1月25日,この時期には珍しいくらいのマラソン日和のなか「第35回 館山若潮マラソン」に参加してきました。先日の速報記事にはたくさんのコメントをいただきありがとうございました。
昨年秋ぐらいから不調が続いている左膝は回復しないままの状態でしたが,とりあえず行けるところまで行って上手くいけば4時間を切れればいいかな。という相変わらずの適当さで参加することにしました。
(可笑しな写真が多くてすいません。)
市川あたりで早朝から人身事故が発生したということで,JR蘇我駅05:53発の普通電車も少し遅れて発車しましたが,その後の電車に比べれば順調に館山に到着しました。君津駅からは単線区間になるので,まさにのんびりローカル線の旅でした(笑)。
南国の雰囲気が漂うJR館山駅
歴史もあり人気の大会だけあって駅から会場へのシャトルバスによる誘導もスムーズで,ストレスを感じることなく受付まで済ませることができました。 膝のテーピングや足裏のガーニーグーなどの準備を終え,早速無料の「豚汁」をいただいていると「おっさんTシャツ」を着た「おっさんランナー」さんを発見,そしてそのお仲間さん(おっさんランナーさんのブログの読者さん)も少しずつ集まられているようだったので読者のひとりとしてとりあえずご挨拶(笑)。 手にした豚汁を食べ終え,一旦陣地まで戻って準備を整えてあらためてご挨拶に,あれっ?誰も気付いてくれません(笑)・・・,そこにいらっしゃったのは,おっさんランナーさんと奥様(みんとらさん),ハービーさん,ナツオさん,風の又三郎さん,さぷりさん,亀さん,テイテイさん,ださべさん,すどこさん?・・・すいません,全員のみなさんを把握できていません(涙)。
(写真提供:ナツオスポーツ)
(写真提供:ナツオスポーツ)
館山市のゆるキャラ「ダッペエ」くんも大活躍のようでした。
そうこうしているうちに招集がかかったので, 攣り対策の「2RUN」と「MAGMA」を口にしてスタート位置に移動していると,同じ「鴨川走友会」のTシャツを着たサブスリーランナーのワンパパさんと一緒になり,3時間半~4時間のブロックに並びます。ワンパパさんとは前日関西ランナーの集まりで一緒に飲んだばかりでした(笑)。そしてすぐ近くにはおっさんランナーさんたちも同じブロックに陣取っていらっしゃいました。
会場に到着してからも気になっていた「松(サブ3.5)」狙いの「キミ兄さん」は,前のブロックに並ばれていたようで,この日は最後までお会いすることができませんでした。キミ兄さん,サブ3.5達成おめでとうございます。
前回の「足立フレンドリーマラソン」のときの赤いアフロにアイテムをひとつ加えてみました(笑)。
えりまきさん始め,いろいろ方からなかなかタフコースだと聞いていましたが,コースの高低差はこんな感じです。でも,実際の勾配は,図ほどではありませんでした(笑)。
◯~5km 27分18秒(7:29-5:03-4:43-4:57-5:06)
スタートロスは1分47秒,さらにしばらくは渋滞が続いて1kmの通過まで7分29秒を要していました。このところほとんど走っていなかったので,なかなかペースもつかめないままのスタート直後でした。
また,仮面を被っているとどうしても視野が狭くなり危険なのでジグザグ走行は避けてなるべく真っ直ぐ走るよう心掛けていました(つもり^o^)。しばらくは右前方に長身ランナー亀さんとこれまたモデルさんのような美ジョガーテイテイさんの姿が見えていましたがそのうちにお二人とも走り去っていかれました。
3km付近でおっさんTシャツを着て走られる「若潮マン」さんに並んだのでしばらく話しをして先に行かせていただきました。そうこうしていると後方から「◯◯さ~ん(本名)」と呼ばれたので振り向くと「ケースケ」さんでした。ロードを走られているのは初めて見ました。昨年の秋に肋骨7本も折ったというのにパワフルな方です。でもよく私だと分かったな~?
