里の部屋

日々思ったことを綴っていこうと思います。

帰り道での光景

2009年11月21日 | 日々のつぶやき
今日5時に教室を終わって、帰る時、 が、停留所に頭の部分だけ入れて、長い車体の殆どは、斜めになり、左側の車線をふさいだ状態で止まっていました。

その状態で、 を利用する人は、乗ったり降りたりされていた。

この は、何という止まり方をしているのだろうと思いました。

よく見ると、バス停に車が止められていて、丁度停留所に を止めることが出来なかったようでした。

止めてはならないバス停に車を止めていた人が、勿論悪いです。

しかし、なぜ は、止めてある車の後ろに、まっすぐ止めなかったのでしょうかと思いました。

止めてはならないところに止めていた車への抗議なのでしょうか?

この光景を見たとき、数日前に聞いた話を思い出しました。

私の知っているご夫婦が、商売をされていましたが、ご主人が、数年前に、目の病気になられ、人生の途中で全盲になってしまわれた。

商売はやめて、奥さんは働きに出られ、ご主人は、ヘルパーさんに付き添って貰って、ライトハウスへ、日常の生活に必要な訓練を受けるために通われました。

そのうち、訓練もだいぶ進んで、ヘルパーさんなしで、 に乗ってライトハウスへ一人で通えるようになり、今では、もう月に一回程度の訓練になったそうです。

その訓練を受けに行った帰りに、ライトハウスのすぐ近くのバス停から、 に乗って帰ってこられるのです。

ところが、ある日、奥さんが仕事から家に帰ると、もう帰ってきているはずのご主人が、まだ帰ってきておられなく、あわてて、ライトハウスや、 会社に電話をされていたら、その時、ご主人が、無事に帰って来られたそうです。

ご主人に、遅かった訳を聞かれると、ちゃんとバス停で を待っておられたそうなんですが、バス停に車が止まっていたため、 が、バス停から離れたところに止まって、ご主人は目が見えないため、 が来たことが解らず、乗りそこなったそうで、道行く人に教えてもらって、次の で帰って来られたとのことです。

このご主人だけでなく、 が、上手にバス停に止まってくれれば、バス停で待っている人は、車道よりバス停のある歩道が高いので、 に乗る時、一段目のステップの高さが楽になり、乗りやすくていいそうですが、足腰の不自由な人や、お年を召した人が、バス停から離れると乗れなくなる人がおられ、困られるとの話も聞きます。

何もハンディがない人は、何も考えずに、ほんの少しの間だからと安易な気持ちで止めてはならないバス停に車を止めるのは、やめて頂きたいと思います。