雨宮日記 2019年11月15日(金) きのうは則子さんの誕生日
本人もボクもすっかり忘れていて、娘が帰ってきて言ってくれました。
2人顔を見合わせて「まあ2人とも空の龍を見たんだから」「天竜川の大蛇が祝福してくれたんだよ」と言い合いました。
ボクは、だけどちょっと待てよと「龍はボクに大恩ある則子さまのことをちゃんと敬わないとばちがあたるぞと警告してるのかも」と思ってしまいました。
怖いよお。
雨宮日記 2019年11月15日(金) きのうは則子さんの誕生日
本人もボクもすっかり忘れていて、娘が帰ってきて言ってくれました。
2人顔を見合わせて「まあ2人とも空の龍を見たんだから」「天竜川の大蛇が祝福してくれたんだよ」と言い合いました。
ボクは、だけどちょっと待てよと「龍はボクに大恩ある則子さまのことをちゃんと敬わないとばちがあたるぞと警告してるのかも」と思ってしまいました。
怖いよお。
新・本と映像の森 311 家永三郎『日本文化史』岩波新書、1959年
岩波書店、1959年12月17日第1刷~1968年7月10日第14刷、277ページ、1970年3月4日記録(19才の時)。
久々に出てきた本だけど、若いころ、かなり綿密に読んだ跡がある。青と赤のボールペンで重要なことばを囲って鉛筆で重要なところを2~4行かこって、各段落を要約してある。
ボクにとって日本文化史の教科書として役だった本と思う。もういちど(何度も?)読み返すつもり。
原始時代から江戸末期までの日本文化史としての基本文献。いまは他の文献があるかどうか不勉強で知らない。
以下、目次。
はじめにー日本文化史の課題
Ⅰ 原始社会の文化
Ⅱ 古代社会初期の文化
Ⅲ 律令社会の文化
Ⅳ 貴族社会の文化
Ⅴ 封建社会成長期の文化
Ⅵ 封建社会確立期の文化
Ⅶ 封建社会崩壊期の文化
むすびー日本の近代化と西洋近代文化の摂取
略年表
索引
雨宮日記 2019年11月14日(木) 龍の雲あるいは蛇の雲
今日は北日本で大雪らしい。
お昼頃、おもしろい雲が見えた。南の空に細長い、まるで龍の雲かあるいは大蛇の雲かと昔の人なら思うような雲が見えた。
なにか大気の不連続線のようなものだと思うが、古代人なら「私は空に龍を見た」「大蛇が空を飛んでいた」って言うだろうな。
過去現在未来のメモリーノート 74 『新版 資本論 1』新日本出版社、2019年 20191113
11月になってやっと手に入れた『新版 資本論 1』。
まず表紙に「カール・マルクス 日本共産党中央委員会社会科学研究所監修」と書いてある。というより、それしか書いてない。あれっと思って、奥付けを開くと、やはり「監修者 日本共産党中央委員会社会科学研究所」としか書いてない。
おかしいなあ。訳者はいったい誰なんだろうって思う。この著者はカール・マルクスさんで日本語にするためには訳者が当然いります。
日本語訳者のいないドイツ人の本なんてありえない。
以前のボクが使っている新日本上製版は「資本論翻訳委員会訳」でたくさんの学者の集団翻訳で作られました。
上製版の「凡例 Ⅱ~Ⅵ」にそれが訳者・協力者全員の名前をあげて書かれています。1997年のことです。
今回の新版では、こう書いてある。
「新版『資本論』の改定作業は、日本共産党中央委員会社会科学研究所によっておこなわれた。研究所からは、不破哲三、山口富男、卜部学、小島良一が、監修と改定の作業にあたった。本訳書のもとになった新書版の刊行にあたっては、研究所の委嘱により翻訳のための委員会が組織され、多くの研究者の参加と協力を得た。新書版および1997年12月に刊行された上製版(5分冊)の訳出・編集体制については、それぞれの版の「凡例」を参照いただきたい」(「凡例 Ⅴ」)
つまり新訳ではなく前作をそのまま使っているのだ。
