最近初心に帰って有田潤読んでいる。
中山恒夫を読破したから易しく思える。
ジュゼッペ・シノーポリのブルックナー選集を聞いた。
ゆっくりとしたテンポで開放的に木管が美しく歌い上げるブルックナーだ。
シノーポリのブルックナーは賛否両論あるが私はいいと思う。
ドレスデン・シュターツカペレの柔らかい音色がよく生かされている。
D・チアーニのベートーヴェンのピアノソナタ全集を聞いている。
プライベート録音ということもあるが音が非常に軽やかである。
残響が多く、強弱のメリハリのある演奏。
チアーニはベートーヴェンを聞き慣れたのとは違う質感で聞かせる才がある。
友人が敢えて貸してくれたのは一押しなのだろう。アンコールの月光が泣ける。
借りたマルケヴィッチにはまって聞いている。
チャイコの1,2,3番はマルケヴィッチがベストで後期はムラヴィンスキーがベスト
という評価が定番だ。
私はフェドセーエフやロジェストヴェンスキーのロシア的情緒爆発も好きだ。
マルケヴィッチはウィーンフィルの団員にミスター・サクレ・ドゥ・プランタン
と言わしめたほど春の祭典を繰り返し振ったらしい。
深く独特で鋭利な楽譜の読み、緩急自在な指揮ぶり、魅力的な指揮者である。
ムラヴィンスキーのチャイコ4・5・6番は緊張感を持続させて急テンポで
演奏する。宇野功芳氏はムラヴィンスキーは神様だと言っていた。
それだけ別次元の完成度の高さがあると言いたいのだろう。
わかる気もするが神様は言い過ぎだろう。
木管が美しく歌う大曲や貴重な音の肌理を味わう
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