日本古代史9 「竹取物語」のかぐや姫と「古事記」のかぐよ姫
日本最古(?)の小説として「竹取物語」と主人公の「かぐや姫」は、誰でも知っているでしょうか。
知らない人もいるでしょうか。
この名前「かぐや姫」がどこから命名された名前なのか、ですが、私は、やはり、記紀=日本古代伝承・神話のなかにでてくる「天のかぐやま」からだと思います。
なぜなら、古代神話では、「かぐつちの神」は金属の神で、「あまのかぐやま」は金属を産出する山だからです。
これは古代神話を解釈した「通説」の「天の香具山」は奈良県飛鳥の「香具山」という通説とイメージがおおきく違います。
ぼくは、これはやはり通説より、古代神話自体の方が真実であり「あまのかぐやま」は金属も産出する火山のイメージであると思います。
かぐや姫という名前は、やはり、あの金属を産出する神聖な「かぐやま」を信仰する古代王朝の姫さまでしょう。
(この「かぐやま」がどこかは、別項で考えます)
竹取物語のかぐや姫は、生まれたときには輝く金に関係があり、そして月の夜に火山の富士山から天に帰って行くという、まさに金属と火山の姫さまです。
同時に、日本神話では影がうすい「月」と「夜」の女神であることは明瞭ではないでしょうか。
だって、かぐ「や」(夜)姫ですもの。
今日、書きたかったのは、「古事記」の出雲神話のなかに「かぐや」と似た名前の女神さまが出てくることです。
たぶん朝鮮からやってきたスサノオさんと結婚した神大市姫(かむおおちひめ)さんは、日本列島の縄文の神のたぶん主神であるオオヤマツミの神さんの娘です。
スサノオさんと神大市姫さんの長男が、大年神さんで、古事記の系図では、そういう日本と朝鮮の両方の血統を背負った由緒正しい神、大年神さんと結婚した女性が「香用比売(かぐよひめ)」です。
つまり「かぐやひめ」と「かぐよひめ」、1字しか違わないし、解釈すれば同じ「や(夜)」と「よ(夜)」ではないでしょうか。
今日は、疑問の提起にとどめて、日本古代の謎を、みなさんといろいろ考えていきたいと思います。
日本最古(?)の小説として「竹取物語」と主人公の「かぐや姫」は、誰でも知っているでしょうか。
知らない人もいるでしょうか。
この名前「かぐや姫」がどこから命名された名前なのか、ですが、私は、やはり、記紀=日本古代伝承・神話のなかにでてくる「天のかぐやま」からだと思います。
なぜなら、古代神話では、「かぐつちの神」は金属の神で、「あまのかぐやま」は金属を産出する山だからです。
これは古代神話を解釈した「通説」の「天の香具山」は奈良県飛鳥の「香具山」という通説とイメージがおおきく違います。
ぼくは、これはやはり通説より、古代神話自体の方が真実であり「あまのかぐやま」は金属も産出する火山のイメージであると思います。
かぐや姫という名前は、やはり、あの金属を産出する神聖な「かぐやま」を信仰する古代王朝の姫さまでしょう。
(この「かぐやま」がどこかは、別項で考えます)
竹取物語のかぐや姫は、生まれたときには輝く金に関係があり、そして月の夜に火山の富士山から天に帰って行くという、まさに金属と火山の姫さまです。
同時に、日本神話では影がうすい「月」と「夜」の女神であることは明瞭ではないでしょうか。
だって、かぐ「や」(夜)姫ですもの。
今日、書きたかったのは、「古事記」の出雲神話のなかに「かぐや」と似た名前の女神さまが出てくることです。
たぶん朝鮮からやってきたスサノオさんと結婚した神大市姫(かむおおちひめ)さんは、日本列島の縄文の神のたぶん主神であるオオヤマツミの神さんの娘です。
スサノオさんと神大市姫さんの長男が、大年神さんで、古事記の系図では、そういう日本と朝鮮の両方の血統を背負った由緒正しい神、大年神さんと結婚した女性が「香用比売(かぐよひめ)」です。
つまり「かぐやひめ」と「かぐよひめ」、1字しか違わないし、解釈すれば同じ「や(夜)」と「よ(夜)」ではないでしょうか。
今日は、疑問の提起にとどめて、日本古代の謎を、みなさんといろいろ考えていきたいと思います。
島根県口碑伝説集という本がありこれに東比田小学校長辻勝太郎氏の報告では、
「金気の元素神
能義郡(現;安来市)比田村西比田黒田、金屋子神社は金山彦命、金山姫命を祭る。古来金神様と呼び、其神体は金気の元素神として崇敬し、土砂の原料がかんなによるたたらに移され、まさこかね、あかこかねを溶解して、鉄ケラ(金へんに母)の状態を経過するは、全くこの神の霊妙力によるとせられ、日本国内の鉄山業者から古来信仰されている。」とある。つまり奈良と島根は昔は共通の文化を共有していたのかもしれません。