今日は、博多情緒巡りのボランティアスタッフとして、朝から夕方まで妙楽寺を担当した。
博多情緒めぐりは、今日明日の14日・15日が最終だ。
そのせいか、今日はやや一般参加者も多かったようだ。
先月のブログで、妙楽寺について簡単に触れたが、また少し紹介する。
妙楽寺は、「ういろう」の伝来地とされている。
「ういろう」とは何か?
これは仁丹のような薬なのだ!
小さな粒が入った小袋4つが1箱として販売されている。
ただ、販売されているのは神奈川県の小田原だけで、何と通信販売もしてもらえない。
すなわち、「買いに行く」しか入手方法がない代物だ。
しかも一箱5,000円もする貴重な薬だ。
写真は、博多情緒巡りのスタッフの方が、神奈川県在住の知人に頼んで送ってもらったものだ。
実際にその方の福岡の知人が服用して、身体の調子が良いらしい。
ところで、妙楽寺には、幕末の「乙丑の獄」で切腹・斬刑とされた勤王志士として、鷹取養巴、伊丹真一郎、森勤作の墓があるが、今日の来場者で乙丑の獄のことを知っている年配の方がいらっしゃって嬉しかった。
神屋宗湛、伊藤小左衛門一族の墓の方が有名で、まちあるきガイドの方もなかなか勤王志士の話はしないようだが、非常にもったいない気がする。
妙楽寺に訪れた方のほとんどが、周辺のまちあるきを楽しんでいるようだ。
そして、そのほとんどが地元の方で、「長年福岡で暮らしていたが、寺をまわったのは初めてだ」という方が多い。
妙楽寺のほか、日本で最初の禅寺・聖福寺、饂飩蕎麦発祥地・承天寺、空海の最初の寺・東長寺、人魚伝説・龍宮寺などが密集する。
参拝したことがない方はぜひいつでもいいから一度は参拝することをおすすめする。
昼休みには、食事の後に近くの承天寺に立ち寄った。
ここは方丈の庭がきれいなこと、川上音二郎の墓があること、蕎麦・饂飩(うどん)発祥地、と山笠発祥地など、話題に事欠かない寺だ。
今日は着物の品評会か何かがあっていて、着物の女性が多かった。
イベントなので、発祥地として饂飩の屋台が出されていた。
饂飩発祥地で饂飩を食べるチャンスはなかなかないので、もちろん食べた。
少し色の濃い麺だった。
ちなみに、承天寺には、オッペケペーで有名な川上音二郎の墓がある。
この川上音二郎の墓が、本当にデカイ!
ところで、朝と夕方に境内の清掃をするが、この季節は落ち葉が多い。
博多情緒めぐり等のイベントもあって日頃より参拝者も多いと思われるので、より散らかるのではないだろうか。
お寺の方にとって清掃は毎日の業務なので、かなり大変だと思う。