goo blog サービス終了のお知らせ 

鈍足親父の独り言

50歳目前でジョギングを始めた鈍足な親父が

ランネタを中心に日常生活を思いつくままに綴った徒然日記

花ちらし

2018-03-30 | 四方山話
一気に満開になった桜の花は,それほど強くはないようですが「花ちらし」の風に吹かれて花びらもヒラヒラと舞っています。
今朝の生実川






花ちらす風の宿りはたれかしる
われに教えよ行きて恨みむ(古今和歌集)

この時期になると天気予報やニュース番組で「花ちらしの雨」とか「花ちらしの風」という言葉を耳にします。これは文字通り桜の花びらを散らす雨や風ということですが,私の故郷でこの季節に「花ちらし」というと意味がまったく違ってきます。

私の田舎では,旧暦の3月3日(今年なら4月18日)だったかその翌日だったか,ウニやアワビ,サザエやトコブシなどの磯ものなどを重箱に詰めて持ち,野山に出かけて遊ぶ行事を「花ちらし」と呼んでいました。
たしか子供は子供同士で,大人は大人同士で出かけていたように記憶しています。地域によっては大人は,長崎県伝統工芸品の「壱州鬼凧(いしゅうおんだこ)」を飛ばして子供の健やかな成長を願ったりもしていたようです。


(写真は借りものです。)


誰も知らないでしょうが,天が原とかモグラ畑とか(笑)海のそばで草ソリなどが楽しめるようなところによく出かけていました。こういった伝統行事も今はもう廃れてしまったかもしれません。

隣保班単位で,小さい子から大きな子までが一緒になって遊ぶようなことは今ではなかなか考えられませんね。まぁ,私らの時代は,いろいろな遊びや自転車の乗り方なども近所の兄ちゃん,姉ちゃんに教えてもらうのが普通でしたから・・・良いことも悪いことも(笑)


(安倍朱美さんの創作人形展@鎌倉より)


この花ちらしに合わせて(?),旧暦の3月1日(今年なら4月16日)に「節句磯」が口開け(解禁)します。本格的な磯の口開けはもう少し後になりますが,節句磯は二日間だけウニなどの磯ものを獲ることができます。この日は,箱メガネとうにかぎを手に家族総出で出かけていました。


(写真は借りものです。)


獲って帰ったウニはその日うちに殻を割り,身(精巣・卵巣)を取りだして綺麗に洗います。


(写真は借りものです。)


この時期だけは,ご飯に生うにを載せた「ぼっかけ(うに丼)」や「うにの炊き込みご飯(うに飯)」,「うに焼き」(生うにをそのまま,または擦って入れた玉子焼き),アワビやサザエなども口にすることができましたが,今から思うとなんとも贅沢ですよね。


(写真は借りものです。)


そしてこの時期,壱岐の港ではいろいろな別れのシーンが目にされます(涙)。


(写真は借りものです。)


あ〜,島に帰りたくなった。(^^)

春の訪れ

2018-03-13 | 四方山話
このところ走ってもいないのでネタもありません。

3月も中旬になり,三寒四温で少しずつ春も近づいているようです。
そんな陽気のなか見つけた春の兆しを・・・

道端に植えられたラッパ水仙




一際鮮やかなミモザの花,ミモザと呼ばれる花はいくつかありますが,これは「ギンヨウアカシア」のようです。黄色のミモザの花言葉は・・・「秘密の恋」(^^)
春にこの花を見ると沢田聖子さんの歌を思い出します。





ヒキガエルはいろいろな色をしているので見ていても面白いです。ガマガエルとも言います。




つくしの子がはずかしげに顔を出します〜






ちばアクアラインマラソンの完走メダルのデザインが決まりましたね。
昨日,最優秀作品賞の授賞式が千葉県庁で行われていましたが,その授賞者はなんとおっTの仲間でした。おめでとうございます。


(使用する金属によって色は少々変わってくるようです。)


そうそう,記念大会ということで参加を楽しみにしていた「青梅高水山トレイルラン」のナンバーカードが届きました。
が,
急に所用ができて残念ながらDNSです。(>_<)
参加されるみなさん,頑張ってください。




それはそうと,ぼちぼちいやいや真面目に走り出さないといけないな〜^^;

土曜日にコストコに出かけて思わず買ってしまったもの・・・




今さら?かもしれませんが(笑),「ワンダーコア2」
なんと正規品がサンキュッパ!で売られていました。夏に向けて腹筋でも鍛えよう。←三日坊主にならんように!

