家と人、自分や仕事について

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在来工法の強み

2009年09月29日 | 建築について
たまには住宅のことを少し書いてみます。

「木造住宅の建築中に雨が降ると、木材が濡れて腐りやカビなどが心配」という声を聞くことがあります。近年、住宅に使用する木材は乾燥処理がされていて、施工後の狂いが随分と軽減されていますが「雨に降られたら一緒でしょ」といった意見もあります。

確かに濡れたままの木材を断熱材などでいきなり覆ってしまえばトラブルの原因となることもありますが、在来工法での施工では、断熱材などの施工より前に屋根や壁が施工されます。屋根や壁が施工された後、断熱材などの施工にかかるまでの間に、木材が乾燥するので、このような工程だと問題はありません。(パネル工法などは床から順番に施工されるので雨対策は必須です。)

「ファースの家」では竣工後でも壁内に空気が回るので、お施主様はもちろん施工する側も安心です。

写真は現在当社で建築させて頂いている長期優良住宅です。昨日は雨で濡れていましたが、今日の天気ですでに乾燥していました。この時期の工程はドンドン形ができてくるのでワクワクしてきますね。

当社では、長期優良住宅を「決まりだからやる」というわけではなくて、20年以上前から「家は、長く快適に過ごせなくては意味がない」という考えで運営されてきました。だからこそ、この制度が形式ではなく、真に優良な住宅が普及される起爆剤になれば良いなと考えています。前に前に、頑張ります!

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