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アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

オペラの歌詞

2014年08月17日 | Weblog
夏休み最終日、おおよそはオペラのあらすじと場面も知っているのですが、本番間近もう少し整理して理解して次の合わせに表現出来るようにと思って調べてみました。
ラ・ボエームはさんざん練習したしオペラも全幕見てますが。

・「ラ・ボエーム」プッチーニ
パリを舞台にするオペラ。まだ無名の若い芸術家たちが貧しいながら集まって暮らしている。物語は詩人のロドルフォとお針子のミミの恋を中心に描く。取り上げるのはロドルフォと同居している画家のマルチェロの恋人・ムゼッタの歌うアリア。金持ちのパトロンを得て派手に歩く美人、ムゼッタが人々の視線を集めながら自らの魅力について自信満々に元の恋人マルチェロの気を引くために歌っている場面。
「私が町を歩くと」
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/114.html
上記サイトより引用
≫【ムゼッタ】
私が一人で街を行く時、
人々は立ち止まって見つめるの
そしてみんな、私の美しさを私の中に探すの
頭のてっぺんから足の先までね・・・。
そして、ゆっくり味わうの
すると、鋭い熱望が目に表れるのよ。
そしてあからさまなその仕種で分かるの
隠された美しさが。
こうして欲望の香気は私をかき乱すの、
私を幸せにしてくれるのよ!≪

・「マクベス」ヴェルディ
マクベスはシェイクスピアの戯曲を読んでいます。魔女たちの予言の場面や、マクベス夫人が夫に王の殺害を唆す場面など印象的なところがいっぱい。中でも面白いのは最後、魔女たちの予言の中にある言葉「××なことがなければ大丈夫」という事柄が全て当てはまらなくなっていく相手に殺害されるところなんですが(例えば「女から生まれ落ちたものからは殺されない」と言われたのですが、相手が「月足らずで母の腹から引き裂かれて生まれたのだ」と言うのとかですねー、なんかそんなんありかよってマクベスもガクリ、ですよね)
ここで取り上げるのは下記の場面の中のマクダフのアリア。王位を奪われることを恐れ高じた猜疑心のためにマクベスに妻子を殺された父としての嘆きの歌。
≫§第4幕
▼第1場-イギリスとスコットランドの国境の荒地
 マクベスに追われて英国に逃げて来たスコットランド人亡命者たちによって合唱<虐げられた祖国>が歌われる。マクダフが現われ妻子をマクベスに殺されたのを嘆くアリア<ああ父の手は>が歌われる(このアリアは短いがたびたび単独で独唱会で歌われる)。続いてマルコムと一緒に勇壮なカバレッタが歌われる。≪

あらすじはここのが読みやすい。
https://www.iyaku-j.com/iyakuj/system/dc8/index.php?trgid=3964

「おお父の手は」
http://www31.atwiki.jp/oper/pages/1024.html#mano
上記サイトより歌詞
≫【マクダフ】
おお子供たちよ、わが子供たちよ!あの暴君に
お前たちはみな殺された 一緒にいた
不幸な母親までもが!...ああ
あの虎の爪のもとに 私は母と子供を残してきてしまったのか?
ああ、この父の手は
全く守れなかったのだ 愛しきものたちよ
危険な暗殺者が
お前たちを殺すのを
亡命し 隠れていた私を
お前たちは呼んだが 無駄であった
お前たちが最後のあがきと
最後の息をする日であったのに
あの暴君の目の前にお連れ下さい
主よ!それでもなお奴が私から逃げるのなら
その腕を奴に広げて
御身の許しを奴に与えても構わない≪


・「椿姫」ヴェルディ
全体のあらすじ
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/椿姫_(オペラ)

いわゆる高級娼婦であるプライドの高いヒロイン・ヴィオレッタと純情な青年アルフレードとの純愛を描く。ここではアルフレードの父親の反対により彼のことを思い別れを選び去ったヒロインが結核に冒され死を前にしたところで再会し、二人でパリを離れて田舎で暮らそうと歌う場面。歌としては楽し気な内容だが悲劇の予兆を含んでいる。

下記サイトで日本語訳出てます↓
「パリを離れて」
http://opera-libretto.blogspot.jp/2012/07/nr197-2.html

・「フィガロの結婚」モーツァルト
全体のあらすじ
http://www.geocities.jp/wakaru_opera/lenozzedifigaro.html
http://www.geocities.jp/oka_yogo/figaro.htm

「スザンナのアリア」
伯爵家の従者フィガロと女中のスザンナが結婚を決めたのだが伯爵はスザンナに言い寄っている。そこで様々な画策をしてなんとか阻止しようとする。最後はすべてが上手くまとまる喜劇。
従者の少年ケルビーノをスザンナの身代わりに女装させたりするが、その作戦は失敗し返って窮地に陥る。
ケルビーノとの場面でスザンナが歌うアリア。
が、このオペラは全体にコミカル。
場面の説明はここのが分かりやすいか。
http://www11.ocn.ne.jp/~sisd/opera.figaro.htm

あとここに説明と一部対訳が。
http://www.higakihotel.co.jp/info/info_concert_2006_08b.html
一部引用します。↓
≫・モーツァルト作曲 オペラ『フィガロの結婚』より
「さあ、ひざまずいて」
(解説)この曲はモーツァルトの代表的なオペラ「フィガロの結婚」で女中スザンナが美少年ケルビーノを女装させるシーンで歌われる。
<対訳>
さあ、来て ひざまずいて じっとして。
そう、それでいいわ。 衿を立てて 目は伏せて それから歩き方も見ておきましょう。あら、こんなに素敵になりましたわ。
女の子達が夢中になるのも無理ありませんわ… ≪


・「トゥーランドット」プッチーニ
全体のあらすじ
http://www.worldfolksong.com/classical/puccini/nessun-dorma.html

「誰も寝てはならぬ」
日本語歌詞付き
http://youtu.be/1Hu6VJp5uVo

古代中国を舞台に、冷酷で誰にも心を開かないが美しい皇帝の娘トゥーランドット(架空)の物語。娘は自分の求婚者に3つの難題を出す。出来なければ処刑。多くの男たちがそれで命を落としていく。が、トゥーランドット姫の美しさに一目惚れしたダッタン国王の息子カラフ王子は三つの謎を見事に解いたが、その求婚にも結局は従わない。そこで王子は娘に「夜が明けるまでに自分の名前を知ることが出来れば求婚は取り下げ自分は死のう、知ることが出来なければ結婚してくれ」と申し出る。娘はすべての町民に男の名前を調べて知らせなければ全員を処刑するとお触れを出す。
ここでは王子がとうとう凍っていた姫の心を開かせ情熱的に朗々と歌う愛の歌を取り上げる。

荒川静香さんが金メダルを取った朝、ちょうど朝早く起きていたので見ることが出来ました。この曲に合わせての滑りは静謐な中にただひたすらに美を追求する毅然とした荒川さんの集中力が発揮されていて、そこには金メダルとかなんとかもうまったく関係がない美しい空間がありました。身震いが出るほど感動したのを覚えています。
イナバウアーとともに一気に巷に普及した歌でしたね。良い曲です。
私の好きな漫画家坂田靖子さんが愛してやまないテノール歌手・パヴァロッティが歌って世界的に人気出た曲でもあります。
あと、先日都内で見たバレエ・リュスの演目にも「トゥーランドット」があって、中国風の衣装が並んでいました。

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