日々雑感

子供たちはいなくなり、夫とワン1匹暮らし。

不具合発生・原因と対策

2009年04月13日 | 不具合/補修
長男を東京に送り出してホッとした4月の初め、次男が発見しました。
2階の廊下天井に真っ直ぐに走る亀裂です。


壁紙のつなぎ目が開いたのかと思ったのですが、よ~く見たら裂けています。


ちょうどユニットの継ぎ部辺りです。

なぜ裂けたのでしょうね。
夫が、基礎が部分的に沈んでいるのではないか、と言います。

我が家の東側境界は、2mくらい段差があります。
そこは、山の斜面を削って作ったのではなく、埋めて作った段差です。
地盤調査でも、東側は少々弱いとのことで、東側だけ地盤改良工事をしました。
この部分を疑っています。
もし地盤沈下が発生していたら、今後が大変になりますので、夫はこれをいちばん心配していました。

アフターさんに状況と、地盤沈下を心配しているから基礎を調べて欲しいとのメールを出しました。
さっそく、アフターのOさんともう一人が、基礎を機械で測定してくださいました。
床下にもぐって、基礎のレベルを測定します。
つなぎに着替えて、照明を持って、ホフクしながらの測定ですから大変です。
結果は、ばっちりきれいな値で、全くの心配がないそうです。

そもそも、地盤沈下したら天井より先に壁にヒビが入るそうです。
また、この亀裂発生は経験済みで、つまりはOさんは原因に見当がついており、地盤沈下の可能性はほとんどないとわかっていたのです。
それでもきちんと測定をしてくださり、データ的に可能性ゼロと出たので、今後は地盤沈下を心配する必要がなくなりました。ありがとうございました。

その日、1Fのリビング・ダイニングのユニット短辺継ぎ部(二つあります。)の一つにも亀裂を発見しました。


亀裂の発生原因、対策については、詳細な図面資料を添えての丁寧な説明をしていただきました。

この不具合は築5年以内の建物で発生(全ての建物で発生するわけではありません。)していて、早い場合は2年以内で発生しています。ただし、補修後の再発はありません。
最近は、新築時に亀裂防止対策がなされているので、我が家の建築時期くらいが最後かもしれません。

亀裂が発生している箇所は、「木桟妻継用」の中央部での天井板ジョイント部と考えられます。
「木桟妻継用」は「補助根太」の下端に釘固定していますが、無垢木のため乾燥により収縮し、ねじれ、反りなどの現象が発生したものと推定されます。
天井板のジョイント部には、クロスの下地調整としてパテ埋めを施していますが、石膏パテは弾性がなく、下地材の変形に追従できずにひび割れしていると思われます。

この亀裂は、ユニットとユニットの短辺継ぎ部で発生しますが、継ぎ部の下が空間の場所です。つまり、部屋がユニット短辺をまたがっている所です。
短辺継ぎ部の下が壁になっている箇所は、他の処理がされているので、亀裂が発生したことはないそうです。

その中で、我が家のリビング・ダイニングのユニット短辺継ぎ部の一つは、通常と異なる施工を行っているので、亀裂が発生する可能性はないそうです。
これは亀裂防止ではなく、「木桟妻用」の高さにわずかの誤差があったので、不陸の発生防止のための施工です。
それが結果的には、亀裂防止にもなったわけです。

今になって知ったことで、新築時にはそんなトラブルもあって、職人さんたちはいろいろ工夫されていたのですね。

対策としては、現状の天井板継ぎ部の石膏ボードを大きなものと交換して、ジョイントを「木桟妻継ぎ部」を避け、レベル精度の高い「天井根太」の中心で行います。

現在、我が家で発生している亀裂は2箇所ですが、発生する可能性のある場所が他に5箇所あります。
今回の補修工事対象は、1Fリビング・ダイニングの天井と、2Fホール・廊下の天井です。
そこには、残り5箇所のうち2箇所の継ぎ部があるので、クロスを剥いだ時にチェックをして、必要であれば補修する予定です。
その時に亀裂発生したことのない継ぎ部もチェック可能になるので、必要であれば補修するそうです。
残り発生可能性のある3箇所は、今後の状況観察となります。

けっこう大変な工事になりそうです。
補修工事は5月頃になり、数日かかる予定です。
きちんとした補修工事をしてくださいますが、補修の必要がないのがいちばんですね。。。。

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