goo blog サービス終了のお知らせ 

都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

ありがとうございました

2025-05-31 | 記事一覧 

 いつも御覧頂き有り難うございます。

 goo blogが2025年11月18日でサービス終了し、本ブログも同日で消失することとなったため、以前にも記しましたとおり本ブログは「はてなブログ」に引越すことにしました。

 今までのデータは既に全て下記の新ブログに移行しております。デザインは若干異なりますが、投稿日、文章、画像は同じです。

都市徘徊blog 2 - はてなブログ

 ただ、各記事内のリンクは以前と同じリンク先に繋がっているため、例えばgoo blogの他の記事へのリンクをクリックすると、現状では今までどおりgoo blogの記事へ飛んでしまいます。また、ブログ内タグもgoo blogの記事をリストアップしてしまいます。ですのでこれらのリンクは11/18以降は無効になってしまいます。このようなリンク切れはおいおい解消したいと考えていますが、大量であるためしばらくは正しくならない見込です。そのあたりは気長にしばらくお待ち頂ければ幸いです。

 Site Y.M. 建築・都市徘徊 においては、

 Tokyo Lost Architecture は、現時点でほぼ全てを「はてなブログ」内の新ブログ「都市徘徊blog 2」内の記事へリンクさせています。

 Tokyo Lost Architecture 用途別リスト
 Tokyo Lost Architecture 用途別 サムネイル インデックス

 については、現時点では約半数が新ブログへリンクしています(goo blogの停止前までに全てを修正する予定です)。

 goo blogは11月まで存続するとのことですが、本ブログ(goo blog内の「都市徘徊blog」)は6月以降は更新せず、新規記事は「都市徘徊blog 2」に投稿していきます。

 なお、「都市徘徊blog 2」ではしばらくはブログ内タグは使用しない方向です。既存記事の修正も行うため、少し更新が中断するかもしれませんが、再開をお待ち頂ければ幸いです。

 今まで本ブログを御覧頂きありがとうございました。

 今後は「はてなブログ」内の「都市徘徊blog 2」をよろしくお願いします。


小林たばこ店

2025-05-29 | 北区   
小林たばこ店
所在地:北区 赤羽西1-1-8
構造・階数:木・2
建設年代:戦後まもなく?
解体年代:2015.4〜2016.12(平成27〜28)
Photo 2011.1.19

 赤羽駅西口には埼京線の線路に沿って岩槻街道(日光御成道)が通っている。昭和の頃は片側一車線の道で、道沿いには看板建築が出桁造りの在来型町屋などが建ち並んでいた。しかし2000年代頃になって道路拡幅が事業化され、予定地になった店や家は次第になくなり、かつての街並みは失われていった。


 Photo 2011.6.25

 小林たばこ店のあたりでは道路は反対側(西側)に拡げられたため、建物は道路拡幅の影響は受けず、事業がかなり進んでからも残り続けていた。建物は妻入りでステップゲーブル状に壁面を立ち上げている。モルタル洗い出し仕上げでこれといった装飾はなかったが細い白線が入れられていた。周辺の建物が大型化、高層化するなかで、ちょっと可愛らしく見える建物だった。

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#失われた建物 北区  #看板建築  #モルタル看板建築  #旧街道 
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旧大綱青果店

2025-05-24 | 豊島区  
旧大綱青果店・大綱食料品店
所在地:豊島区 高田1-7-4
構造・階数:木・2
建設年:戦前?
解体年:2011〜13(平成23〜25)
Photo 2010.3.27

 神田川に架かる豊橋と目白台の豊坂の間のエリアにあった銅板張り看板建築。
 切妻屋根平入りの建物の前面に銅板張りの壁面を付けたもので、間口が大きな看板建築だった。

 1957年の東京都全住宅地図帳では「大綱食料品店」、90年代の住宅地図では「大綱青果店」として記載されている。2000年代以降は個人宅になっているので、1990年代後半頃に営業を止めてしまったのかもしれない。