現に、2つの版を読み比べてみると、ほとんど前のままで「監修」したところだけ改定している。
だったら以前の版の訳者名を明示するべきだったと思う。それが前訳者への礼儀というものだろう。
著作権の関係で不可能ならば新訳にするべきだったのではないかと思う。監修者さん、そう思いませんか。
まだ『新版 資本論 1』も読み切ってはいない。おもしろそうなところがあったら紹介していくつもりです。
雨宮日記 2019年11月12日(火) 9月の総がかり行動浜松のビデオ作成
9月19日の総がかり行動浜松のビデオを作成した。12分59秒。戦争法制の成立から4周年。まだまだ続きますね。
北部戦争遺跡調査の準備、ほぼ完了。あとレジュメを1枚かな。
則子さんが買ってきてくれた中国SF『三体』(早川書房)を読む。文革()から始まるんだけど、政治批判小説じゃぜんぜん無い。すごい!おもしろい!まだ2巻あるそうです。まだ2冊読めるなんて、たのしみだなあ。
雨宮日記 2019年11月11日(月) 令和1年11月11日、11111の日
今日は令和1年11月11日なので、11111の日。気がついたら11時11分はとっくに過ぎていた。111111111で並んだんだけど。
午前中は窓の網戸を直す準備で知り合いの友人が来てくれる。
午後は2階から1階へ降りる階段の手すりのついてない部分をつける準備で介護の会社の人が来てくれた。
夕食のあとテレビをすこし見て、上へ行こうとしたらちょうどウサギの豆子が畳の上でオシッコをしてテイッシュで拭いていたら、郵便局の書留が来た。すこしは下にいるというおつげらしい。
30年むかしの雑誌『文化評論』を読む。非情におもしろく、有益。
午後は雨で、カミナリも鳴ったのでパソコン作業は中断。竜巻のおきた地域もあった。
過去現在未来のメモリーノート 73 真理がわれらを自由にする 20191110
「真理がわれらを自由にする」は国立国会図書館に掲げられた有名なことばです。ボクは歴史学者羽仁五郎さんの本で知りました。
現在、東京本館の目録ホールの図書カウンターに日本語で「真理がわれらを自由にする」と刻まれ、ギリシャ語で同じ文章が刻まれているようです。
このことばの出自は、1948年(昭和23年)に国立国会図書館法が起案されたころ、羽仁五郎さんが参議院議員で参議院図書館運営委員長だったので法律の作成に参加、前文に「国立国会図書館は、真理がわれらを自由にするという確信に立って、憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として、ここに設立される。」と書かれたことによるものです。
羽仁五郎さんは戦前の1920年代(かな?)にドイツに留学、ドイツ留学中にフライブルグ大学図書館で目にした銘文がもとになっているそうです。
これはキリスト教の「ヨハネ福音書」のなかの言葉です。ボクは昨日、福音書(岩波文庫)を読んでいて、この言葉を見つけました。
「多くの人がイエスを尾信じた。すると信じたユダヤ人に言われた、「もしわたしの言葉に留っておれば、あなた達は本当にわたしの弟子である。真理を知り、その真理があなた達を自由にするであろう。」」(p308、ヨハネ8・30~32)
キリスト教徒の中には、この言葉の意味が変わってしまったことで抗議している人もいます。全体がそうであるかは知りません。「ヨハネ福音書」から「国立国会図書館法前文」へ、「あなた達を」から「われらを」へ転換したことで「真理の意味」が変わってしまったんですね。
それは意味はそうだと思います。でも意義はボクは正しいと思います。
雨宮日記 2019年11月9日(土) やっと8月19日のビデオを創れた
だいぶ遅くなったが、8月19日の総がかり行動浜松のビデオを創った。約13分。たった13分だけど、創るのに疲れたあ。「ピース浜松」にアップ。
