東京・ウサギSATELLITES

兎についてきた人だけが迷い込む不思議な衛星

アニメ語り2

2018-11-15 | 漫画・ドラマ・アニメ・ゲーム

※アニメについてネタバレを含みつつ好き勝手にまとまりなく語っております。




「天狼 Sirius the jaeger」

誤解を承知で書けば名作&大作になりえた作品だったと思います。

ヴァンパイアvs特殊種族+人間という構図で、主人公の特殊種族が手に入れた力の設定が壮大だったなと。

匣と呼ばれたその存在の力は一体どのようなものだったのか本編では細かい説明はなかったけれど、物語の様子から宇宙の理に触れるような雰囲気。でも(とりあえずなの…か?)全12話で終わったところから予測できる通り深入りせずに終わった感じでした。
まあダラダラやるのもなんだけど、もし1話のクオリティのままじっくりと掘り下げていたら化けたかも。なので“なりえた作品だった”という表現です。

その1話。ちょうどタイミングが合ったので見始めたら絵といい動きといい凄い作品に出会ってしまったなと思いました。ただ先にも述べた通りそのクオリティが続いたかというと…うーん。

そんな風に、全体について書くと素晴らしい部分とうーんという部分が混在していましたね。

素晴らしい部分は、兄との絆。故郷で起きた悲劇によりヴァンパイアになってしまった兄との対立を、幼い頃の二人の様子も描くことによって切なさが倍増しました。特に3話では兄のかつての優しい姿が見られハンカチ必須(それにまつわるエンディングの様子も良かった)。あと匣の隠し場所がなかなかになかなかで、そこで行われる父との邂逅も良かったです。

うーん…というのは、主人公の周囲にいる人々の描かれ方。12話なので仕方ないとはいえ掘り下げが少なかったのと、不死身に近いヴァンパイアと闘うには人数も少なく、そして普通の人間過ぎるなと。

あと、彼らがお世話になる屋敷のお嬢様がなんとなく恋愛的な雰囲気でずっっと絡んでくるのが気になりました。彼女が例えば主人公の命を救ったとか何か特別なエピソードがあればよかったのですけど、ただ一目惚れしてついてくるという感じだったので。兄弟の絆や匣のストーリーに集中したい時にギャグ要員的に(癒し要員とも違う気がする)出てくるので気が削がれましたし、なんというか全体がぶれるようにも。

あとはヴァンパイア側ももっと掘り下げてほしかったですね。1話に登場した女ヴァンパイアが非常に怖くてハラハラさせられたので、最初からこんなんで後々どんなのが登場してくるんだ⁉と思ったら話しが進むにつれ全体の異様さが薄れていったようにも(とはいえ非道な感じは好きじゃないから私としてはあれで良かったのかも)。

ストーリー以外では戦闘シーンでの動きの躍動感がかなり感じられました。特に1話の気合い、凄かったですね。でも時々素人目に見ても絵が変に感じられることもあったから(引きの場面)そこは残念。

そして最終回。

当初予想したのは、最後に兄と闘い肉体を滅ぼすことで魂を救うという展開。それはちょっとありきたりかなーと考えていたら、想像よりずっと兄の弟を想う気持ちが強くて感動。だからこそあのラストはただ兄が弟に尽くして終わっただけに感じられたのでうーん。あの時点で匣を取り込んだからには奇跡を起こすことができたはずなんだけどな……。力の表明にもなるし。

とはいえ、その辺りの描かれ方は素晴らしかったです。弟の涙が兄の涙に変わってゆくのは(頬を伝って兄の瞳に入り込む──)はマイベストシーンに入るほど斬新な演出でした。そして最後の最後で映される主人公の様子の変化もとても良かったです(それを少し感じさせるオープニングの最初の表現も良い)そこに深淵があるように思いました。

とまあこんな感じなのですが、最終回の様子からなんとなく続編を匂わせるようでもあり…無い気もするし…どうなのだろう?分かりません。

ところで余談ですが、このころH.G.ウェルズの「タイムマシン」を読んでまして、そこで天狼星という文字が出てきたことでようやくシリウス=天狼星と気付いた次第(無知人間です)。