自衛隊前交差点が近づくころに今日はサブ4で走られるという館山マラソン大使でゲストランナーの「金 哲彦」さんと並んだのでほんの少しだけ話し(仮装のこととか・・・)をさせていただきました。すると金さんが今日の目標は?と聞いてこられたので,4時間切りだったはずなのにカメラが回っているのに気づきついつい「3時間半あたりを!」と見栄を張ってしまいました。この日はNHKの「ラン×スマ」の取材も兼ねての参加だったようです。これを聞いた金さんが,何かをおっしゃったのですが聴き取れなくて・・・,たまたますぐ横を走られていたハービーさんによると「(3.5狙いなら)こんなところに居ちゃだめじゃん。」とおっしゃったようです。私もそう言った手前ペースを上げざるを得なくなり,「それじゃ,頑張りましょう!」とか言って先行させてもらったのですが,結果が散々だったので,放送されてしまうと恥さらしになってしまいます(涙)。これを聞かれたハービーさんは,奮起してちゃんと自己ベストを更新されました。さすがです。
ここで前にいるとばかり思っていたワンパパさんが声を掛けながら抜いていかれました。自衛隊前を右折し,このコース唯一の折り返しの鷹ノ島公園から戻ってくるといよいよ前半のアップダウンの始まりです。5km地点のラップが自分では4分台で走っているつもりだったのに,上りとはいえこの段階で5分を越えていたことで今日の3時間半は早々にあきらめました(汗)。練習もしないでサブ3.5なんて私には到底無理ですからね(あ~,あんなことを言わなきゃよかった!と大後悔)。この後は,ラップボタンを押すだけで時計はほとんど見ませんでした。
◯~10km 51分37秒(24分19秒=4:55-4:52-4:55-4:47-4:50)
集団がばらけてくると私の仮装も目立ち始めたのか「あ~,ピエロだ~」とか「ピエロ,頑張れ~!」と声援をいただくようになります。なかには最近流行りの「SEKAI NO OWARI」や「DJ LOVE」と声を掛けてくる人もいらっしゃいますが,似ているようでやっぱり違うんですよね(笑)。
◯~15km 1時間17分20秒(25分43秒=5:09-5:14-5:06-5:10-5:04)
5kmから10kmはなんとか4分台でカバーしていたようですが,10kmを過ぎるとまたまたペースダウンしていました。この区間では形の整ったオレンジアフロのランナーさんや戦隊もののももレンジャーさん(男性でしたが(笑))などと並ぶことが多かったので,沿道の方もカメラで写真を撮りながら応援されていました。
何度か坂を上って下って右手に「洲崎燈台」が見えてきたときは「やっと4分の1か~!」という気持ちでした。ほんとは「えっ,もう?」と思うようでないとダメですけどね。
◯~20km 1時間43分09秒(25分49秒=5:56-4:51-4:56-4:59-5:07)
15kmを過ぎたあたりのエイドで小休止(笑),今日はなるべく控えようと思っていたロキソニンをここで早くも服用してしまいました。ここまで給水を採っていなかったので気づかなかったのですが,この格好だと給水が難しい~(笑)。飲み口をつぶして,顔を上向けて流し込むような感じです。
16km付近でしたか,後ろから来たチョッパーさんに「京都からですか~?」声をかけられます。転勤で大津(滋賀県)にいたことがあるということで京滋の話しをしながら走っていました。しかしこの方,相当速い方のようでその後瞬く間に彼方に消えて行かれました。
両脇には菜の花が咲き,右手に太平洋を眺めながら走る「フラワーライン」は気持ち良く走れます。しかし,だんだんと暑くなってもきます。前を走っていた富士山ランナーさんもついに被り物を手に持って走られていました。(本人の名誉のため)あくまでも一時的でその後はまた被られていました。
この付近ではチャイナのじゅりさんと並んで走っていました。この後,後半のアップダウンが続くことになるのですが,そこから大失速の私と違ってじゅりさんは最後までペースを維持してゴールされたようです。
◯~25km 2時間09分34秒(26分26秒=5:10-5:06-5:11-5:26-5:33)
20kmから25kmは,上り基調のコースでペースもどんどん落ちてきます。21kmのエイドで人気の特製クリームパンをいただいて食べようとしたら・・・口に入りません(笑)。とりあえず小さく千切りながら完食しましたが,このあとはゴールするまでバナナもパンも摂らずに走ることになりました。
◯~30km 2時間36分52秒(27分18秒=5:24-5:53-5:11-5:23-5:27)
25kmをすぎて,足に張りを感じるようになったので給水所の裏に回り「2RUN」を補給します。するとボランティアのお母さんたちが,「水はどうやって飲むの~?」と興味津々で聞いてこられるので,こんな感じですよ。と実演します(笑)。