こんな涼しいときに真夏のビデオを創るのでみんな半袖、季節感の狂うことおびただしい。2ヶ月間、通常のビデオ編集ができなかった。
昨日の国会での共産党の田村智子さんの質問がおもしろかった。田村智子さんが安倍首相主催の「桜をみる会」について質問してるのに、安倍さんは2回も「セキュリテイがありますから」と答えずに逃げた。
過去現在未来のメモリーノート 72 コードネーム 20191108
最近、令丈ヒロ子さん著の『パンプキン ー 摸擬原爆の夏 ー』(講談社青い鳥文庫、講談社、2019年6月15日、新書版、121ページ、定価本体660円)という児童文学を読んだ。
そのなかにこういう文章がある。主人公の小学5年生の少年少女の会話です。
「「パンプキンにしろ、ファットマンにしろ、ふつう爆弾にそんな名前つける?」
「わからんなあ、アメリカンジョークちゅうやつちゃうか?」
「アメリカンジョークて!おもしろく爆弾落とされたら、たまらんわ!」
文句を言いながら、次々出てくるパンプキンについての説明を読む。」(p28)
パンプキンというのはアメリカが日本で落とした長崎原爆と同じ大きさと形と重量の通常爆弾。つまり摸擬原爆のことです。
アメリカ軍はこれをパンプキン(かぼちゃ)と名前をつけていたのです。これは「アメリカンジョーク」でも「ニックネーム」でもないと思います。
広島原爆を「リトルボーイ(小さな少年)」、長崎原爆を「ファットマン(太った男)」というのも同様です。
これはアメリカ軍の正式の名称「コードネーム」です。
今、ネットで「コードネーム」を検索すると「第1回 基本的なコードネームを理解しよう - ヤマハ」とか「楽典:コードネーム」という音楽の和音の「コードネーム」、英語で書くと「chord name」というのが出てきます。これではありません。
もうひとつの「コードネーム」、英語で書くと「code name」、こっちです。「コード code」は映画「ダヴィンチ・コード」のように「暗号」のことです。
たとえばボクの手元にある小山仁示/訳『米軍資料 日本空襲の全容 マリアナ基地B29部隊』(東方出版、1995年)では、のB29の「作戦任務番号第185号 日付 1945年5月28日」まで「コード名」がついている。
この日のコード名は「スターベイション(Starvation)№17」。5月29日以後は「コード名」がついていないのはなぜか研究したい。
つまりコード名というのは作戦内容が通信や文書で敵に漏れないように、聞いてもなんだかわからない名前をつけた軍事的なものだと思う。任務のあいまにおもしろがってつけたようなニックネームではけっしてない。
同様のことはアメリカの核実験の1つひとつに名前をつけているのもそうだと思う。
たとえば1954年3月1日のビキニ水爆実験を「ブラヴォー」というように。まだ、それが「コードネーム」だというアメリカ側文書をボクは見たことはないが。
「コードネーム」についての叙述は不完全だと思う.第二次世界大戦中のアメリカ軍の日本軍飛行機へのネーム付け、戦後のNATO軍のソ連軍飛行機へのネーム付けの問題も含まれると思う。
まだ未完。 20191108
雨宮日記 2019年11月7日(木) 映画「ジュブナイル」を視る
録画で映画「ジュブナイル」を視る。日本のSF映画で傑作。いずれ「本と映像の森」で紹介するつもり。
写真は散歩で撮ったススキの穂。
涼しくなったので、靴下の上に防寒カバーをつける。
雨宮日記 2019年11月6日(水) 8月の総がかり行動のビデオを作り始める
午前中にケアマネ会社が交替で引き継ぎに来る。新しいことろは前にやってくれていた旧知のところなので安心。前の方は、この仕事を休業するそうで、お別れ。さようなら。何年間か、ありがとうございました。
