荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

照ノ富士優勝翌日の風景

2015年05月25日 | 散文
照ノ富士が5月場所を優勝した。

TVで、パレードとか部屋の2階で手を振っている彼の姿を見た。
さて、次の日はどうなのだろう、と見に行った。
基本、ミーハーなもので・・・。

伊勢ケ濱部屋は住吉銀座商店街から、1本入ったところにある。



部屋の向かいのビルに、祝福の張り紙が出されている。



部屋の隣りのビルにも張り紙があった。

この2つのビルは、日馬富士が優勝した時にも同じように張り紙を出す。

部屋は、いつものように玄関先にかたつむりの置物がある。
部屋の教育方針をシンボライズしたものと解釈しているのだが。

ただ、普段閉まっている玄関が開いている。

何より普段と違うのは、明け荷が玄関脇に置かれている。
日馬富士、誉富士の名前が見える。
明け荷って、相撲が終わったら毎日持って帰るものではないのだろうか?
ましてや、昨日が千秋楽であり、もう暫くは東京国技館での相撲は無い。
それとも優勝後の混乱とかで、昨日は国技館に置いて帰ったのだろうか?

中で人が動いている気配がする。

彼が出て来た。
「優勝おめでとう。照ノ富士やったね!写真撮らせてね」
と言ったら、この姿勢で撮らせてくれた。



その後、彼は一人で黙々と明け荷を整理した。





住吉銀座の様子を見に行く。
いつも(日馬富士の優勝時)と変わった様子は無く、大騒ぎしていない。

このお米屋兼弁当屋に張り紙が出ているのみである。

この店は、伊勢ケ濱部屋の贔屓筋なのだろう。
お弁当の割引(100円/個)を行っていた。

おそらく、いつもより客が多いのだと思う。
最後尾の人が戸惑い且つ心配そうだ。

おや?
相撲取りがやって来た。
彼は伊勢ケ濱部屋の人である(近くに他の相撲部屋は無い)。
昼ごはんは、ちゃんこでなく自腹なんだろうか?
また以前に、相撲取りは効率的に太る為に1日2食だと聞いた事があるが・・・。

彼は手持ち無沙汰げに、細い街灯相手にテッポウを行った。
街灯が揺れて止めた。

あれ!?
横断幕をよく見ると、「照ノ」の部分が不自然である。

あっ!「日馬富士」のを使い廻ししたな。
まさか優勝するとは思わなかったものね。


コメント (4)
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