宝在心

2018-02-01 | 四方山話
本棚から古い本を引っ張り出して読み返していたら,こんなものが挟まっていました。




数年前京都に行ったときに訪れた「大悲閣 千光寺」さんでいただいたものです。ちらっと読み「宝在心」かな?と思ったまま折りたたんで栞がわりにしていたようです(笑)。

「大悲閣 千光寺」は,観光名所嵐山にあるのですが,渡月橋から保津川右岸を1キロほど遡った星のやさんを超え,さらに嵐山の中腹まで坂を上らないといけないので,訪れる人も少なく嵐山観光の穴場的なスポットです。
私が訪れたのは秋の紅葉シーズンでしたが,急峻な岩壁に建つ大悲閣からの景色は絶景でした。

水運の父としても知られる豪商角倉了以が河川の開発工事に協力した人々の菩提を弔うために嵯峨中院にあった千光寺の名跡を移して創建した黄檗宗のお寺さんですが,1959年の伊勢湾台風で大きな被害を受けたままで荒れ果てていたようです。現在のご住職がその復旧に2012年から少しずつ取り組まれて,大悲閣も一般公開できるようになったということです(あちこちワイヤーなどで補強されていました)。






で,栞がわりにしていた「心」と題したものですが,前述のとおり,上杉謙信公の家訓 16ヶ条「宝在心」ではあるのですが,あらためて良く見ると
「心賤しからざる時は願い好まず」という1ヶ条が抜けているんですよね?これは単に忘れたのか?それとも意図的に抜いたのか?謎です。
また,一部言葉を変えているところもありますね。「心に我儘なき時は → 心に慢なき時は」など

ご参考にまで

上杉謙信公家訓 16ヶ条「宝在心」

一,心に物なき時は 心広く体泰なり
一,心に我儘なき時は 愛嬌失わず
一,心に欲なき時は 義理を行う
一,心に私なき時は 疑うことなし
一,心に驕りなき時は 人を教う
一,心に誤りなき時は 人を畏れず
一,心に邪見なき時は 人を育つる
一,心に貧りなき時は 人に諂うことなし
一,心に怒りなき時は 言葉和らかなり
一,心に堪忍ある時は 事を調う
一,心に曇りなき時は 心静かなり
一,心に勇みある時は 悔やむことなし
一,心賤しからざる時は 願い好まず
一,心に孝行ある時は 忠節厚し
一,心に自慢なき時は 人の善を知り
一,心に迷いなき時は 人を咎めず




そうそう,昨夜は皆既月食の日でさらにスーパームーンとブルームーンも重なったということでSNSでもお月さんの写真がたくさん投稿されていましたね。
私も と思ったのですが,デジカメが壊れてカメラというと今はスマホしかないので綺麗な写真を撮ることはできませんでした。
そこで国立天文台さんのツイートから(勝手に)写真をお借りして何枚かをつなげてみました。

35年ぶりの「スーパーブルーブラッドムーン」




ちなみにこれが私がi Phoneで撮った皆既後のピンボケ写真です(笑)。


お富士さん

2018-01-29 | 四方山話
富士信仰に基づく富士講や富士塚については,新田次郎さんの小説などにも出てくるのでなんとなくは知っていましたが,くじらさんの「富士塚登山」というブログ記事で「江戸七富士(巡り)」というのもあるらしいと知り,早速調べてみました。


(写真は借りものです。)


江戸時代「お富士さん」と呼んで親しまれた富士山を模して築かれた「富士塚」は,富士山の遥拝所・代理登山の場所としての性格を有しており,富士山に登ったのと同じご利益が得られるとして江戸の市民に大人気だったようです。


((同上)歌川広重:新富士)


