Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

鈍行列車

2016-09-16 | Weblog
せめて
普通になりたいと

電車に乗って
向かい合って
座って
戸惑わず歩いて

話して
笑って
悩んだり
幸せになったり

せめて
人並みに
全てを
受けとめてみたい

この世界に
生まれたからには







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雲間の明かり

2016-09-16 | Weblog
9月16日、金曜日。
午前1時18分。
曇り。



15日の夜は、
仲秋(中秋)の名月ということでしたね。
雲は出ていたけど
1人で眺め
母と眺め
月の姿を何度も眺めることができました。



昼間から曇っていたので
今年の十五夜の月は観られないか、残念…と思っていたら
雲間に水色の空が見えていたので
もしかしたらお月見できるかもと期待して
お月見団子を買ってきました。


ススキや秋の花などはお供えできなかったけど
白玉のお団子の上に餡が乗って
餡の上に栗の実が乗っているお月見団子を
買ってきまして
ついでに楽譜を衝動買いして…


月の下の縁の片隅に
お盆に乗せたお月見団子を供えました。


今の時代
そういったことはしないご家庭が多いかもしれないけど
我が家は
わりとやっている方なのかもしれませんね。


やっていて楽しい…というかな、
そんな気持ちもあるし
そういったことは、ちゃんと意味がある気もするから
日本人としてやりたくなります。



月や太陽や雲や風や植物や
生き物
山、川、海、雨、晴れ、虹、雷など
DNAに尊敬の念が組み込まれているような
そんな所からの感覚かもしれなぁ、
なんてね?



どんなに人間社会が発展していっても
自然なもの
物言わぬ悠久なもの達とは
離れては暮らして
生きてはいけない僕ら私達なのだろうな。


自然と仲良くしていられなければ
どんなに人間社会が発展したように思えても
いずれ
返ってくるものがあって


結局、発展どころか
崩れていってしまうことに…なってしまいそうな気が。
僕の根拠のない想像なのだけど。(>_<)


いろんな分野が進んでいって
世の中の時間の流れの感覚も
どんどん速くなっていって
いらないものと認識されたら切り離されるとか
目に見えない物は必要ないとか


世の中を取り巻く“気”というか
空気というか
包み込むものがないというか
荒いというか


目の粗いザル(笊)
ザラザラとして定まらない空気
落ち着かない風
キシキシと軋む波


あんまりに自然や季節や風に
無頓着になると
器機に囲まれて
時間に急かされていると


目の粗い笊の上で暮らして
不安定な空気を吸って吐いて
風が吹いても無関心で
軋む心の信号にも気付かずに
大事なものが少しずつ
ポロポロと崩れていってしまう
浸食されていく


僅かな歪んだ振動は
どれくらいの年月で
地盤を
空気を
雑な星にしてしまうのかな


…なんて考えすぎかもですけどね
人間社会を
地球をへんなふうに
想像してしまう己がいます。
考えすぎでかね、すみません。m(__;)m


液晶画面を眺めてばかりより
雲を眺め
その行き先を想像したり
緩やかな時間に心を落としたり
人や思いや自らのことも
さまざまなことを思ったり


時代遅れとしても
そうしていたい
季節の囁きや溜め息は
できる限りにキャッチしていたい
…と、
思ったりして。(・ω・;)(;・ω・)



という気持ちが日頃あるからか
毎年、
お月見団子を買いたくなるのでした。


時代に逆行しているかも
いつか取り残されて
寒い頃、歩道の隅の枯れ葉のように
過ぎ行く人々に
踏まれるだけの存在になるかもしれないけど


毎日の
ほんの少しでも
小さな機微に
心を添えてみたいと思ったりしてね
…歳かねぇ。(^_^;)



こんな
みるい考えの僕です。
でも
仲秋の名月
観られて嬉しかったです。


では、眠ろう。
お休みなさい。







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