雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 3 恩田陸『蜜蜂と遠雷』

2017年02月23日 15時42分38秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 3 恩田陸『蜜蜂と遠雷』

 恩田陸/著『蜜蜂と遠雷』幻冬舎、2016年9月20日第1刷発行、507ページ、定価1800円+税

 3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台に、4人の16才から28才までの新進ピアニスト・コンテスタントたちの演奏と挑戦を描く。

 「芳ヶ江国際ピアノコンクール」というのは、実在します。というより「浜松国際ピアノコンクール」のことで、当然、会場は浜松のアクトシテイです。

 まあ、会場は、どこでもいいんですけど。

 この小説の主人公たち、ピアニスト・コンテスタントたちだけはなく、その周囲の撮影者、審査員、調律師などを含めて、音楽とは何か、音楽は人間とどのような関係を結ぶのか、演奏面での探求・切磋琢磨を描いています。

 それがメロデイまで聞こえそうなリアルさで描かれています。クラシックは大好きで、いつも聞いているので、それだけで最高です。

 第一次予選から第二次予選、第三次予選と本選、4回の審査を描いてゆきます。




 題名の「蜜蜂と遠雷」、「蜜蜂」は養蜂家の父についてフランスの自然のなかで育った日本人の少年・風間塵(じん)のことですよね。

 では「遠雷」は?

 物語のなかで明示されていないように思いますが、 ボクは、たぶん主人公のひとり,13才で母の死に直面しピアノを絶った、いま20才の女性・栄伝亜夜のような気がします。この物語のなかで、いちばん好きな主人公です。


雨宮日記 2月23日(木) 雨後晴れ

2017年02月23日 15時38分53秒 | 雨宮日誌

 雨宮日記 2月23日(木) 雨後晴れ

 朝は雨。毎月,来てくれるケア・マネージャーさんが午前9時に来てくれて、30分くらい、いました。

 そして10時から平和新聞の仕分け。則子さんは、平和新聞の配達に。

 午後は、日が差してきたので、則子さんは洗濯物を外へ出す。午後3時から、則子さんはおじいちゃんを病院へ連れて行く。いそがしい。