと痛みはあるものの足が攣るようなことはまったくなかったのですが,最後の下り階段を降りているときにピクピクッときて両方の内転筋がついに攣ってしまいました。
ただ,ゴールまでは残り200m程度と判断し,攣ったままの足で強引に下っていくと(痛い!)不思議なことに自然と治ってしまったので,先にゴールされていたメテオデさんの応援に応えながら一気にゴールゲートをくぐりました。これってもしかしてラーさんの「青春の足ツーRUN」の効果だったのでしょうか?(笑)
ゴール後は,自宅のほうで所用が待っていたのでバタバタと着替えて参加賞をいただき,お世話になったメテオデさんに挨拶をして青梅を後にしました。
参加賞は,コンプレッションカーフカバーです。こういう実用的な参加賞はありがたいですね。
雨上がりでもあり泥々のコースを覚悟していましたが,綺麗に整備もされておりとても気持ち良く走ることができました。スタッフ,ボランティアのみなさん,随所で応援いただいた皆さん,そして一緒に走ったランナーの皆さん,ありがとうございました。
(余談)
東京駅に着きホームに降り立ったとき,聞き覚えのある声で呼ばれたので振り向くと,なんとまたまた「こぎっち」さんでした(笑)。同じ電車に乗っていたようです。
最後の最後に足が攣った と話すと,「これは足攣りに効果ありましたよ。」と言って水溶性マグネシウム「mag-on」をいただきました。ありがとうございます。次のレースで使わせていただきます。
4日の皆既月食は残念ながら見られなかったので,昨年10月に見た赤銅色の月と今年の夜桜をくっつけてみました(笑)。