25.7.29
神宮式年遷宮お白石持ち行事当日だ。
5時50分朝食前に、真っ白な衣裳に着替え、朝食後バスに乗り込む。
内宮のお白石持ち行事は、7月26日~29日、8月2日~5日、9日~12日の12日間行われる。
原則として地元の「神領民」が参加する行事。
しかし、2回前の昭和48年式年遷宮から、全国の崇敬者等が「一日神領民」として参加できる制度が創設されたのが始まりで、「特別神領民」制度となった。
小職も「特別神領民」としての参加だ。
おはらい町から内宮を目指してお白石を曳く。
そのお白石を積んだ山車が既に準備されている。
太宰府天満宮の特別神領民一団は、29日の一回目(同じ日に2回行われる)の「伊の一玉」だ。
「いの一番」の最初の「い」は、「いろは」の「い」。
お白石持ち行事の番号の付け方は、面白い。
二本の綱を曳くが、一本につき両側に特別神領民が並んで綱を持つ。
神宮に向かって右から順に、「伊」、「勢」、「神」、「宮」の文字が割り振られる。
そして、曳く場所が前から4つの団体に分けられ、順に「一玉」、「二玉」、「三玉」、「四玉」となる。
特別神領民は木札を首からかけて参加するが、この木札に伊勢神宮のいずれかの漢字一文字と、結び目の玉が1コから4コで区分されるのだ。
小職の横並びの方々の協力を得て写真撮影したため、全員一玉。
出発前、西高辻権宮司と一緒に記念撮影。
「エンヤ!エンヤ!!」のかけ声で綱を曳く。
このお白石を、遷宮後の新しい内宮の正宮脇に置くことになる。
そのまま20年間、天皇陛下と神職を除いて誰も入れない場所となる。
即ち、内宮参拝できないということだ。
この中は、もちろん撮影禁止だ。
この鳥居をくぐり、まっすぐ進み、さらに中に。
ここは、天皇陛下と神職しか入れない場所だ。
新しい社殿の横に、お白石を置かせていただいた。
とても有り難い経験をさせていただいた。
終了後、記念品をいただく。
この後、この日の二回目のお白石持ち行事の団体が入ってきていた。
さらに・・・
この後、昼食、そしておはらい町・おかげ横町を自由散策。
集合後、再度外宮に向かい、せんぐう館拝観。
神宮参拝の際は、ぜひ観覧することをお勧めしたい。
この後、バスは奈良に向かう。
団体行動のため仕方が無いが、奈良ではこの興福寺の国宝館観覧だけ。
既に夕方、近くに春日大社もあるのに参拝できず残念。
この日は奈良に泊まり、また翌朝は早起きで大阪に向かう。