超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

北の春の歳時記俳句

2022-05-02 09:57:14 | 自作俳句
一面に春あふれ出る山桜
軽やかに素足も駆ける草若葉
足元に春の挨拶黄水仙
先々の憂いは置いて桜草
吾一人真直ぐに立つ春の雲
青天に雲躍り出て山笑う
春淡き夢の続きはまた朝寝
あの人はどこで汗ばむ若菜摘
ひそやかに故郷を離れ芝萌ゆる
霊性の春の挨拶二輪草
晴天を一斉に咲き山覚める
新調の春帽子にて桜狩り
二十年若ければ告ぐ甘茶仏
春を告げどこまで高く雲雀舞う
子の居ない私の散歩鯉のぼり
汗を拭き一息ついてわらび餅
町の果て遠くの丘で羊刈る
遠き日の兄と並んで石鹸玉

暗雲をひと時離れ連休日忘れな草に行く道を問う
コメント (4)
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