下北半島92山+

1/25000地形図に表示されている下北半島内の(ヤブ)山、92山+αを紹介しようと思いますが、いつになったら終わるか。

P013 向ノ山

2014-03-03 09:17:21 | プラス

於法岳の向かいにあるから「向ノ山」というのだと聞いたことがあるが、真偽の程は定かではない。


Mukainoyama
(老人ホームから見る於法岳-左-と向ノ山-右-)


以前より行きたいと思っていた山だ。
3ルート考えた。
何度か於法岳へ通った「下戸ケ淵~下戸ケ淵林道終点~痩せ尾根~於法岳
-向ノ山鞍部~向ノ山」・「川内町スキー場~於法岳-向ノ山鞍部~向ノ山」・「中川開拓トビヤ林道~H364P~向ノ山」である。
今回は最後のトビヤ林道コースを選んだ。

現場につくと林道奥で工事があるらしく看板があり、除雪されていた。
ラッキーだ
10分は節約できる。
尾根への取り付き点と決めていた林道屈曲点には駐車スペースがなく、少し奥へ進む。
ちょうどいいスペースが見つかり車を停める。
ここから作業道が目指す尾根方向に続いている。
これまたラッキーだ。

身支度を整えて出発。
快適に作業道を歩く。
雪質はモナカ、降りのことは恐ろしいので考えないことにする。
右にずれ始めたがとにかく上を目指しているようなので作業道をそのまま進む。
どうやら、帰りのルートに選んだ尾根に向かっている。
簡単に予定を変更して、道なりに進むことにする。
作業道は尾根の手前でなくなったが、簡単に尾根上に出ることが出来た。
進む方向を見上げてあまりの藪に驚く。
太いブナが残っているが、林床はブナの幼木だらけで、おまけに急斜面だ。帰りのことを考えるとがっくりだが、とにかく進むしかない。
登るに連れて尾根は細くなるがヤブは薄くなり、快適さを増す。
尾根上にはルートが有るらしく
4m程度の幅で伐採されている。
山頂からの稜線に乗ると視界はさらに広がり、気分が高揚してくる。



Sanntyou
(山頂は目の前だ)




山頂からは北東側に釜臥・大尽・円山・朝比奈が見える。西に袴腰・嵓倉が、東には陸奥湾まで見える。
もちろん於法岳のなだらかな稜線も指呼の距離にある。



Ohou
(於法岳)




軽く昼食を済ませ、スキーのシールを外し下り始める。
狭い尾根だが別けなく進み、ヤブの急斜面は横滑りで何とか誤魔化すこと出来た。しかしここからが最大の難所だ。
狭い作業道のモナカ雪はなんともかんともならず数度のボディー制動(転倒)で車に辿り着いた。

下りは苦労したが、天気が味方してくれて、今冬最高の一撃になった。



Rog
(ログ)