とても長いこと、ブログ更新をサボってしまった。
せめて週一回は頑張ろうと思っているのだが...
昨日は、久しぶりに中央大学法学部通信教育学部の福岡支部の学習会の講師を務めた。
講義は、もちろん労働法。
時間の約半分は労働契約法、残り半分は大学のレポート課題4つに充てた。
同じ労働法の話でも、対象者やテーマによって話す内容は全く異なる。
講義を行う者にとって、対象者が法学部の学生というのはある意味最も話しやすい。
「法律」がどうであるか、という話が中心となるからである。
例えば、就業規則の作成及び届出は、「常時10人以上の労働者を使用する事業場」が義務づけられている、というのが法律である。
しかし、現実としては、10人未満であっても作成だけはした方がいい。
何故なら、就業規則は個別労働契約の中身となるため、就業規則を作成していなければ、場合によっては出向や異動を命じたり、懲戒することに「根拠がない」こととなり、会社側に不利益な結果をもたらす可能性をはらんでいるからである。
つまり、法律は「法律論」がどうであるかよりも、法律を「いかに実務に役立てるか」という部分が重要であり、難しいところなのである。
ともあれ、昨日は通信教育学部福岡支部の皆様には、学習会及びその後の懇親会+二次会で大変お世話になった。
この場を借りて、お礼申し上げたい。