「花梨(かりん)」と聞くと柏原芳恵さんの,










その花梨の実をいただいて帰ったので「かりんジャム」を作ってみました。花梨は,ごっつい硬い実なのに加熱することで鮮やかな赤い色になるんですね〜。
4個で1,000gを少し超えるくらいかな?

花梨の実を半分に割って(かなり硬いので包丁が滑らないよう気をつけてください),皮を剥き種を除き賽の目状にカットします。
これで750gくらいです(かなり無駄にしたかな?^^;)。
この段階では,実の色は白色〜クリーム色ですね。

圧力鍋に入れ,ヒタヒタになるくらいの水を加えて10分ほど加圧します。

圧力を抜いて柔らかくなった実をマッシャーなどを使って潰します。

適当なところで布などで搾って汁と実(カス)に分けます。私はみそこしを使いました。^ ^
さらに何度か濾して汁だけにします。
これで700gくらいになっています。

汁の30%程度の砂糖(220g)を加えて混ぜながら煮詰めていきます。色はクリーム色といったところでしょうか?
とろみが出にくい場合は,レモン汁(ポッカレモン大さじ1〜2程度)を加えるといいと思います。色もよくなりますし(^^)

汁を搾ったあとの実のカスは捨てました。(まだ搾れたかな〜^^;)

だんだん赤い色に変わってきました。
植物の赤い色はアントシアニン(ポリフェノールの仲間)という色素によるものだそうですが,かりんジャムにはその色素は含まれていないんだとか・・・,そういうことで「かりんを加熱すると赤くなる」理由はまだはっきりしていないそうです。

サラサラ感が消えて,少しどろっとしてきたら火を止めます。
熱い状態では液体状ですが,冷えるとジャム状になりますので,煮詰めすぎないことが大切です。煮詰めすぎたものが冷えると必要以上に硬くなってしまいます。
熱いうちに煮沸殺菌しておいた瓶に詰めて「かりんジャム」の完成です。

綺麗な色ですね〜!
甘酸っぱい香りと味が食欲をそそり,パンにつけてもヨーグルトに載せても美味しくいただけますよ。機会があればお試しください。
あと2個残ってるから,こっちははちみつ漬けにでもするかな・・・