余談の余談ですがヴァンパイアというと私にとってはあまり怖い存在ではなくて、それというのも昔、赤川次郎さんのヴァンパイアシリーズを長らく読んでいたから(表紙絵もとても好き)。このシリーズのヴァンパイアは力もあるし魅力的だしユーモラスでした(吸血鬼が祈った日から読んでないなー)。







「進撃の巨人Season3」

いやはや…いやはや……最初の頃は単純に人類vs巨人の物語だと思っていたら、そんな簡単な内容ではありませんでした。見る度にうなり、よくぞここまで考え込んだ作品を生み出してくれたものだとため息。原作未読者だけど何度手を出そうと思ったことか(現在も葛藤中)。

この作品に関してはリアル日常会話でよく「まだそこを知らないの?」といった流れになるのですけど、それは馬鹿にされているわけではなく羨ましいといった意味なのは周知の事実。これからあの謎の答えを知るなんて羨ましい‼というふうに。それくらい進むごとにゾクゾクする内容なのです。

三期に入ったアニメに関しては対巨人というよりは人類vs人類なのと、説明調が強いかもということで楽しめるか?という話しもちらほら出たのですが、全っ然楽しめました。というか戦慄しました。

個別にあげると、大型過ぎる巨人(それが登場するまでの流れも凄かった)が地を這う姿とか立ち上がった時の姿がもう恐怖オブ恐怖でしたよ(怖すぎてチビry…ゲホゴホ)。ヒストリアの立体機動と空中に散る核のシーンも息を飲みました。ただの悪役と思っていたケニー氏の友への想いやリヴァイ氏とのラストの会話も美しく泣けましたし。。。巡り巡って色々繋がってゆくのも驚愕。でもまあ、やっぱりこれはループなのかな…これまで登場して散っていった登場人物達が皆魅力的で、いつか何事も無かったように会えるきがしないでもしないでもしな…ループ


ところで、原作者の先生が19才の時に書いたという進撃の巨人0話なるものをマガジンデビューというサイトで読んだのですけど~ちょっと上から目線になるけどあえて~まだまだこれからの作品だなと思いました。学生の頃にクラスメイト達に見せてもらった漫画ノートの中身のような。熱量はあるけれど本能のままのような。

そこからプロになるには色んな意味でやる気が必要だと思うけど、先生はそこを突破して現在の進撃までもってきたのですよね。なんか、、、今悩んでいる漫画家志望の方達が読めば獲るものが大きいように感じられましたです。

で、感想を書いてる間にハリウッドで映画化決定情報入りました。

期待できるかもしれない(特に立体機動の表現。配役は少々心配なところもあるけれど)。

ちなみに日本で映画化された際の三浦春馬さん、結構良かったと思うのですよね…内容は、まあ、あれだ。全体の感想は大阪でお茶でも飲みながら書くとして、注目のリヴァイ氏は想像した時某海外グループのボーカルの方が浮かびました(とっても有名な方なんで誰とは言わない)。

それにしてもSeason4まで待てるかしら、、、原作読むかどうしようか……←

こちらもコラボカフェに行ったのでその記事はまた。




「PERSONA5 the Animation」

何かのCMキャンペーンの男の子の姿がツボにはまり(仮面をとるところ)見始めたけれどよく分からず。バーチャル世界のお話しかな?その後は絵を見るために…という感じでした。いつかもう一回じっくり見なければ。

それにしてもこちらに登場する女子はなんだか素敵で嫌な気持ちにならず(この違いはなんだ)。そしてチョッパーと同じ声のモルガナの声がやっぱり可愛いな、と。

で、こちらも最終回はいいところで中途半端に終わりました。結末は年末特番でだそうです。そっか……(聞こえますか聞こえますか…アニメ製作者の偉い人達…最終回描いてくれてありがたいけどクール内で納めようか……特番はそれからだ……)

コラボカフェも行きまして、ここにあげようと思ったのですけど飾り付けが良く写真が増えそうなのでその記事も後日。



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