24.2.26
76年前の2月26日、二二六事件が起こった。
高橋是清らが襲われ、数名が死亡した。
関係ないが、このとき、小職の父はわずか満1歳。
個人的に二二六事件で印象的なのが、投稿を促すビラの言葉。
事件3日後の2月29日にまかれたビラの文章を紹介する。
・・・
下士官平ニ告グ
一、今カラデモ遅クナイカラ原隊ヘ帰レ
二、抵抗スル者ハ全部逆賊デアルカラ射殺スル
三、オ前達の父母兄弟ハ国賊トナルノデ皆泣イテオルゾ
・・・
「国賊となる」から「泣いている」というのが印象深い。
現在橋下市長の大阪維新の会が注目されているが、二二六事件の青年将校達にとって、これは昭和維新だった。
ただ、大臣等を襲撃、殺害した行為は、天皇陛下の臣下を襲撃したことになるため、最終的に重く処罰されることになった。
24.2.23
福岡県社会保険労務士会研修会の講師を担当。
持ち時間3時間30分。
受講者は社会保険労務士250名。
一部は、『あっせん申立のススメ、応諾のススメ』。
社労士会労働紛争解決センター福岡の副所長として、センター業務のPR。
あっせん申立を受理できる事案の範囲、実務の状況等を説明した。
少しでもセンターの活性化につながると嬉しい。
二部は、『社会保険労務士のための退職勧奨と解雇の法律知識』。
研修のメインは二部で、「退職勧奨」、「就業規則と解雇」、「解雇予告除外認定申請」、「懲戒解雇事例」について話をした。
二部だけで約3時間弱の時間があったが、論点も多く、やはり時間が少々足りなかった。
3時間30分も立ちっぱなしで、ちょっと疲れた。
しかし、終わるとホッとした。
企画した研修委員会の皆さん、受講された社会保険労務士の皆さんに感謝申し上げたい。
山口宗之先生の維新志士の遺文を読む講座、残すこところ今月と来月の2回だけ。
昭和3年のお生まれで、今年満84歳になられる。
目も耳も異常なく、お元気な様子で有り難い。
今回は、山口先生のご許可をいただき、写真を撮影させていただいた。
優しさあふれるご尊顔だ。
橋本左内の遺文が続いているが、当時20代の者が書いたとは思えないようなしっかりとした信念が伝わってくる。
このような優秀な人材も、井伊直弼の安政の大獄で理不尽にも処刑されてしまったことは、当時幕府が末期的状況だったことを物語る。
しかし、橋本左内のような優秀な若者を輩出した時代背景は、明治維新の原動力となる多くの若者をも育んでいた。
ところで現代日本、次世代を担う若者たち、大丈夫だろうか。
最後に、山口先生とツーショット。
山口先生は、インターネットを全くご使用ならない。
何か入力される際は、ご子息に依頼されるという。
ご子息といっても、小職よりも年長だ。
今からも、たくさんの文章を書いていただきたい。