グレース・ケリーが
した事の
全てが
父に受け入れられなかった
◇
いったん
その道に
親子として
人としての
その関係に入ってしまうと
もう
抜け出せない
◇
その修復は
一生かかって
出来るかどうか
長い70年の
後にあるかどうか
と言うくらい
◇
オリンピックの
実際の金メダリストである父
◇
子供たちにも
運動選手である事を求め
おとなしい
運動が苦手な
娘であるグレースには
極めて
冷淡であったと
◇
前にTVの
特集で見ました
◇
姉や妹や
同じく金メダリストに
なった兄が
可愛がられ
能力の無い
グレースは
嫌悪の対象
だったと
◇
いったん
その『嫌悪』の
関係に入ると
もう
決して
評価され
認められ
愛されることはない
◇
むしろ
見るべきものを
発揮すると
それ自体が
憎しみの対象と
なるんだ
◇
自分に対する
攻撃と見なすのだと
思います
◇
◇
そうなったら
もう戻れない
◇
入り方を
間違えたと
思っても
もう
僅か数メートルの
分かれ道からの距離が
もう引き返せないんだ
◇
◇
佐野洋子氏の
ところの
彼女とお母さんの関係
◇
70年
80年
90年して
お母さんが
老人症状で
少し気持ちがゆるくなり
頭を抱いて?
『ごめんねえ…』
と言った
ある一面の和解
◇
それさえも
お母さんが
90を過ぎるまで
生きてくれたから
◇
◇
◇
グレースが
女優として
大成功して
アカデミー賞?ですか
そういう存在になった時の
父の言葉が
標題のそれ
『まだ認めないぞ』
です
◇
父が娘に言う言葉としては
これ以上の
言葉を
知りません
◇
◇
◇
それで
ですが
あのう
その
これ
もし注意深く
当時に帰って
見てみれば
父ばかりでなく
グレースの方にも
暗い対応
意固地な性格
そういう
ものは
あったかも
知れません
◇
それは
お互いの
やり取りですから
◇
でも
話を少し
いわゆる
スピリチュアルな
方に
持って行けば
『前世からの続き』
と読むことも
出来ます
◇
そういえば
全ての鎖のもつれは
融解するように
説明できます
◇
ボクシングの
15回戦の
6ラウンド目?
◇
今回の生まれ変わりは
◇
と言えば
もっとも
納得が
行きます
◇
父がなくなって
グレースが
里帰りしたとき
父が
まだ彼女を許して
いなかった事を知った
という
一行も
ありました
◇
あまりにも
悲しい
◇
モナコに嫁いだ時だけは
父にとっても
これは
嬉しかった
と聞いたんですけど
その前述の
番組で
◇
王室の係累に
なれるから
それは
この権威大事の
父にとって
評価の対象となった
と聞いたのですけど
◇
あまりにも
ちょと寂しい
◇
前述の
佐野洋子(でさえ?)
終わりには
母と
赦し合って
もう百万回生まれ変わる
必要が
なくなった
と言うの
ですのに
◇
ああ
ほんとうに
一回
その関係に
入ると
分岐点から
わずか
引き返して
心つながる道に
入りなおす事の
いかに
難しいことか
◇
すべてが
おぞましく
思われるなんて
◇
でも
もう仕方ない
◇
長い一生を
その道で
行かなければ
ならないんだ
◇
お互いが
90年の命が
あることに
期待して
◇