そういった富士塚が都内には70基以上も現存しているそうです。そのなかで「江戸七富士」と称される富士塚を巡ってご利益をいただこうという催し(?)が密かなブームになっているとかいないとか・・・(笑)

◯ 江戸七富士
・ 品川富士(品川神社)
・ 千駄ヶ谷富士(鳩森八幡神社)
・ 下谷坂本富士(小野照崎神社)
・ 江古田富士(茅原浅間神社)
・ 十条富士(富士神社)
・ 音羽富士(護国寺)
・ 長崎(高松)富士(富士浅間神社)

さらに都内62基の富士塚を紹介する「大江戸のお富士さん」という本があることも分かったので早速入手しました。




ところが,その本には「江戸七富士」という文字が存在しません。それもそのはず,この本の発行元は東京都神社庁教学委員会なんですね。とすると,護国寺境内の音羽富士を含んでいる「江戸七富士」という括りで掲載することはできないのでしょうね。
たしかに「神社が管理する都内62基の富士塚と,富士信仰を伝える場所としてコノハナサクヤヒメをお祀りする神社八社を掲載しました。」と本にも記載されています(笑)。
(音羽富士以外の七富士は,ちゃんと掲載されています。)

この本はこの本でなかなか興味深いです。七富士以外にも登拝してみたい富士塚がたくさん・・・

そこでこの江戸七富士を地図上で眺めながら巡回コースを考えてみました(もちろんランニングで ^^;)。
七富士全部回ると約38km,マラニックとしてはなかなかいい距離です。昨年は寺社巡りぼっちマラニックとして「東京十社めぐり」をやったので,今年は「お江戸七つのお富士さんマラニック(仮称)」でいってみます。(こんなんに乗ってくる人はいないやろうな・・・(^^;; )




ルートはこんな感じです。
JR品川駅-(1.2km)-品川神社-(8.6km)-鳩森八幡神社-(6.7km)-護国寺-(4.0km)-富士浅間神社-(2.3km)-茅原浅間神社-(6.6km)-富士神社-(7.6km)-小野照崎神社-(1.0km)-JR鶯谷駅

このなかで365日いつでも登拝できるのは,品川神社,鳩森八幡神社(千駄ヶ谷),富士神社(十条),護国寺(音羽)の各富士塚で,あとの三社は山開き等の特定日でないと登拝できないので下(外)からお参りすることになります。
また,御朱印をいただきながらお参りされる方もいらっしゃると思いますが,富士神社と富士浅間神社は御朱印がないようです。




品川神社は東京十社にも含まれているので品川富士だけは登拝しましたが,山頂からの眺めも良く立派な富士塚でした。


庭のしもばしら

2018-01-12 | 四方山話
昨年春に植えて,秋にはかわいい白い花を咲かせていた「しもばしら」が,今朝はかなり冷え込んだことで白い「氷の花」を咲かせました。






まだ1年目なのでこんなものですが,株が増えてくるとまた違った氷の造形が見られることでしょう。これで寒い朝にわざわざ昭和の森まで行かなくてすみます(笑)。

写真の茎の周りの白いものが『しもばしら』という名前の由来ですが,これは地中から吸い上げた水分が,枯れた茎の裂け目から浸み出して凍り,それが結晶となって「氷の花」のように見える自然現象で,いくつかの条件が揃ったときに見ることができます。

こちらは秋に咲いたしもばしらの花です。




少し遡って昨日のことですが,仕事の関係で三軒茶屋まで出かけてきました。
お昼は今回も,三茶カレーZAZAさんでチキンカレー




家に帰ったら,なんと夕食もチキンカレーでした(笑)。

お土産に買ったのは,パン屋のパングワンさんのクリームパン。これまではタイミングが悪く,三茶に用事の日がいつも定休日でした。(^^;;






なかなかかわいいパンでしょう?店主さんがペンギン好きらしく,お店のなかにもいろいろなペンギンが飾られていました。




今度は孫の分も買っていくかな・・・(笑)

囲い梨

2017-12-19 | 四方山話
秋の味覚「梨」,その梨でも長期保存が可能なもの(あるいは長期保存したもの)を「囲い梨」というのだそうですね。その代表的なものが王秋や愛宕,晩三吉(おくさんきち)などといった晩生種で冬でも美味しく食べられるようです。

