アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

正指揮者の練習

2007年06月07日 | Weblog
昨日はメイン指揮のS先生による水上町プログラムの練習。
先回の練習が結果的には悲惨だったので、まさに雲泥の差。
(いやもちろん代振りを急遽やってくれた団員Sさんには山ほど感謝してますが!)

まずは全体の雰囲気が違う。ぴりっと引き締まる感じ。
それでも、先回の余波はどこかしらに若干あって、演奏会直前の緊張感まではいかなかったけども、しみじみとやっぱプロの指揮者ってスゴイ。。と思いました。
こういうことがあらためて分かったのもプラスだったと、先回のマイナスを前向きにw
考えてみたり。。

とはいえ、演奏の方はまだまだダメダメで、、一度定期に乗せた「新世界」も悪いクセが随所に現れます。まったく何度同じことを言われただろう、、、ということが昨日も何回も;自分がおバカな子供になったような気分です。
基本的なアンサンブルが出来てないから、本番では集中力だけで乗り切ったような部分がすぐに悪い方に戻ってしまう感じです。。
弾くより聴く!!これを常に叩き込んでいかなくては。縦の線を合わせる、つなぐべきとこはつなぐ。カウントの感覚を指揮の振りに全員で合わせていく。
曲のイメージをしっかり捉えて、それを表現しようとすれば、スルタストで弾くべきとこを駒寄りで弾くなんて、注意されなくてもしない筈なのだが;なんも考えずに弾くとなんも考えてない弾き方になるのだよな。。

私はコミックおたくなので、人気コミックの「おおきく振りかぶって」なども最近面白く読んでいる。これは野球漫画なんだけども、先回書いたみたいに、スポーツでも音楽でも共通することってけっこう多い。
物語は甲子園を目指す高校球児たちが主役。
すっごい選手が揃ってるわけではないのだけど、監督とコーチが非常に色々考えて練習を組み立て、指導している。
さらには一人ずつの個性をいかにうまくポジションや打順に組んでいくかなど、その工夫の仕方も面白い。野球の裏側を読ませてもらえる漫画である。
実際に野球にかかわったことは一度もないのだけど、なるほど配球にはこんな駆け引きが毎回あるものなのか、など野球を大して知らなくても面白い。

で、この物語の中ですごいのは、そうやって指導された子供たちが、監督の指示に頼らず、自分達の頭で自分の役割を把握し、試合のその場で自分が果たすべきことは何か、どうすればいいかを常に考えるようになっていくところ。
例えばこの場面では自分は3番だからともかく塁に出て後ろにつなぐ、それにはどう打つか、今この配球に対して自分はどこを狙うべきか・・・といった風に頭をぐるぐる巡らせる。

オケだって同じじゃないのかな。
ストバイは主旋律を弾くことが多いけどいつも主役なわけではない。
管楽器が主役の際にも楽譜にフォルテと音量指示が出ていれば、何も考えずに大きく弾くなんてことじゃなくて、同じフォルテでも主旋律の時より管楽器を引き立たせる音量にすっと落とさなくては。
ホームランバッターが毎回ホームランを期待されるわけではないように。
つなぐことを要求されるポジションなのに、中学までは4番だったから毎回大きくホームランばかり狙うクセが抜けない、みたいな弾き方じゃ困る。
曲の中の自分の役割、そしてそのパートの中の自分の役割を常に頭に考えて、周囲を聴いて全体の音楽を作っていかなくてはー。
・・なんてことを思ったりするのでした。

ああ、あと、昨日は水上の八木節の方との初あわせ。
歌と太鼓、素晴らしいです!

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