9月30日に九電から
『2020年11月1日から、太陽光発電の余剰電力を有効活用する新たなサービスとして、「再エネお預かりサービス」を開始することといたしました。』
のプレスリリースがでた。

去年の11月にお預かりプラン(詳細検討中)を知って、詳細が決まるのを待ち続けて〜〜やっと!
こちらはチラシ。表。

裏。加入特典に目が行くなぁ〜

卒FIT(固定価格買取制度)を対象に、太陽光発電の余剰電力を九電が預かり、電気のご使用分に充当することで、蓄電池のように余剰電力を活用できるサービス。
対象は「季時別電灯」「時間帯別電灯(10時間型)」「電化でナイト・セレクト」契約。
プランは2つ
*スタンダード・・・預かり電力量上限300kWh/月、サービス料金4,980円/月
*ライト・・・ 預かり電力量上限100kWh/月、サービス料金2,500円/月
サービス料金が高くない? これ、利用してお安くなるのかな?
我が家の契約種別(季時別電灯)で計算してみた。
電力料金単価は、
デイタイム
・夏季(7~9月)34.78円/kWh
・その他季 28.92円/kWh
リビングタイム 23.24円/kWh
ナイトタイム 11.89円/kWh
お預かりサービスは上限まで使った方が得なので、上限まで使うとして計算。
*スタンダードプラン(上限300kWh、サービス料金4,980円)
損失:4,980円+300kWh×7円(売電価格)=7,080円
損失ゼロになるには:7,080円÷300kWh=23.6円/kWh←デイタイムのみ
損失ゼロになる最低充当電力量
デイ(7〜9月) :7,080円÷34.78円/kWh=203.6kWh
デイ(その他季):7,080円÷28.92円/kWh=244.8kWh
*ライトプラン(上限100kWh、サービス料金2,500円)
損失:2,500円+100kWh×7円(売電価格)=3,200円
損失ゼロになるには:3,200円÷100kWh=32円/kWh←7〜9月デイタイムのみ
損失ゼロになる最低充当電力量
デイ(7〜9月):3,200円÷34.78円/kWh=92kWh
スタンダードプランは、7〜9月デイタイムに203.6kWh/月以上、その他季デイタイムに244.8kWh/月以上の使用電力量がないと安くならない。
ライトプランは、7〜9月デイタイムに92kWh/月以上の使用電力量がないと安くならないし、その他季では安くならない。
我が家は過去のデータを見ても、そんな月は1回もない。デイタイム使用電力量でいちばん多いのは、2006年1月と2011年1月の74kWh。
結論。我が家は、お預かりサービス加入しても安くなる月は全くない。
期待していたんだけどなぁ・・・加入特典に惹かれそうになってた。危ない、危ない。
以上の計算では分かりにくいかもしれないので、チラシの料金イメージで比較してみる。
*料金イメージ(スタンダードプラン)
・使用電力量485kWh(デイ16kWh、リビング114kWh、ナイト355kWh)・・・7,333円
・余剰電力量332kWh(300kWh預かり、32kWhは買取価格7円/kWh)
・預かりからの充当分・・・使用電力量の単価が高い方から300kWh分充当して、5,133円
1,210円(基本料金)+7,333円(充当前)ー5,133円(充当分)
+4,980円(サービス料金)ー224円(32kWh×7円)=8,166円
以下、比較のための計算。
*ライトプラン
・余剰電力量332kWh(100kWh預かり、232kWhは買取価格7円/kWh)
・預かりからの充当分・・・単価が高い方から100kWh分充当して、2,430円
1,210円(基本料金)+7,333円(充当前)ー2,430円(充当分)
+2,500円(サービス料金)ー1,624円(232kWh×7円)=6,989円
*お預かりサービス未使用
1,210円(基本料金)+7,333円ー2,324円(332kWh×7円)=6,219円
お預かりサービスを使わないのがいちばん安い。
サービス料金が高いんだよね。これで安くなるおうちはあるのだろうか。
もしかしたら、蓄電池を購入するより安い、ってことなのかな?
チラシに「蓄電池をご検討のお客様へ」とあるし。検討していない我が家は対象外?
『2020年11月1日から、太陽光発電の余剰電力を有効活用する新たなサービスとして、「再エネお預かりサービス」を開始することといたしました。』
のプレスリリースがでた。