そんな情報を仕入れた9月頃,家にあった「新高」(新高を囲い梨と呼ぶ地方もあるようです。)を囲いにしてみようと,2個ほど新聞紙で包みさらにビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に寝かせていました。

そろそろ3ヶ月になるので,試しに1個取り出して朝食の友に食べて見ると・・・




瑞々しさ,シャキシャキ感そして甘みも3ヶ月前と遜色ありません。




新高は冷暗所で1ヶ月は大丈夫と書いてありましたが,これなら残りの1個も,お正月以降でも十分美味しくいただけそうです。




「囲う」という言葉の意味には,「まわりを取り巻く(塀で囲う)」,「匿う(犯人を囲う)」,「密かに世話をする(愛人を囲う)」といったもののほかに「野菜や果物を保存処置をして蓄える」というのもあります。


う〜ん,なんか走りにくいぞ!(^^;;
あっ,包丁で小指まで切ったわけではありませんよ。


釣り雑誌の絵描き達

2017-10-11 | 四方山話
先日根津の路地裏「ザ・下町」といった感じのところで開催されている「Fishing Illustrators Japan 〜釣り雑誌の絵描き達〜」という展覧会にお邪魔してきました。


(写真:Fishing Illustrators Japan)


釣り雑誌に色を添える6人のイラストレーターのグループ展で,我らがおっさんランナーさんも参加されています。
私がおじゃました頃には釣り関係の展覧会にもかかわらず,すでに4名のランナーさんがお見えになっていました(笑)。

おっさんランナーさんを囲む3人の美ジョガー(さりーさん,きんぎょさん,みんとらさん)


(写真:さりースポーツ)


しばらくお話しなどをした後,さりーさんとみんとらさんは,下町の路地裏に走り去っていきました(笑)。

写真は,おっさんランナーさんと,きんぎょさん,だ〜まえさん,親父




メンバーさんオリジナルの絵やグッズも販売されています。

それぞれ2点ずつデザインされた缶バッチ,みなさん1点についてはカエルをモチーフされています。


(写真:Fishing Illustrators Japan)


おっさんランナーさんのちょいワル魚のステッカー


(写真:おっさんランナースポーツ)


おっさんランナーさん監修,奥様制作のダンゴウオマグネット


(写真:おっさんランナースポーツ)


私も何点か買わせていただきました。




その後日比谷まで戻って皇居ランのつもりでしたが,先の展覧会ではお話しばかりで(それもランネタばかり・・・^_^),ゆっくり作品を観ていなかったので走りついでに舞い戻ってきました(笑)。


(写真:Fishing Illustrators Japan)


おっさんランナーさんは所用で会場を後にされていましたが,多くの釣り関係者の方々で賑わっていました。




この時間帯は釣り関係者ばかりで,話題も釣りや魚のことが中心です。私も田舎の島の魚自慢をしておきました(笑)。

雑誌社の方もいらっしゃいましたが,社会人になって初めての仕事が漫画家 矢口高雄さん(釣りキチ三平)の家に原稿を取りに行くことだったとおっしゃっていました。

いただいたグループ展のカタログで参加のイラストレーターさんを紹介します。


つがおか 一孝さん




落合 恒夫さん(サインいただきました。)




八百板 浩司さん(サインいただきました。)




うぬま いちろうさん




時田 真一さん(サインいただきました。)




小倉 隆典さん




昨年亡くなられた森本宇さんの作品も展示されていました。




丁寧に描き込まれた絵の数々は,釣りファンでなくても十分楽しめるものでした。
興味のある方は出かけてみてはどうでしょうか?

