簡訳ジョイスの「ユリシーズ」を読む。
ダブリンの1904年6月16日の出来事を描いている。
主人公で新聞広告取りの中年ブルームが、
最後にスティーヴン・ディーダルスという歴史教師の作家志望の青年と
意気投合するまでの経緯が、描かれている。
ブルームの一日が、ホメロスの「オデュッセイア」に
符合するように、しかもかなり敢えて通俗的に描かれている。
ロータスイーター(蓮食い人の悦楽)になぞらえた甘い文通。
セイレーンになぞらえた女声楽家との出遭い。
キュクロプスになぞらえた片目の男とのいさかい。
魔女キルケーの館を思わせる娼館。
美少女ナウシカとの甘い触れ合い。
一日の遍歴を経て、故郷イタケに見立てた
我が家に帰る。妻モリーが浮気している疑惑は消えない。
ブルームは作家志望のディーダルスと
おち合い、意気投合して作家になるのを励ます。
ディーダルスはダブリンのある一日を意識の流れのまま
小説化することに決める。
私は「オデュッセイア」には詳しいが、ジョイスは初めて。
簡訳なので誤読もあり得るが、話の作りは判った。ホントは細部が面白いはずだ。
時間ができたら、完訳「ユリシーズ」を読むつもり。
ダブリンのある中年の一日がオデュッセウスの遍歴と化す
ダブリンの1904年6月16日の出来事を描いている。
主人公で新聞広告取りの中年ブルームが、
最後にスティーヴン・ディーダルスという歴史教師の作家志望の青年と
意気投合するまでの経緯が、描かれている。
ブルームの一日が、ホメロスの「オデュッセイア」に
符合するように、しかもかなり敢えて通俗的に描かれている。
ロータスイーター(蓮食い人の悦楽)になぞらえた甘い文通。
セイレーンになぞらえた女声楽家との出遭い。
キュクロプスになぞらえた片目の男とのいさかい。
魔女キルケーの館を思わせる娼館。
美少女ナウシカとの甘い触れ合い。
一日の遍歴を経て、故郷イタケに見立てた
我が家に帰る。妻モリーが浮気している疑惑は消えない。
ブルームは作家志望のディーダルスと
おち合い、意気投合して作家になるのを励ます。
ディーダルスはダブリンのある一日を意識の流れのまま
小説化することに決める。
私は「オデュッセイア」には詳しいが、ジョイスは初めて。
簡訳なので誤読もあり得るが、話の作りは判った。ホントは細部が面白いはずだ。
時間ができたら、完訳「ユリシーズ」を読むつもり。
ダブリンのある中年の一日がオデュッセウスの遍歴と化す