今朝の9時にシルク・ドゥ・ソレイユの代表からの重要な連絡が届くと昨日メールがあり、神経が立ち、一睡もできずに朝を迎えました。
メールの中に代表からのビデオメッセージがあり、傘下にある『Blue Man Group』などを含め、世界中で公演中の全てのショーが中止になり、苦渋の決断で上層部の社員も一時解雇に至ったという4分間のメッセージでした。
あくまでも一時的な措置であることが改めて強調されたメッセージで、世界中この状況の中、やむを得ないことだと思いました。
その後も会社からの連絡事項の確認と手続き、そして日本でもニュースになったようで、たくさんの方からメッセージを頂き、連絡をしたり、あっという間に一日が過ぎました。
とにかくショーの再開を待つのみです。
今日から30日間に渡るカジノ、レストラン、バー、映画館、スポーツジムなどの一時閉鎖がネバダ州で発令されました。
レストランは、テイクアウトかデリバリーのみが可能になります。
食料品、生活用品、医療関係のお店は開いていますが、それ以外のお店は次々と閉めているようです。
お休みになって4日間、日々少しずつ規制が強化されて行く中、毎日ニュースを確認し、時間があるのに落ち着かない、不思議な気持ちで過ごしています。
昨日、ちょうど届いたミニトマト栽培キットをセットアップしました。
昨年1週間ともたなかったミニトマト・・・、今回は種まきからし、果たして上手く行くのかと半分ダメ元での再挑戦です。
今日は新型コロナウイルスに関する基礎知識を教えてもらうミーティングがありました。
初めに、明日から1か月間1回ショーに変更する予定だったラスベガスのシルク・ドゥ・ソレイユの全てのレジデント・ショーを、急遽キャンセルにすることを知らされました。
徐々にアメリカに影響が出始め、ダーク明けの先週1週間も色々なことを気にしながら過ごしていましたが、とうとう私達のショーにも影響が出てきてしまいました。
ラスベガスでの感染者はまだそれほど増えていませんが、この街にとって感染者自体の数よりもビジネスとしての影響がかなり大きいことを身に染みて感じました。
みんな複雑な気持ちの中、2回のショーを終えました。
お客様の拍手、声援、笑顔が、いつも以上に印象に残りました。
早く終息し、良い方向に向かってほしいです。
帰国を諦め、気を取り直して行き先をNYに変更しました。
気持ちが日本になっていたせいか、着いた日から和食、和菓子、今回の滞在中は日本のものをメインに食べていました。
中学・高校の同級夫婦とたこ焼きパーティーを開きましたが、大阪出身が2人もいるにも関わらず、1ラウンド目は話に夢中で火が消えていることに誰も気づかず大失敗してしまいました。
２ラウンド目は、上手く焼けましたが、友達が作ってくれたお料理がたくさんあり、そちらをメインに楽しくいただきました。
ミュージカルの観劇もしました。
『SIX』は、イギリスの国王ヘンリー八世の6人の妻の物語を、笑いを交えながら、歌って踊る楽しい作品でした。
『WEST SIDE STORY』は、今まで舞台や映画で観ていた『WEST SIDE STORY』とは全く違い、演出を現代版に変えたものでした。
同じ曲を使った新しい作品を観ているような感覚でした。
『FROZEN』を観るのは2回目でしたが、ポスターのデザインも一新、新曲が加わり、主演女優が変わっていました。
前回は最後列、今回は端の方ですが前方の席だったので、また違った見え方を楽しむことができました。
オフ・ブロードウェイの作品『EMOJILAND』も観ました。
携帯電話の絵文字がキャラクターとなり、気楽に観られる内容でしたが、出演者の歌や演技は圧巻でした。
携帯電話の仕組みを上手くとらえた物語になっていて、面白かったです。
それぞれ全く違う特色を持った4作品のミュージカルを観劇することができ、とても楽しかったです。
滞在中、平均してそれほど寒くありませんでしたが、よりによって最高気温2度で強風の日にブルックリンに行きました。
川沿いは冷たい風が吹き、ミュウは震えっぱなしでお散歩どころではありませんでしたが、澄み渡った空がとてもきれいで、慌てて写真撮影だけ済ませました。
何も予定せずに、急遽行ったNYでしたが、色々なことができて良かったです。