グループ展「Fishing Illustrators Japan」は,ギャラリー華音留(かおる)さんで,10月15日(日曜日)まで開催されています。
ギャラリー華音留:文京区根津2-22-4(東京メトロ千代田線「根津駅」1番出口徒歩3分)


その後は、独り寂しく半蔵門の「炭やさん」に向かいます。
予約をしていなかったので心配でしたが,なんとか座ることができました。






久しぶりにお会いした女将ちゃん(元国際ランナー,現変態ランナー(笑))から壱岐ウルトラマラソンに向けて元気パワーをいただきました。


木花咲耶 庭の花

2017-09-27 | 四方山話
土曜日に走ったきり「安静」という名の下,絶賛「サボり」中です(笑)。

猫の額ほどしかないのに,ほとんど手入れもしないままの庭ですが,それでも雑草に負けじと隅のほうでは季節の花を咲かせています。

「ホトトギス(杜鵑草)」(百合科)
鳥のホトトギスの胸の斑点に似た模様です。これは園芸種で「百恵」という品種です。たぶん開発者が百恵ちゃんのファンだったのでしょうね。(^ ^)




放ったらかしでもしっかり育ってくれる「紫蘇科」シリーズ

今年の春に植えた「霜柱(シモバシラ)」
真冬に咲かせる氷の花も楽しみです。




「コリウス(金襴紫蘇)」
どちらかというと色とりどりの葉っぱが人気の植物ですね。




「メドーセージ(サルビア・グアラニチカ)」
アメジストセージに似ていますが,花の形・色が少し違います。




「チェリーセージ」
春から秋まで,長い間咲き続けます。最近は紅白の「ホットリップス」もよく目にします。





「アメリカ朝顔」(たぶん ^^;)(ヒルガオ科)
直径が3cmくらいの小型の朝顔です。花付きがもうひとつでした。




「ランタナ(七変化)」(熊葛科)
こちらも春から咲いていますが,11月くらいまでは咲き続けます。




「吾亦紅」(薔薇科)
虫にやられましたが,なんとか復活してきました。この後、赤茶色に変わって吾亦紅らしくなります(笑)。




話しはぜんぜん違いますが,こんなものを飲んでみました。
「コカ・コーラ コーヒープラス」
う〜ん,これはこれで「有り」なのかもしれませんが,また飲もうとは・・・(^^;)


脚下照顧

2017-09-13 | 四方山話
みんなが履物を揃えて気持ちよくなれるようにと,わが家の玄関にはこんなものが置いてあります。




詩の作者は,長野県円福寺のご住職であった藤本幸邦師です。
元となったのは禅語の「脚下照顧」という言葉で,意味は「足下を照らして顧みよ」ということですが,分かりやすく言えば「自己を見失うことなく,我が身・我が心を振り返り,今どういう立場にあるのかをしっかり見極めて事に当たりなさい。」ということでしょう。
臨済宗の仏教書「碧巌録」の作者 圜語克勤の言葉である「看脚下」と言われたり,「照顧脚下」と言われたりもしますが,意味はいずれも同じです。

そしてこの言葉が玄関での話しになると「履物を揃えて脱ぎましょう。」に転じ,これを子供にも分かりやすくしたものが藤本住職の「はきものをそろえる」ということですね。都度履物を揃えるくらいの心のゆとりは欲しいものです。
禅寺などに行くと,これらの「揮毫」や「木札」などが掲げられているのを目にします。


(※ 写真は借り物です。)



先日,宝塚の美ジョガーゆるりんさんが,「玄関に「看脚下」と書いたものを置いています。」とおっしゃっていたので,禅寺(臨済宗)の檀家である親父も真似て(久しぶりの)絵手紙風に描いてみました。




が,

こんな乱筆(字もめっちゃ下手です (>_<)。)では逆に玄関も心も乱れてしまいそうなので,ちょっとズルをしてこちらを置いてみました(^^;)。




奥さんは,三人の子供たちがみんな居る頃ならまだしも,今のわが家にふたつもいる? と言っています(笑)。
たしかに・・・,まっ,いいか (^^)

それにしても・・・履物よりもこっちのゴチャゴチャをなんとかした方がよさそうです(汗)。




家の周りでも彼岸花や白花曼珠沙華が咲き始め,金木犀の甘い香りも漂うようになりました。


ナンキンハゼ

2017-07-25 | 四方山話
昨年の夏までは,わが家の玄関前に「ナンキンハゼ」の木が植わっていました。何度かこのブログにも登場しましたが,とにかく成長が早い木で,樹高も15mを優に超えており,その根も広範囲に張っていたので,いくつかの植木屋さんに相談して結局伐採という手段を選択しました。