午後はビデオ作業。9月と10月のビデオ作業は被爆者の会60周年ビデオを作っていたので、かかれなかった平常のビデオ製作にやっとかかれる。
今日は8月19日の浜松総がかり行動のビデオを作り始める。荒造りをして約13分になる。次回に仕上げをして、予定では完成するはず。
戦争遺跡ガイドの資料原稿をつくる。A4版で、9ページ。カラーとモノクロが混在。もう少しつくりたいな。毒ガス部隊の資料とか。
雨宮日記 2019年11月5日(火) 停電、ブレーカー不良
5日の午前0時半ごろ、わが家の電気が消えた。ちょうど則子さんが目を覚ましていたので、気がついて1階へ下りて配電盤を調べた。中電の人がとんでいた。
中電へ電話して携帯でアドヴァイスを聞きながらいろいろやってみたけど、ブレーカー不良。
朝になって中電浜松へ電話して中電の人に来てもらう。中電の人がすぐ来てくれて、配電盤やなんかをいろいろ調べて結論は、断定はできませんがブレーカー不良じゃないでしょうか。電気工事士に来てもらったほうがいいです、という。
いつものW電気店に電話すると、W電気店は電気工事士でもあるという。すぐ来てもらい見てもらう。
ブレーカーを替えたほうがいいとなって、午前中終わり。いい天気なので、電気がつかないのは苦にならない。現在12時33分。まだいつ工事にかかれるか不明。
♪
午後1番で来てくれた。午後2時半ごろブレーカー交換完了。2万5千円也。則子さんと次女が偶然いてくれた時でよかった。昼閒のボクとお父さんしかいない時では、どうしようもないからね。
那覇の首里城は電気の漏電ではないかという説が出ている。わが家で漏電から出火とかしなくてよかった。
約14時間の停電でした。
写真は直す直前のわが家の古い配電盤。
雨宮日記 2019年11月3日(日) オンブバッタが生きている
昨日、鉢植えの草の上にいた同じオンブバッタが、まだいた。誤解している人がいるので書いておくと、オンブバッタは親子ではなくて夫婦です。
しかも下の大きい方がメスで、上のしがみついてる小さいのがオスです。
今日は近くにもう1匹、あぶれオス(これはサル学の用語)がきていました。
雨宮日記 2019年11月3日(日) 久しぶりに散歩
秋になってはじめての馬込川の散歩。
三浦橋の南側で大きなコイがたくさん集まっている。則子さんは「なんだろうね」と言うが、ボクは「たぶんメスの産卵でオスが精子をかけるために集まってきてるの」と言う。あくまでも推定です。
写真も撮ったけど、真上からでは、写真ではよくわかりません。
今日は三浦橋から北へ行く。カモが少し来ている。オオバンは、まだ来ていない。シラサギが2羽。アオサギが1羽。ウが1羽。アオサギの写真を撮る。
モズの声がかん高い。秋の花がきれい。
シジミチョウや黄色いチョウが飛んでいる。
新・本と映像の森 310 まるかわ『よろずの候(こう) 1』ウィングコミックス、2018年
新書館、11月10日、188ページ、定価本体630円。
妖怪と人間が共存する田舎の街。主人公たちの人間と妖怪のほのぼのとした関係をほのぼの描くコミック。
この街はなんと「静岡県・遠州地方」。遠鉄の電車や二俣線の森駅や阿多古川の風景が出てきて懐かしいです。
遠州弁がときどき出てくるのもうれしい。「しょんない」「やっきりする」とか。ちなみに遠州弁と静岡弁は、まったくちがうものです。
主人公はだいたい人間の若い女性がなるのもうれしい。
妖怪はどんなやつかというと。
化けネズミのチュージ。
北島家の田んぼの世話をする泥田坊。
阿多古川のヤマカガシ(つまりは大蛇か龍神?)の阿多古さま。
無精髭タヌキのヒロシ。
会陽山(えようざん)の主の孫である「坊」・・・・・・。
ところで会陽山(えようざん)ってどこにある山?