30km手前にはこの看板がありました。このコースでも一番きついと思われる上りに突入するわけですが,そこでランナーに喝を入れてくださるのが赤い甲冑を着けた武将姿の(年配の(笑))女性です。ピエロを見たこの方,「あんたも私に負けてないね~!」とおっしゃっていました。
◯~35km 3時間08分14秒(31分22秒=7:04-6:21-5:30-6:24-6:03)
30kmを過ぎたあたりで足の小休止をしていると(笑)おっさんTシャツを着た若潮マンさん(たぶん)が安定した足取りで抜いて行かれました。追いかける気力なし!(涙)・・・抜いて行かれたのは若潮マンさんではなく,おっさんランナーさんだったようです。
30kmを過ぎて33kmあたりまでは下り基調なのでタイムを稼がないといけないのですが,膝への負担が大きくまったくペースアップできません。ここは割り切ってせっかくなので,この大会の特徴でもある私設エイドに寄ってはいろいろな飲み物をいただいていました(笑)。
足は痛くても顔は笑っているので愛嬌を振りまきながら走ります。ピエロやSEKAOWAのほかに「あっ,マクドナルドだ~」という声も聞こえてきます。あの~,ちょっとだけ違うんですけど・・・ほら(笑)
◯~40km 3時間39分45秒(31分31秒=6:08-6:51-5:54-6:21-6:17)
35km付近も小さなアップダウンがあり,このあたりでは頻繁に歩きが入るようになるなど「根性なしピエロ」に成り下がっていました。
このあたりでしたか,長身の外国の方がしんどそうに走られていたので「ファイト!頑張って!」と声をかけると,驚いたような顔で振り向かれて私の顔を見たとたんに吹き出しそうな顔で「はい,ありがとございます。頑張りましょ!」と流暢な日本語で応えてくださいました。その後私がヘタっていると今度は後方から「頑張って!頑張って!」と逆に励まされてしまいました。
そしてその前方にはテイテイさんの姿が見えているのですがどうしても捉えることができません。(歩きが入っているのだから当然ですね(泣))
写真を見ると元気そうなんですが,仮面の下の顔は悶絶していたはずです(笑)。
◯~フィニッシュ 3時間53分04秒(13分19秒=6:14-6:01-1:04)
海岸線に戻ると沿道の声援も一段と増えてきます。ピエロのほかに多かったのが「鴨川,頑張れ~!」という声です。ここ館山市から南房総市を挟んだ北には鴨川市があるので,沿道の99%の方は千葉県鴨川市のランナーと思って応援されていたはずです(笑)。「鴨川ピエロ~!」と呼んでくれるおばあちゃんや「地元と同じや,頑張れ~!」と声をかけてくれるおっちゃんや・・・,ほんとにありがたいことです。(実はそれも期待していたりして・・・)
ゴール手前100m,両脇の声援に応えながら走っていたつもりでしたが・・・
なんとか4時間を切ってゴールすることができました。
ゴールゲートをくぐると先にゴールされたおっさんランナーさんが迎えてくださいました。詳しいことは四コマ漫画ブログのネタばれになるので控えますが,かなりの好タイムでゴールされたようですよ。
その後もたくさんのランナーさんがぞくぞくとゴールされます。
奥様を迎えるというおっさんランナーさんと別れて完走証発行所付近で先にゴールされたテイテイさん,さぷりさんとしんどかった~と話していると,イケメンさんが近づいてきて「私も鴨走なんですよ~。」と声をかけてくださいました。なんと鴨走関東支部サブスリーランナーのしんさんでした。今日も2時間52分で走られたそうで年代別でも12位です。
その後,私と同様にサブ4を死守されたみんとらさん,そして亀さんも戻ってこられましたが,肝心のおっさんランナーさんはなかなか戻られません。見ると遠くでどなたかと熱心に話されている様子だったのでテイテイさんとふたり,とりあえずその場は失礼させていただきました(寒いし・・・(笑))。
陣地に戻り,着替えを済ませてから給食を我慢した分,豚汁3杯,バナナ,クリームパンもそれぞれ数個ずついただいて満腹満腹!(笑)このころにはナツオさんもゴールされていたようですが,お迎えできずすいませんでした。
その後しばらく会場を彷徨いていましたが,どなたにも会わなかったので荷物を整理してシャトルバスの乗り場まで移動を開始しました。ところが・・・まともに歩けません(涙)。
大規模大会ではありませんが,スタッフのみなさんやボランティアのみなさんの大会を盛り上げようという気持ちが伝わってきて,また参加したくなるような心温まる楽しい大会でした。
応援メールやメッセージをいただいた皆さん,一緒に館山路を走ったランナーの皆さん,ありがとうございました。
またしばらくは,ランオフで逼塞生活を送ります(笑)。3月の佐倉マラソンまでに膝が回復するのか,練習が再開できるのか・・・
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