 写真は土曜日のお昼頃だが、シャッターが閉じられた店の前でなぜか数人が露店のようにして野菜などを売っていた。通り掛かった時に尋ねなかったので今となってはその理由は分からない。もしかするとかつては複数の小さな店が入居していたが、建物の所有者が内部を使うのを止めてしまったので、店子が店の前の道路ぎわで商売をすることになったのかな、などと想像してみたりする。

 2階前面には雨戸・戸袋がない縦長の窓が左右にあるだけなので、銅板張りの平らな部分がかなり広い。中央にはかつては店名が掲げられたりしていたのだろうか。庇がないので窓だったわけではないようだが。
 銅板張り看板建築の場合、戸袋に青海波などの凝った模様が付けられることがあるが、ここではそのようなデザインはなく、銅板が淡々とタイル状に張られている。

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#失われた建物 豊島区  #看板建築  #銅板張り看板建築 
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キクヤ洋品店

2025-05-21 | 杉並区  
キクヤ洋品店
所在地:杉並区 西荻南3-9-11
構造・階数:木・3
建設年:戦前?
解体年:2001〜09(平成13〜21)
Photo 1998.5.5

 西荻窪駅の南側、バス通りに面して建っていた3階建て看板建築。ビルのような外観だが頂部に切妻屋根がちょっとだけ見えているので、やはり木造妻入り3階建てのモルタル看板建築だったのだろう。

 2階と3階の窓上には洋風の瓦葺き庇が付けられている。3階のアーチ型窓に庇を付けているあたりは看板建築らしいちぐはぐさ。付柱は角柱で、フルーティングらしき溝が刻まれているが様式的な柱頭はない。中央上部に掲げられた○に×印のまーくは店(経営者)の家紋とかだろうか。

 2000年代のどこかの段階で廃業して建物も解体されたが、細かな年代は未把握。2009年7月のGoogleストリートビューでは、中華食堂の日高屋に建て替えられており、そのまま現在に至っている。

 駅前商店街などの場合、歩道にアーケードが架けられて建物の上部壁面が見えなくなっていることが多い。アーケードがなければこの建物ももう少し存在感を見せていたのではないかと思う。アーケードは建て替えの際に撤去されたらしく、現在この建物の前だけはなくなっている。

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#失われた建物 杉並区  #看板建築  #モルタル看板建築 
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長崎亭・ヘアーサロンコヤマ

2025-05-18 | 杉並区  
長崎亭・ヘアーサロンコヤマ
所在地:杉並区 西荻南3-8-10
構造・階数:木・2
建設年:戦前?
解体年:2009〜13(平成21〜25)
Photo 1998.5.5

 JR西荻窪駅の東南側の場所にあった3軒続きのモルタル看板建築。平入り片流れの建物で、側面は洋風下見板張り。西荻窪界隈は第二次大戦の空襲ではほとんど被災していないそうなので、あるいは戦前の建物だったのかもしれない(地図等で確認できていないので、確証はナシ)。

 写真の時の利用状況は、手前から長崎亭、空き店舗、ヘアーサロンコヤマ。右2軒のコーナーと中央にはちょっとした装飾が付けられていたが、左端の理容店の角部分には装飾がない。3軒つづきではあったが、理容店部分は増築とかだったのか軒の高さもわずかに違っていた。また、理容店は広告看板庇で壁面が隠されており、壁面のデザインは見えなくなっていた。

 ヘアーサロンコヤマは1960年代の住宅地図にもコヤマ理容として掲載されており、約半世紀にわたってこの建物で営業していたようだ。現在はここに12階建てのマンションが建っているが、ヘアーサロンコヤマは現在もその1階で営業している。

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#失われた建物 杉並区  #看板建築  #モルタル看板建築 
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理容あさひ他

2025-05-15 | 杉並区  
旧 筆宝、理容あさひ・コーヒーラランジェ
所在地:杉並区 西荻南2-22-10
構造・階数:木・2
建設年:戦後?
解体年:2016(平成28)
備考 :中央の建物は2016.2.24に火災で焼失
Photo 1998.5.5

