読書と映画をめぐるプロムナード

読書、映画に関する感想、啓示を受けたこと、派生して考えたことなどを、勉強しながら綴っています。

男なら最後まで筋を通すべし、「マルセイユの決着(おとしまえ)」(仏/2007年)

2009-07-14 21:15:45 | 映画;洋画
~フィルムノワールの巨匠として名高いジャン=ピエール・メルヴィルの『ギャング』をリメイク。メルヴィルを敬愛し、原作者ジョゼ・ジョヴァンニとの親交も深かった『めぐり逢う朝』のアラン・コルノー監督が、非情な暗黒街に生きる男たちの生きざまを描きだす。主演は名優ダニエル・オートゥイユ。共演にはモニカ・ベルッチ、『他人のそら似』のミシェル・ブラン、元サッカーフランス代表のエリック・カントナら多彩な顔ぶれがそろっている。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

女性は強し。そんな時代の「マンマ・ミーア!」(英、米/2008年)

2009-07-10 17:55:27 | 映画;洋画
~全世界170都市以上で上演され、空前の大ヒットを記録した同名ミュージカルを映画化。ギリシャの小島を舞台に、20歳の花嫁ソフィの結婚式前日から当日までの物語が、伝説のポップグループ、ABBAの大ヒットナンバーに乗せてつづられる。監督は舞台版の演出を手掛けたフィリダ・ロイド。主人公ソフィを「ヴェロニカ・マーズ」のアマンダ・セイフライド、その母を名女優メリル・ストリープが演じる。豪華キャストの素晴らしい歌声に注目(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

ブランドとしての約束に信念を持っているからこそ「ぶれない経営」(首藤明敏編著/2009年)~その2~

2009-07-09 06:22:47 | 本;ビジネス
~ビームス、吉田カバン、レストランひらまつ、ジャパネットたかたなど、確固たる地位を築いた企業たち。その真髄はぶれない経営にあった。日本で独自のブランドを育てた8社の経営者がその秘訣を語る。~ . . . 本文を読む

ブランドとしての約束に信念を持っているからこそ「ぶれない経営」(首藤明敏編著/2009年)~その1~

2009-07-08 07:19:47 | 本;ビジネス
~ビームス、吉田カバン、レストランひらまつ、ジャパネットたかたなど、確固たる地位を築いた企業たち。その真髄はぶれない経営にあった。日本で独自のブランドを育てた8社の経営者がその秘訣を語る。~ . . . 本文を読む

0.1%の確立は高いかの低いのか、「イキガミ」(2008年)

2009-07-07 05:31:22 | 映画;邦画
~2005年に「週刊ヤングサンデー」で連載開始以来、衝撃的な設定や世界観で大反響を呼んだ同名原作の映像化。政府発行の死亡予告証、通称“逝紙(イキガミ)”を受け取った者が、残された24時間をさまざまな思いで生きる姿を描く。イキガミ配達人の国家公務員を『ワルボロ』の松田翔太が演じるほか、塚本高史、成海璃子、山田孝之ら実力派の若手が集結。死を意識した極限状態の人々がみせる、壮絶な生命の輝きが観る者の胸を打つ。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

ハリウッドで配役は決められても、自分の居場所に悩む「キャスティング・ディレクター」(米/1998)

2009-07-05 06:04:51 | 映画;洋画
~悩めるキャスティング・ディレクターの姿を皮肉に描くドラマ。「カジュアリティーズ」のデイヴィッド・レイヴによる同名舞台劇の映画化で彼自身が脚本も担当。監督は『詐欺 イマジナリー・クライム』(V)のアンソニー・ドレイザン。本年のオスカーを競い合ったショーン・ペン、ケビン・スピシーの息をもつかせぬ演技対決はみもの。ショーン・ペンはこの作品で第55回ベネチア国際映画祭主演男優賞を獲得した。メグ・ライアンは誰とでも寝る娼婦の役を演じて新境地を開いた。1984年デビット・レイブが書いた『HURLYBURLY』を映画化したもの。~ . . . 本文を読む

映画「愛を読むひと」の源流ミステリ、「ゼルプの殺人」(ベルンハルト・シュリンク著/2001)

2009-07-04 06:15:52 | 本;小説一般
~銀行頭取ヴェルカーから匿名の預金者の身元調査を依頼されたゼルプ。だが彼の調査経過報告にも上の空の頭取の態度に疑問を抱いた彼は、頭取自身を調べ始める。彼につきそう謎の男。銀行の歴史を調べていた元教師の不審な死。ゼルプを尾行する謎の男たち。そして旧東独から来たゼルプの息子と名乗る青年の登場。老探偵ゼルプ三部作の掉尾を飾る、サスペンスに満ちたドイツ・ミステリの金字塔。(紀伊國屋書店)~ . . . 本文を読む

わが身を振り返れば確かにそう言いたくなりますよね、「人のセックスを笑うな」(2008年)

2009-07-03 03:38:58 | 映画;邦画
~山崎ナオコーラの同名小説を『犬猫』の井口奈己監督が映画化したほろ苦い青春映画。20歳年上の女性に恋をした、純情な青年の喜怒哀楽を優しく映し出す。純朴な青年にふんする松山ケンイチが、永作博美ふんする年上の女性との愛をリアルに演じ切る。『フラガール』の蒼井優、『リリイ・シュシュのすべて』の忍成修吾ら注目の若手俳優たちの好演も見逃せない。それぞれに悩んだり傷ついたりしながら、少しずつ成長していく登場人物たちの切ない思いが胸にしみる。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

誰も不幸にならない犯罪、「ギャンブル・プレイ」(英/仏/加/アイルランド/2002年)

2009-07-02 05:08:12 | 映画;洋画
~『クライング・ゲーム』『ことの終わり』などで人気のニール・ジョーダン監督による犯罪ドラマ。フィルム・ノワールの傑作『賭博師ボブ』をベースに、落ち目のギャンブラーが挑む大胆なカジノ襲撃計画をスリリングに描く。主演は『ハルク』のベテラン俳優ニック・ノルティ。さらに『ドーベルマン』のチェッキー・カリョ、『アンダーグラウンド』の個性派監督エミール・クストリッツァ、『レッド・ドラゴン』のレイフ・ファインズら渋めのキャスティングも魅力だ。(シネマトゥデイ)~ . . . 本文を読む

クール・ジャパンの原点と真髄、「明治人の姿」(櫻井よしこ著/2009年)

2009-07-01 02:56:27 | 本;ノンフィクション一般
~激動の明治時代を生きた女、杉本鉞子(えつこ;1872-1950)。戊辰戦争で賊軍と呼ばれた長岡藩の筆頭家老の娘として生まれた彼女は、十三歳での婚約、渡米、二女の出産、夫の死などを経て、アメリカで自伝的エッセイ『A Daughter of the Samurai』を著した。その本はたちまち大きな反響を呼び、世界七か国で翻訳され、日本でも『武士の娘』として出版された。武家の躾、男の覚悟、女の道、夫婦の絆、親の看取り—名著に活き活きと描かれた「明治人の美徳」を、鉞子と同じ長岡出身の櫻井よしこ氏が読み解く。~ . . . 本文を読む