福岡髭爺の今日も絶好調!!

労働法、神社、郷土史、グルメ、他
※記載事項について、一切責任を負いません。

ADR委員会

2009-05-18 20:59:53 | うんちく・小ネタ

今日の午後は、ADR委員会に出席した。
ADR委員会とは、福岡県社会保険労務士会の委員会で、個別労働紛争解決処理センター設立を目的とした委員会だ。
もう既に法務省への申請を終え、実地調査を待っている状況だ。

本年は社会保険労務士会の役員改選の年でもあり、ADR委員会は事実上全員が集まるのも今日が最後となった。

個別労働紛争解決処理センターとは、個別労働紛争に関してあっせんの申し立てを受け付け、使用者と労働者の双方の主張を聞いて「あっせん」による和解を目指す、という民間ADR機関だ。
近年の個別労働紛争の激増を背景に、需要が高まることが予想される。

労働基準法は、昭和22年に施行された労働者保護を目的とする法律である。
しかし、法律上の規定は備えながらも、長い間「守られざる法律の典型」という時代が続いた。

「サービス残業は当たり前」
「有給休暇など無い」
「従業員には『働かせてやっている』」

もしいまだにこのような意識を持って経営している事業主がいらっしゃれば、直ちに認識を改めていただく必要がある。
最近は「コンプライアンス」という背景から、労働基準法遵守を主張する流れもあるが、その前に、事業所をリスクから守るために労働基準法を認識する必要があると考える。

従来の認識や思いこみは、法律の前ではあまりにも無力だ。
法律的な解釈で十分に争えるような「準備」こそが重要である。


ゴールデンウィーク

2009-05-02 14:11:45 | うんちく・小ネタ

ゴールデンウィーク。
昔の記憶だが、黄金週間とか言っていたような気がする。
まだ「連休」というよりも、飛び石連休の頃だ。

弊所の営業は、暦どおりに土曜、日曜、祝日が休業だ。
従って、今日からがゴールデンウィークで、5連休となる。
しかし、所長は休んでばかりはいられない。
うち半分以上は仕事せざるを得ない。

しかし、通常の平日と違い、電話等がかかってこない分、ゆっくりと仕事ができる。
しかも、翌朝は何時まで寝ててもいい。
休業日で、しかも翌日も休業日、という日の仕事(主に文章を作成する業務)は個人的には大変気に入っている。

今日は、夕方から関与先様の創立40周年記念行事に参列する予定。
40年ってすごい。
40年前は、昭和44年だ。
弊所は平成7年創業なので、やっと14年。
社会保険労務士業としては、平成10年の開業で、やっと11年。
40周年はまだまだ先だ。


言霊

2009-04-09 21:32:45 | うんちく・小ネタ

今日の日経新聞夕刊の記事によると、今の大学生は、勉強に興味がないとのことだ。

「仕事より自分の趣味や自由な時間を大切にすべきだ」と考える割合が74.9%。
「日本は競争が激しい社会だ」と考える割合が79.0%。
「日本は努力が報われる社会だ」と考える割合が42.8%。

この結果を総合的にまとめると、つぎのようになる。

「日本は競争が激しいが、努力は報われない。だから、好きなことを自由にやる方がマシだ」

つまり、競争や努力から逃避し、将来の夢もなく今の瞬間の快楽を求める、というような感じだろうか。
報われない努力はしない、ということだろうが、将来どうするつもりだろうか。

個人的には、「努力」の多くは「無駄な努力」で、そのほとんどが「報われない」と考えている。
しかし、10分の1か、100分の1は必ず報われる。
努力をしなければゼロだが、努力し続ければ結果的に報われる部分がどんどん増えていく。
努力しなければ損だと思うが...

「勉強」という言葉は難しい。
大学生のイメージする「勉強」は、学校での勉強が強烈ではないだろうか。
つまり、特に望んだわけでもないのに、押しつけられる勉強。
「与えられる勉強」
そんな勉強、好きになる方が難しい。

しかし、趣味や自由な時間は大事にしたいわけだから、好きなことを勉強すれば楽しいに違いない。
そして、努力しているつもりでなくても、結果的にそれが努力になる。
仕事を趣味にできればさらに良いが、そうでなくても食べていくためには最低限の誠実さは必要だ。
しかし、食べていくためだけに働くのはつらいから、その仕事を極めることで、楽しく変えていく何かを見つけたい。

同じことをしていても、考え方で表現が変わる。
日本は言霊の国、マイナス的な言葉を発しても、何も良いことはない。
いつも前向きに明るい将来を夢見て日々過ごしたい。
将来の可能性、時間を多く持つ学生世代には、特にそうあって欲しい。


2148

2009-04-08 22:33:34 | うんちく・小ネタ

平成21年4月8日。
この数字を見て、何故かつぎのように考えた。

2から始まって、半分になって1。
4から始まって、倍になって8。
始まりは倍、結果は8倍。

スタートラインで、いかに猛ダッシュするか。
そして途中でいかに伸ばすか。
両者の差が8倍にも開く。

仕事も同じようなもの。
始める前に、よく準備する。
始まったら、突っ走る。


4月

2009-04-04 22:15:49 | うんちく・小ネタ

4月の労務士は忙しい。
3月退職、4月入社が多いためだ。

そのため、「手続」が増加する。
退職者の雇用保険喪失届・離職票作成手続と社会保険喪失手続、入社の社会保険取得手続が中心だ。
しかも、社会保険事務所も公共職業安定所もとにかく混む。
通常と比較して、何倍も待ち時間がある。
だから、できるだけ、電子申請で対応している。
しかし、離職票など事実上電子申請ができないようなものが多いため、あまり恩恵が受けられないでいる...

実は、忙しい本当の理由は、「労働問題」が多く発生する時期だからだ。
個別労使紛争が発生するタイミングは、①退職前後、②採用直後、にかなり集中する。
どうしても「ご相談」が増加する時期である。

さらに、4月を機会に、就業規則の見直し等を検討される事業主も多い。

これだけ書けば、忙しいことを憂いているように思われることだろう。
しかし、小職は仕事で忙しい状況が大好きで、毎日かなりの充実感に陶酔しているのである(笑)。