毎年の剪定や落葉掃除からは解放されましたが,ちょっと寂しい気もします。






もうこういう光景を見ることもできません。




こんな友達(メンガタスズメの幼虫)蛾(笑)やってくることもないだろうし。




こんな奴(ヒロヘリアオイラガの幼虫=電気虫)とのバトルを楽しむこともないだろうな。




などと思っていましたが,
先日切り株の近くを見ていたら,こぼれ種から芽を出したと思われる,ナンキンハゼの子供の姿が目に入ってきました。




何本かを残してまたここで育てる(地植え)ことも考えましたが,他の花などを植えたこともあり,鉢に植え替えて小さく育てて(笑)楽しむことにしました。
ただ,時期的に上手く根付いてくれるか心配なので・・・何本かそのまま残してあります。






根付いてしまうと成長が早くなるので,植え替えや剪定がたいへんになるかも・・・

というどうでもいい話しでした。
今朝も昭和の森で10kmほどユルゆる走


夏越の祓

2017-06-30 | 四方山話
6月も晦日の今日は,「夏越の祓い」
近くに茅の輪くぐりができるような神社がないので,今年も「水無月」を食べて半年分の穢れと厄を落としました。






たまたま泊まりにきている孫も一緒ですが,2歳前の孫に穢れなどあろうはずがありませんね・・・^^;




「夏越の祓」と「水無月」については過去記事で少し触れています。


そして明後日の日曜日は「半夏生」,奥さんに「タコ」をお願いしておこう(笑)。


今年前半の締めくくりのこの日,故郷の小さな島は時間雨量120ミリを記録し,50年に一度の大雨に見舞われてしまいました。3時間に237.5ミリという雨量は,観測史上第1位ということです。
幸いにも人的被害等はないようですが,各地で崖崩れや浸水被害も発生しているようです。また,多くの田んぼが水に浸かったようですし農業被害も心配されます。
既に峠は越えたようですが,梅雨のこの時期,今以上に被害が拡大しないことを願うばかりです。


故郷の小さな島だけが色が違っています。






線状降水帯が島の真上を通過したことによる局地的な大雨だったようです。




上期の累計走行距離は,なんとか1,500kmは超えていました。下期はもう少し頑張ってみよう!!


ブロッコリー・・・

2017-04-19 | 四方山話
カイワレ大根や豆苗など,野菜のスプラウトを手軽な食材として普段から利用していますが,最近は巷で話題の「ブロッコリースプラウト」をよく買ってくるようになりました。
この「ブロッコリースプラウト」は,デトックス効果があり,栄養価がとても高いということで人気上昇中らしいです。


(写真は借り物です。)


ある日のこと,
「そんなしょっちゅう買うんやったら,台所で育てたらいいやん?」などと言ったばっかりに・・・

「じゃあ,お願いね(^ ^)」

ということになってしまいました。^^;


昨年「ウィートグラス(小麦若葉)」のことを記事にしましたが・・・(誰も覚えていないと思うけど),あれは,スムージーにしても不味くて(あくまで個人的な感想です。^^;)まったく続きませんでした(笑)。それに比べるとこの「ブロッコリースプラウト」は,美味しいうえにカイワレ大根と同じようにいろいろな使い方ができるので重宝します。


ということで種からです。
種を蒔き芽がでて,器の縁くらいに育つまでは暗所にしてやります。




1日もすると早速芽がでてきます。




3日目ぐらいでしたか,根元になにやら白いフワフワしたものが・・・
やばい!
水が多すぎて「白カビ」が生えてきたのかと焦りましたが・・・




これは,「根毛」というもので,根元の水分以外に空気中からも水分を摂ろうとして一生懸命伸ばした「根」なのだそうで,なんの問題もないということが分かって一安心 ^^;




ぐんぐん成長します。器の縁くらいに育ってきたら光に当ててやります。




1週間ちょっとでもう食べごろです。






最初に収穫したものは,サラダと玉子焼きにしてみました。
サラダの写真,撮り忘れていました〜(><)


