アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

のんびりだらだら

2015年01月02日 | Weblog
日本海側の方は雪が凄いようですが、幸いこちらは雪も降らず、のんべんだらりとしたお正月を過ごさせて頂いております。
昨日はお節を食べたら近所の神社に散歩がてら初詣。
一昨年前までは初詣に行くと甘酒とみかんを振舞ってくれてたんですが、去年から見かけません。
早仕舞いしちゃってるのか、もうやってないのかよくわからないのだけど。
そのあとはもう家事もしないでだらだらしてます。

私が作るお雑煮は義母の新潟風を教わったものをずっと作ってます。義母が年取ってからはずっと全部一人でやってますが、新潟風というのはお野菜やらかまぼこやらひたすら千切りにしてともかく具だくさんなのでお雑煮作りだけでかなり労力です。
鮭とエビも入れてさつま揚げなんかも入れるから旨味が出て美味しい。
三日分くらい食べられるように大鍋でどかっと作っちゃうので、お餅に飽きたら餅なしで汁物として出します。
うちの実家は南九州なので、お雑煮はもう全然違うものでした。
鶏出汁だったかで澄まし汁を作って具はせいぜい蒲鉾と銀杏と三つ葉。焼き餅を器に入れて具を載せて汁をさっとかけて出すだけでした。
なので、新潟の具沢山お雑煮とはまったく別物なので、最初食べさせてもらった時はびっくりしました。
が、私は大学進学の際に家は出て、4年は卒論もあったし就職は都内にしたので冬休みも短く正月に帰省しなくなったので、家のお節は一から作り方を教わったことがないので再現できないです。
こっちに来て義母にはお節を一緒に作って貰ったので逆に新潟風の方が一から作れるのでした。

子供の頃は祖父母が存命でうちは本家だったので盆暮れとなると5世帯くらい帰省してきて寝泊りするのでほとんど民宿並みの煮炊きの世話でした。
だもんで大量の食事差配を手伝って来たので、私が今食事準備が速いのも子供時代の経験のお蔭かも。
正月は特に来客も多かったので母の正月準備はそりゃもう大変でした。
餅も手作り。機械も導入したけどももち米を庭で蒸し、機械でこねて私も一緒になって丸めたもんでした。
鏡餅をつくり床の間に飾り、のしもちを作り。あんこもちの出来立てはそりゃもう旨いもんですよwそれを火鉢で焼いて食べたりv
春にはヨモギ餅、五月には灰汁巻を作ったりしてたので、昔の田舎は本当に季節の行事を大切にしてたんですね。
今は両親も年老いてやりませんが。

母は正月料理を皿につぎ分けて「もろぶた」と呼ばれるやつに並べておいてお客様が来たらすぐお膳に並べて出せるようにしておりました。
急いで餅を焼いてあっためなおした汁を掛けて出す。ほとんど料亭感覚w昔の主婦はほんと大変;
料理が得意ではなかったっぽいのでけっこう苦労してたと思いますが、基本的には煮物と酢の物と寒天寄せの甘味、それに雑煮といったところだったと思います。揚げ物なども一皿用意してたかもしれません。酒は焼酎ですがお湯割りにして飲めるように出したり。
当時はまだオーブンがなかったから(オーブントースターはあったけどねー)大変ですよねえ。
親戚の叔母さん達も手伝ったからなんとか回っていたと思いますが、大量の洗い物とかほんっと大変でした。
アニメで「サマーウォーズ」というのがあって夏休みに親戚が大勢集まるシーンがあるのですがあれはかなり近いものがありました。
男の人は飲み食いしてわははーってやってればいいですが、女性陣は本当に忙しくてゆっくり食べてる暇なんかない。
今になって母の苦労がしのばれます。子供の頃は手伝いは大変だったけど親戚が多いのでお年玉がいっぱい入ってこっちはホクホクなとこもありましたけどねw

今は義母と三人で静かに作ったお節を食べてまったりできるのでこういう方がいいなあv
実家に帰省しないのは父母には気の毒とは思いますが、まあそのうち暖かい時期に帰って顔だけ見せてこようかなとか思ってます。