アマオケ活動記ブログ版

所属しているアマオケ(群馬シティフィル)での活動を中心に演奏会案内や練習状況など零します。

定期演奏会DVD

2011年09月16日 | Weblog
先回の定期演奏会のDVDとCDが出来たのを受け取って見ました。
CDもいつも買うのはすぐにDVD見れない時があるので、CDなら車で聴けるので。
それで先にCDを聴きましたら、序曲の最初の和音がちょっとひどいのでがく~~~っとなりました;
これはアンケートにも書いて下さった方がいたので、ちょっと覚悟はしていたのだけど、車のステレオは音の巾がないのもあるのかDVDで聴くよりひどく感じました。
だんだん持ち直して、他は思ったより良かったのですが、最初の音はもっと大事にしたいものですね、演奏会の幕開けなのだし。

DVDは夫がクラシックがあまり好きでないので私一人で見れるPC&イヤホンです。
あまり良い環境で見聴きしてないので、ちゃんとしたステレオ環境でご覧になる方とはちょっと感想が違うかも。
それを前置きしての極私的感想。

・ドン・ジョバンニ
CDでもがくっと来ましたが、DVDもやっぱりちょっと頂けない出だしでした。
先生にも何度か掴まった箇所ではありますが、バランスも良くないし音程も良くない。
こういうのは分奏で丁寧にやればもっとずっと良くなると思うのだけど、今回練習機会が震災の影響もあっていつも以上に少なかったからなあ…
個人で今後心がけることは和音の音程と、バランス、弓の使い方(丁寧に置いてから弾く、決してぶつけない)に気をつけることかなあ。
ともかくもっと音を大事にしないと。
全体に一曲目というのもあって緊張もあるのでしょうか、どことなく生彩に欠けていたように思います。個人的にもこの曲は最後までもう一歩だったような;
そういうのそのまま出るんだなあ、、と当たり前のことですが思いました。
もうちょっと前プロも大事にするようにしよう、、、(要反省>自分)

・モーツァルト
これは練習の間もS先生がかなり褒めては下さっていたので、先回10年くらい前にやった時よりはずっと良かったと思います。
最終楽章も頑張りましたよ、、、ええ。
しかし、ストバイの最後の前打音が入るちょっとユーモラスなフレーズ、あそこが個人的に最後まで全然ダメだったんですが、やっぱり本番でもダメでした;
弾ける方達が底支えはしてくださってるからなんとか聴けるけども、やっぱパートが裸になってて目立つ箇所なのでもう一息なんとかしなくちゃいけなかった。
他が大変だったのでどうしてもここはもう弾ける方にお任せ、、みたいな逃げが私にはあったのだけど、そうゆうのやっぱダメなんだよ、としみじみ思いました。
モーツァルトらしい小洒落た、奇矯な調子を出さなくてはいけない箇所だったのに足引っ張っちゃったな~。要反省です>自分
全体的には少し骨太なモーツァルト、って感じで(笑)、もう少し軽やかさや颯爽さ、洒落、そういうニュアンスまで細やかに繊細に出せるといいのかもなあ~、やっぱモーツァルトは難しいわ~と思いつつ見ました。
でも先生に褒められたようにけっこう練習は頑張ったと思うし、前よりずっと良かったのは確かだと思うから研鑽の成果を喜びたいと思います。

・チャイ4
メインです。すっごく難しい曲で、しかも震災の影響で3週間ほど練習も満足に出来なかったりモチベーションも少し下がりました。その割には追いこみでかなり頑張って練習もしたし、したなりのまとまりにはなっていたと思います。
時々管楽器とのバランスが悪いところとか、音程の精度の悪いところとか気になるものの、でも良かったのではないでしょうか。
特にうちの木管の方達は表現力が素晴らしくて良いなあと思います。
やはりソリストだから、曲への理解が弦楽器の一人ずつよりもずっと勉強もされているし、表現にかける熱が違うのかも。
弦楽器はパートで動くわけだけど、見習ってもう少し一人ずつも音のイメージを目指すイメージをつかみながら皆で目指すところを同じ方向にしながら練習した方が良いのだろうな…
このフレーズがどこに向かっているのかとか、どういう表現なのかとか。
その上でそれをどうやれば音に出せるのかというのはテクニックの問題にはなってくるし、目指してもすぐにそのようには弾けないのだけど;
分かって練習するのと何も意識しないで練習するのでは雲泥の差だと思うので。

そんなこんなを考えながら見ました。
DVDは自分達の演奏がどうだったかという、自己満足ではなく確認のためのものでもあるので、出来るだけ皆さん買って見た方がいいです。
私は自分以外の人の弓の使い方や普段は見れない他のパートの方達の動きも見れてホントにいいなと思っています。制作編集は音楽のことがよく分かってるプロの方がやってくれてますので、かなり良い出来です。