梅ヶ枝餅

2017-02-09 | 四方山話
千葉マリンマラソンの記録証が届きました。



梅の花が咲き始めるこの時期になるとなぜか「梅ヶ枝餅」を食べたくなります。
昔は甘いものとかそれほど好んで食べることもなかったのですが,年を取ってくると甘辛両刀でいけるようになるのでしょうか?(笑)
そういえば昨年は自分で作っていました。見た目は不細工ですが味はそれなりに・・・




そんなことを考えていたつい先日,まもなく閉店の千葉三越で九州物産展が開催されるという折込が入っていたので中を見ると・・・ありました!太宰府天満宮参道の人気店「かさの家」さんの実演販売
ということで仕事終わりに行ってきました。






本場太宰府で食べたのはもう何十年も昔のことになります。参道に並ぶたくさんの梅ヶ枝餅のお店,どこが美味しいのだろうと思いながら入ったのが「かさの家」さんでした。なかには1個ずつ買って食べ比べする人もいるそうですね。
参道で人気なのが,かさの家さん,きくちさん,やす武さん,寺田屋さんあたりらしいですね。
あと忘れてならないのが(笑),さだまさしさんの「飛梅」でも歌われている「お石の茶屋」さん,本殿の裏手で少し遠いですがのんびり散策しながら寄ってみるのもいいですね。

長崎市の諏訪神社で10月に行われる「長崎くんち」でも境内に梅ヶ枝餅の屋台がでますが,今でも行列ができるほどの一番人気だそうです。


夕 月

2017-01-18 | 四方山話
「夕月」
といっても黛ジュンさんの歌でも,板付蒲鉾でもありません。ましてや吉原のお店のお話しでもありません(笑)。




長崎に昭和8年11月創業の「夕月」というカレー専門店があります。昭和8年というと今年で創業84年を迎えるんですね。
私たちが知っているカレーは「黄色い」というのが一般的ですが,ここ「夕月」のカレーは「赤いカレー」などと呼ばれています。
先日このカレーのことを思い出し,同じ長崎出身の奥さんに話すと「久しぶりに食べてみたいね,たしかネットでも買えるんじゃないの?」ということになって早速取り寄せてみました。



レトルトパックかと思っていたらクール便で届き,「作りたて風味とじ込み製法なので5日以内にお召し上がりください。」ということでした。


そこで早速・・・いつものわが家は発芽米入りのご飯ですが,やはり夕月のカレーには白いご飯です(笑)。
こういう風に盛りつけるとなんとなく「夕月(三日月)」に見えます・・・かね?
「赤」というより「猩々緋」と言った方がしっくりきます。




はじめて口にする息子,9年ぶりの私,そして奥さんはなんと40年ぶりくらいらしいです。
見た目は辛そうですが,それほど辛くなくてまろやかな美味しさです。
ちなみのこの色は,スパイスから生み出されたものでその調合は創業時から変わっていないそうです。

その昔,近くに「松乃家」という市民に愛された老舗のうどん屋さんがありましたが,創業102年を迎えた昨年5月に閉店されてしまいました。時代の流れなのかもしれませんが,「夕月」さんにはまだまだ頑張ってほしいですね。


(写真は借り物です。)

天割れ(後光)

2016-09-07 | 四方山話
昨日も午後から大雨が降ったりと,安定しない天気でしたが,仕事帰りに見上げた西の空が凄いことになっていました。




綺麗な夕焼けを覆うように,黒い影のようなものが西から東に放射状に伸びています。




何じゃこれは?異常現象か?地震雲か?
とも思いましたが,これは太陽が沈む西の空の地平線あたりに発生した雄大積雲や積乱雲(入道雲)の影が,大気中の微細な水滴やチリ・ホコリなどによって散乱されて光の筋となって目に映る「天割れ」とか「後光」という現象なんだそうです。
沖縄の八重山地方では「ティンバリ(天割れ)」とか「天女の帯」と呼び,台風の襲来の兆しと恐れたそうですが,この日に台風13号が発生したことを考えると的を得た言い伝えですね。
台風が連続して発生していますが,これ以上被害が広がらないことを祈りたいものです。