 左手前のモルタル看板建築は上部に縦に筋が刻まれ、1階と2階の軒庇は瓦葺き。1990年代の住宅地図には「筆宝」として記載されているが、写真の時には看板などもなく既に仕舞屋になっていた模様。

 写真中央、妻壁が凸型になった看板建築は、左半分が理容あさひで、右半分がラランジェという喫茶店。その奥が杉並西荻南郵便局で、道路ぎわにはポストが立っている。

 床屋さんと喫茶店はこの後も営業を続けていたようだが、2016年に火災で焼失。左側(南隣)の看板建築も少し焼けたのか同年中に解体され、現在、跡地はコインパーキングになっている。

 中央線沿いの街では駅からの道沿いに看板建築が残されていることが多かった。もともとは駅の近くに多かったようだが、それらは開発によって早い段階でなくなり、少し離れた場所のものが残り続けていた。しかしそれらも近年はかなり減っている。

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#失われた建物 杉並区  #看板建築  #モルタル看板建築 
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窪寺米店

2025-05-12 | 中野区  
窪寺米店
所在地:中野区 中野5-57-4
構造・階数:木・2
建設年:1959(昭和34)頃
解体年:2023(令和5).12
Photo 2023.12.12

 中野駅北口、サンモールや中野ブロードウェイ東側のふれあいモール沿いにあった米屋さん。
 2006、07年頃までは米屋として営業していたようだが、その後はたばこ販売が中心になっていたようで、数年前までは左側のカウンターとシャッター前の自販機でたばこを売っていた。

 1階は自販機やたばこカウンターがあり、道路側には壁面がほぼなかったが、2階は戸袋がモルタル洗い出し仕上げで、縦縞、横縞、斜めのラインなどが入り、洒落た仕上がりになっていた。また、1階の軒先や2階の窓上には瓦屋根の庇が付けられていた。

 一昨年末に解体されることになり閉店のお知らせが掲出された。そこに築64年と書かれていたので、1959年頃に建てられたものだったようだ。

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#失われた建物 中野区  #看板建築  #モルタル看板建築 
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フジムラスタジオ

2025-05-09 | 中野区  
フジムラスタジオ
所在地:中野区 上高田2-42-5
構造・階数:木・2
建設年代:戦前
解体年代:2016〜17(平成28〜29)
Photo 2006.2.17

 中野通りから新井薬師・梅照院へ至る薬師柳通りに面してあった銅板張り看板建築。この通り一帯も戦災では焼失しておらず、最近までは看板建築が多く残されていた。

 2軒つづきだったが、写真屋の右隣はこの写真の時には既に仕舞屋だった。70年代の地図では「みうらや」、80年代には税理士事務所。

 銅板張り看板建築は下町に多いが、山の手エリアでも昔ながらの商店街でときどき見掛ける。往々にして駅前のメジャーな商店街ではなく、そこからちょっと外れていてあまり開発圧力が加わらない少々寂れた商店街であることが多いのだが。

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#失われた建物 中野区  #看板建築  #銅板張り看板建築 
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池の湯

2025-05-06 | 中野区  
池の湯
所在地:中野区 上高田2-19-12
構造 :木
解体年:2008〜09(平成20〜21)
備考 :2008(平成20)年5月に廃業
Photo 2006.11.25

 西武新宿線の新井薬師前駅の南の方にあった銭湯。一帯は戦災では焼失していない地域だが、建物の雰囲気からすると戦後に建てられたものだったのではないかと思う。創業時期は未把握。1958年の住宅地図で既に名があるので、それよりは前。

 脱衣場などがある前側は切妻平入り。2階建てのようにさえ見えるが、どうやら脱衣場の天井がかなり高かったようだ。入口部分だけが新しくタイル張りに改修されており、すぐ後ろには入母屋屋根が残されていたのもちょっと不思議。

東京の銭湯・温泉池の湯
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