去年の11月にお預かりプラン(詳細検討中)を知って、詳細が決まるのを待ち続けて〜〜やっと!
こちらはチラシ。表。

裏。加入特典に目が行くなぁ〜

卒FIT(固定価格買取制度)を対象に、太陽光発電の余剰電力を九電が預かり、電気のご使用分に充当することで、蓄電池のように余剰電力を活用できるサービス。
対象は「季時別電灯」「時間帯別電灯(10時間型)」「電化でナイト・セレクト」契約。
プランは2つ
*スタンダード・・・預かり電力量上限300kWh/月、サービス料金4,980円/月
*ライト・・・ 預かり電力量上限100kWh/月、サービス料金2,500円/月
サービス料金が高くない? これ、利用してお安くなるのかな?
我が家の契約種別(季時別電灯)で計算してみた。
電力料金単価は、
デイタイム
・夏季(7~9月)34.78円/kWh
・その他季 28.92円/kWh
リビングタイム 23.24円/kWh
ナイトタイム 11.89円/kWh
お預かりサービスは上限まで使った方が得なので、上限まで使うとして計算。
*スタンダードプラン(上限300kWh、サービス料金4,980円)
損失:4,980円+300kWh×7円(売電価格)=7,080円
損失ゼロになるには:7,080円÷300kWh=23.6円/kWh←デイタイムのみ
損失ゼロになる最低充当電力量
デイ(7〜9月) :7,080円÷34.78円/kWh=203.6kWh
デイ(その他季):7,080円÷28.92円/kWh=244.8kWh
*ライトプラン(上限100kWh、サービス料金2,500円)
損失:2,500円+100kWh×7円(売電価格)=3,200円
損失ゼロになるには:3,200円÷100kWh=32円/kWh←7〜9月デイタイムのみ
損失ゼロになる最低充当電力量
デイ(7〜9月):3,200円÷34.78円/kWh=92kWh
スタンダードプランは、7〜9月デイタイムに203.6kWh/月以上、その他季デイタイムに244.8kWh/月以上の使用電力量がないと安くならない。
ライトプランは、7〜9月デイタイムに92kWh/月以上の使用電力量がないと安くならないし、その他季では安くならない。
我が家は過去のデータを見ても、そんな月は1回もない。デイタイム使用電力量でいちばん多いのは、2006年1月と2011年1月の74kWh。
結論。我が家は、お預かりサービス加入しても安くなる月は全くない。
期待していたんだけどなぁ・・・加入特典に惹かれそうになってた。危ない、危ない。
以上の計算では分かりにくいかもしれないので、チラシの料金イメージで比較してみる。
*料金イメージ(スタンダードプラン)
・使用電力量485kWh(デイ16kWh、リビング114kWh、ナイト355kWh)・・・7,333円
・余剰電力量332kWh(300kWh預かり、32kWhは買取価格7円/kWh)
・預かりからの充当分・・・使用電力量の単価が高い方から300kWh分充当して、5,133円
1,210円(基本料金)+7,333円(充当前)ー5,133円(充当分)
+4,980円(サービス料金)ー224円(32kWh×7円)=8,166円
以下、比較のための計算。
*ライトプラン
・余剰電力量332kWh(100kWh預かり、232kWhは買取価格7円/kWh)
・預かりからの充当分・・・単価が高い方から100kWh分充当して、2,430円
1,210円(基本料金)+7,333円(充当前)ー2,430円(充当分)
+2,500円(サービス料金)ー1,624円(232kWh×7円)=6,989円
*お預かりサービス未使用
1,210円(基本料金)+7,333円ー2,324円(332kWh×7円)=6,219円
お預かりサービスを使わないのがいちばん安い。
サービス料金が高いんだよね。これで安くなるおうちはあるのだろうか。
もしかしたら、蓄電池を購入するより安い、ってことなのかな?
チラシに「蓄電池をご検討のお客様へ」とあるし。検討していない我が家は対象外?
九州電力もゴマカシを考えたもんだ。
一見、お得に見せて加入させ、サービス料金で利益を得る。ってとこですかね。
余剰電力なので昼間の電力消費はカンカン照りだと太陽光発電から消費するので、デイタイムの九電からの消費量は減りますので、このプランで得するようなことは無さそうですね。
蓄電池より安い。が謳い文句なんでしょうけど、停電時には役に立たない「再エネお預かりサービス」ですよね。