馬糞風リターンズ

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「 ハクソー・リッジ」・・・七月映画の会

2017年07月04日 | 映画
7月の映画の会はメル・ギブソン 監督の「ハクソー・リッジ」でした。月一度の老人安否確認の会のようなものです。




皆さんそれなりにお元気で家庭・家族も穏やかで心配事もなくお幸せの様です。また、老け込む事もなく孤立せずに社会との接点もありご活躍の様子、ご同慶の至りです。
「ハクソー・リッジ」と云うタイトルはHacksaw Ridge=弓鋸状の崖なのだそうです。沖縄戦・浦添村での戦闘でアメリカ軍が上陸作戦を行った「前田高地の戦闘」が舞台となっています。
白兵戦の描写が気分が悪くなる観客が出るほどリアルすぎてクレームがついたそうです。
 戦争映画と思いきやメル・ギブソン独特の信仰を問う宗教映画でした。主人公デズモンド・ドスが子供の頃、誤って殺人をしそうになりその時、「殺人をしてはいけないこと(汝、殺す無かれ)」 十戒の張り紙が映ります。詳しくは分かりませんがNo.6となっていましたからプロテスタント系統の信仰者なのでしょうか?カトリックならNO.6は「姦淫してはならない。」で「殺してはならない。」はNO.5のはずですが・・・。また、デズモンド・ドスは安息日に強くこだわります。彼は土曜日を安息日とすることを要求します。これもユダヤ教の安息日は土曜日とする旧約聖書を重視する信仰に近いように思います。
 信仰を問う映画と分かって観ると、以前観た「沈黙」同様誠に退屈な映画で、オカルト教団のカリスマの狂信的な説教を延々と聞かされる辛さに似ています。
実在のデズモンド・ドスの信仰心や彼の行った行動を批判・非難をしているわけではありませんから誤解のないように念のために。ただ、当ブログは彼にシンパシーを感じることはありません。



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