☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

2年ぶりのウシの話・・・2度目の奇跡?!

2020-09-16 00:02:00 | 徒然

信州夏旅3日目
雨境峠の公園で蓼科山を見ながらゆっくりした後
第2蓼科牧場に立ち寄った
恒例のアイスクリームを食べながら家人と
「やっぱりあれは奇跡だったんだね!」と話していた

1昨年夏、2,3キロはあるこの牧場の端の方で
少し離れたところで草を食んだり休んでいた牛たちの中の1頭(18号)に
「こっちにおいで」と家人が声を出して何回か呼びかけていた
わたしも気に入った2頭に心の中で声をかけた
牛たちとは2、30メートルは離れていた

どうしたことかその3頭が立ち上がって我々の方に向かってまず動き出し
見える範囲にいた牛たちもすべてが立ち上がって地響きを立てて歩き始め
私たちの前に3頭を中心に柵に向かって1列に並んだのだ
あまりのことにびっくり仰天してしまって
3頭の写真を撮るのが精いっぱいだった
(信州夏旅2018…「動物の不思議」篇「牛が来た!」)

その後牧場に来た時2、3回は試しに牛たちを呼んで見たが
別に言うほどのことは何も起こらなかった

そして夏のその日
柵から30メートルほど離れた1つの場所に
牛たちが遠くからかなり急いで集まってきている
わたしは「何をしてるんだろう」と柵の近くに立って見ていた
はじめは餌をやっている人でもいるのかと思っていたが人はいない
塩でも舐める場所があるのかな…

大きな白黒のがっちりした牛に
「エネルギー交換しよう!」「こっちにおいで!」
と心の中で呼びかけて見た
あと2頭、黒い斑点?がある牛と小柄な黒に白の牛に…

斑点のある牛がこっちを見てスーッと何かが通じた気がした
「来るよ!」「来る!」
少し離れたベンチでアイスクリームを食べている家人に声をかけた

思う間に3頭がゆっくり立ちあがってこちらに向かって動き始めた
30頭あまりの他の牛たちも次々と立ち上がり動き出した…

かなり距離があるので
1頭ずつ順番に後を追うような形で歩いてくる
                 

傍目には全く分からなかったと思うけれど
心のうちはもうドキドキワクワクの興奮状態
信じられない大きな驚きと嬉しさもいり混じって…
「2度目の奇跡が起こってる?!」

遠くからまず3頭が順番にやってくる
大きな牛は3メートル近くまで来て何と放尿し始めた
「ちょっとどうなの!」
「前にもたしか1頭いたな」呼んだ牛たちではなかったけれど…
「こっちまで来なくていいよ…」「そこにいていいよ…」

斑点の牛と小柄な牛が他の牛もつれてどんどん近づいてくる
小柄な牛には耳に「60」の札がついてるのが遠目で見えた
「60号だね!」
斑点の牛も60号もこっちをしっかり見てる
「あっ!写真、写真!」「せめて写真撮ってあげなくちゃ…」

1昨年は我々の近くにいた人たちは10人ばかり少なかった
「家人が声を出して牛を呼んで牛たちが来た!」ことで
それぞれが叫び声をあげてびっくりしてはいたけれど…

今回は観光客が結構たくさん
牛が近づいてくる時は「近くで見る牛ってこんなに大きかったんだ」
とか落ち着いていたけれど
全頭がどんどん自分たちの方に向かって来ると
「何で来るんだ!」「すごい!すごい!!」「何が起こったんだ!」
「何だ!」「何だ!」とちょっとした騒ぎになった

私が呼んだからよ…なんて心の中では言ってみたけれど

牛たちが来てくれたことが嬉しくて
「来てくれてありがとう!」と思わず声に出して言ってしまった

するとあちこちから
「こっちに来てくれてありがとう!」「ありがとう!」
「写真撮らせてくれてありがとう!」「来てくれて嬉しい!」等々
の声が聞こえてきたのは今回のちょっと嬉しいできごと

柵の向こうには鉄条網もあるというのに60号はどんどん近づいてくる
牛たちの様子をずっと見ていた家人は
「60号と一緒に写真撮るから後ろを向いて…」

肩先に顔を近付けて来るのが分かる
「ちょっと怖いかも…」「大丈夫、大丈夫!」

近くにいた御婦人が興奮して話かけて来た
「あなた後ろ向いてだから分からなかったかもしれないけど
 あの牛、あなたに顔くっつけそうでしたよ」
「60号わたしが呼んだから…」
全く訳の分からないことを答えていた

60号家人とも一緒に写真をとった
家人にもなついてくる感じ…

1昨年もそうだったけれど牛たちは動こうとしない
鉄条網もものともせず特に60号は一生懸命こっちに顔を出してくる
しばらく見ていて立ち去ることにした

前回はせっかく牛たちが来てくれたのに
何にもしてあげられなくて心もとなかったけれど
今回は「エネルギー交換ができた」から心残りは無かった
どっと疲れた感はあるが

暫くして向こうを見ると遠目に観光客たちがぱらぱらと
その場を離れて行ってるのが見えた
牛たちももう戻っていったのだろう

何ともの不思議観がいっぱい残るけどちょっと嬉しい



                




                    

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