馬糞風リターンズ

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「男はつらいよ」寅さんの恋人リリーの本名は???

2012年07月25日 | 映画
梅雨も明け、糞暑い毎日。寒いのは幾ら寒くても凌げるのですがこの蒸し暑さは我慢できない。
暫くは「夏眠」して堪忍ぶより仕方がないようです。家中のシャッタを降ろしクーラーをガンガンに利かせてゴロゴロする毎日です。
目の調子が悪いので読書もできずテレビの番人をしていますが、そのテレビも「いじめ」「原発事故」「脱泡ハーブ」「子どもの虐待」など見ているだけでストレスが溜る一方。スカート野球中継でもと思えば「ダメ虎」のテイタラク・・・。これでオリンピックの特番でも入れば観るものもなくなる始末。

「男はつらいよ」と言えば浅丘ルリ子が演じる売れないドサ廻りの歌手「リリー」です。

寅さんにとって運命のヒロイン「リリー」が登場するのはシリーズ第11作目「寅次郎 忘れな草」

寅さんとリリーの出会いは、網走に向かう汽車の中です。物思いにふけり何と無く涙ぐんでいるように見える一人旅のリリーが気にかかる寅さんです。
 橋の袂でレコードを売っているところにリリーが通りかかります。「私もレコード出したことあるのょ」
寅さん記念館にはそのレコードが展示されているそうです(冒頭の写真)。

リリーの名前は???と興味がわきました。当時はどんな地方都市にもあった場末のキャバレー。リリーが出演しているキャバレーのショータイムの告知。ここには「ストリップショー ローズ。モンロー」と「テイチク専属 リリー松岡」とあります。
松岡と云う姓は本名なのか? そして名前は?

リリーが母親にお金をせびられ母親が営む飲み屋に出向いたところ。2階から母親が「キヨコかい」と声を掛けます。

寅さんがもぬけの殻になったリリーのボロアパートの部屋を訪ねます。柱に紙に「松岡」と書かれた名札があります。
ですから「松岡」は本名と思われます。

例によって一騒動が終わりヒロインのリリーは毒蝮三太夫演じる寿司職人と結婚し、寿司屋を開きます。
屋号は「清寿司」で「キヨコ」の「キヨ」からとった名前です。
と言うことで「キヨコ」は「清子」で決まり。リリーは「松岡清子」と言うことになります。
 

因みにサブタイトルの「寅次郎 忘れな草」は、リリーが柴又の団子屋「とらや」の縁先に置かれた鉢植えの花の名前を「忘れな草」と教えられた事に依ります。
 リリーが別れ際、満男の頬っぺたにキスをします。リリーは48作中4作に出ています。最終の48作「寅次郎紅の花」で成人した満男と再会します。満男はリリーを覚えていませんでしたが、寅さんが「お前、リリーに風呂に入れてもらいチンチン洗ってもらったんだぞ・・」とあります。しかし、リリーの入浴シーンは在りません。
また、リリーの母親は車椅子で老人ホームで生活する設定で48作に出てきます。


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